ハイジ(71)
——————————【71】—————————————————
„ Du armes Schneehöppli du”, sagte Heidi und
drückte das Tierlein zärtlich an sich. „ Aber jammere
jetzt nur nicht mehr so; siehst du, ich komme nun
jeden Tag mit dir, dann bist du nicht mehr so
verlassen, und wenn dir etwas fehlt, brauchst du nur
zu mir kommen.”
———————————(訳)——————————————————
「まあかわいそうな『雪跳びちゃんね』、とハイジは
言いました.そしてその子をぎゅっと抱きしめました.
「でもこれからはもう悲しい思いをしないでね;いい?
私が毎日あんたと一緒に来てあげる.だったら、あんた
ももうひとりぼっちじゃないでしょ.そして何か具合の
悪いことがあれば、私のところに来さえすればいいのよ.
———————————《語句》——————————————————
du:(間投詞)まあ、あなたったら!なんて~なのよ!
(文法上は人称代名詞2人称単数主語ですが「君」と
いう意味ではなく、この次の形容詞や名詞を感嘆す
る.悪い意味でも用い、du のあとに相手をけなす
言葉も置く.たとえば、Du Dummkopf ! このばがが!)
armes Schneehöppli:可愛そうな雪跳びちゃん
(「貧乏な雪跳びちゃん」にもなるが、状況次第です.)
drückte:(過去3単)<drücken (他) 押す、押しつける
jn, an sich⁴drücken / 人⁴をぎゅっと抱きしめる
und (Heidi) drückte das Tierlein zärtlich an sich.
そして(ハイジは)その子(動物)を情愛をこめて
抱きしめた.
zärtlich:(形) やさしい、愛情のこもった、情愛の深い
情愛たっぷり
jammere:(du に対する命令形)<jammeren (自)
悲嘆する、哀泣する、泣く
verlassen:(形) 見捨てられた、寄るべない、孤独の
頼るあてのない、寂しい、人の住まない;
<verlassen:(他) 立ち去る、見捨てる
fehlt:(3単現) fehlen (自) 足りない、 具合が悪い
brauchst:(2単現) brauchen (他) 必要とする
zu 不定詞と共に:(nurの他、否定語とともに)
(nur + zu 不定詞=しさえすればよい)
(nicht + zu 不定詞=~する必要はない)
Morgen brauche ich nicht zu kommen.
明日私は来る必要がない.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます