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カルハ染織研究室

染め紡ぎ織りの日々と田舎の暮らし
E-mail:karuha.dw@gmail.com


毛糸を自分で作れる喜び☆

2019年06月11日 | ワークショップレポート
 
「手紡ぎの時間」という講座を今年の4月より開講していて
 
昨日はその3回目でした。
 
前回まではスピンドルの使い方やコツをお伝えしてきており、
 
この日は紡いだ糸を蒸して仕上げるのと、糸や毛を染める内容でした。
 
 
 
まずは蒸すために木枠に巻き取りました。
まだ撚りが戻るので糸としては未完成です。
蒸したら冷まして、次は枷をとって糸の全長と重さを記録し、番手を出します。
 
最後に毛糸玉にして完成です。
 
 
 
できたてのホカホカ糸
どの糸もボリュームはあるように見えますが、
とても軽い!
 
優しく優しく紡がれたのがよく分かりました。
 
私自身、小さい頃から
手芸屋さん行くのが大好きで毛糸を買っては編んだり織ったりしていました。
 
毛糸を自分で作れる手紡ぎ、ということに出会ってからはもっぱらそれのトリコです。
 
 
 
 
 
 
同時進行で染めを楽しみました。
 
 
糸や原毛、Tシャツなどを染料を各々ブレンドしての染色です。
 
 
 
 とてもステキな色に染まっていました。
 
 
 
 
カルハ染織の講座やワークショップでは、
参加される皆さんが好きなものを持ち込み、好きなように染めたり織ったりできます。
 
決まった道具を買っていただく必要もなく、お持ちの道具や手作りの道具を使います。
貸し出しできる道具も多数あります。
 
 
型にはまらず、実験的にいろいろ試してみたい方や、リメイクなどに挑戦してみたい方はぜひご参加ください。
 
 
 
7月期は北上教室と盛岡教室で合わせて5講座開講します。
 
 
盛岡教室…………………………
 

 

 
 
 
 
北上教室…………………………
 
 
 

 

 
 
 
 
講座では、皆さんのやってみたいことを
どんどん取り入れて進めていますので是非お気軽にご参加ください!
 
キャンセル待ちの講座もありますが、なんとかしますのでまずはお申込みしてみてくださいね!
 
 
 
 
 
 

黒豆で染めた糸、デビュー☆

2019年05月23日 | 納品・出店・ワークショップ情報

すっかり時間がたってしまったのですが、

手紡ぎ糸のご注文をいただいており無事、

お届けすることができました。


今回は、青、緑、黄、紫、灰、白。
これらの色を中心にとのご依頼です。



黒豆は鉄媒染。紅茶は鉄媒染とミョウバン媒染です。



白は何種類かを糸巻きに。



出来上がった糸をグラデーションに並べて巻き直す時は至福のときです。

この糸がステキな作品になって世の中に存在しているのだろうと思うと、嬉しくてまらないのです。


ご注文ありがとうございました!

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ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
E-mail:karuha.dw@gmail.com

この布を使って何かしたい、この原毛を糸にしたい、毛糸を染め直したいなど、なんでもご相談ください。




織生地は小物へと、最近の北上教室

2019年05月18日 | 皆様の作品
ご覧いただきありがとうございます。
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ワークショップや染織についてお気軽にご相談ください。ご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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写真を撮りたいだけ撮らせてもらってます。

面白いですよ、皆さんの作品。今回は北上教室の皆さんの作品です。現在、6名の方が受講されています。





小さい枠で織った生地を立体に縫い合わせてかわいいコインケースに!



キラッとする金具が入るとゴージャスな雰囲気を感じます。







こちらは経糸は刺繍糸にしたそうです。
うまく解けてフリンジも自然です。
裂き織りのこのコースターは…


もとは白い手ぬぐいでした。
染めてでた色の重なりがまた素敵でした。











こんな風にキレイに染まるのがすごい!
色が濁らずパステルカラーです。





そして織った生地がバックのポケットになりました。








こちらは、超、超、超大作です。
2枚分の生地を織り上げました。
これから2枚を縫い合わせて大きな一枚ものにします。楽しみ!








緯糸がふわふわで北欧デザインのようなこちらの生地。バックの予定でしたが、あまりにもふわふわで気持ちがいいのでスヌードもいいかも、とみんなで思案しました。




まだまだあるんですが、今日はこのくらいにて。
現場からは以上です!




今年もやります!藍育て

2019年05月09日 | 藍の栽培・加工・染色

モサモサ、モサモサ…

そんな音が聞こえてきそうです。



毎年違うやり方で蒔いており、

今年はポットに厚めに蒔いてまず芽出しをして

それから小さいポットに植え替える予定です。

たまに目をやると

双葉がパッと開いて

種の殻から飛び出す瞬間にお目にかかれます。



一つのポットだけ、一週間ズレて蒔いたのですが、

蒔いて12時間後にもう双葉が出ていました。

あまりにも早いのでトトロが来たに違いありません。

あと一週間はこのままの予定です。


ハーブとスパイスで染める

2019年05月08日 | カルハ染織

タラの芽、皆さんは食べましたか?
私は、天ぷらや酢味噌和えにしていただきました。

旬の物は旬にいただくのが一番だなと思います。



この仕事をしているとどうしても

濃い色をした茹で汁をみすみす捨てるわけにはいかず

精錬してあった綿のコースターをちゃぽんと…



ミョウバンで媒染と染色を繰り返してみました。

一番手前がタラの芽染めです。



他にも黒豆やハーブティ、ウコンでも染めてみました。

染めるために染料を買ってもいいのですが、

料理の最中に生まれた色を染めるのもまた楽しいものです。

茹で汁は長く置くと、腐敗しますので

染める材料を予め用意しておくといいです。

その時は精錬を忘れずに。

精錬についてはまた別に書きます。


ハーブとスパイスの染めの講座を

NHKカルチャーセンター北上教室で7月期に開講予定です。


お気軽にお申し込みください。

オリジナル毛糸のコレクション

2019年03月04日 | 皆様の作品
NHKカルチャーセンター北上教室にて、
毎月、第一月曜日、第三月曜日は手織りの講座を開講しています。

手織りの講座ではあるのですが、一度は染めを行う日を設けており、

思い思いに毛糸や綿糸を染めて、
織に活用しています。

受講生さんがこれまで染めたカラフルな糸を毛糸玉に仕上げて並べてみました。



染めはその人にしか出せない色というものが感じられるので楽しいです。

何回染めても好きな色、見たい色は変わらないものなのかもしれませんね。



ソラを染める、織る③

2019年03月03日 | ワークショップレポート
早いもので3月。

ソラを染める、織る のワークショップもラストの回です。

みなさん、コツコツ織り進めていらっしゃいました。



糸端の処理や房の処理をしていきます。





モチーフにした写真はこちら↓




スッキリするとステキな作品が!




こちらも模様が徐々に織り出されていきます。


モチーフにした写真はこちら↓



染めた糸のグラデーションが繊細な模様となって現れました。
円はとても細かく織らないと出てこないのですが、初めてとは思えない出来栄えです!

この織木枠では袋状のものを織ることもできますので、今後のみなさんの作品も楽しみです。
受講いただきありがとうございました!



追記

完成したとのことで後日見せてくださいました。



下の木のところも細かく織っていて丁寧に表現されています。
木枠で細かく織るのは大変だったと思います。お見事です!


小さな織り生地から広がる大きな世界

2019年02月18日 | 皆様の作品
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NHKカルチャーセンター盛岡教室と北上教室の織りの講座の受講生の皆さんの作品です。

どちらも小さな織枠で作られたものでとても表情豊かでステキです!





ご自身が紡いだ糸で織った生地。
ベストに仕立てたとのこと。
すごく軽くて柔らかい、そして暖かいのです!
白糸のステッチが効いています。






ポップな組み合わせですが色にまとまりがあって可愛らしいです。
なんと袋状になっていて手を入れても暖かい!






こちらはセーターを解いてその糸で織ったそうです。
色や織り方には春を感じさせる軽やかさがありました。







柄が合うように縫い合わせてバックに仕立てたとのこと。
糸の色が変わるのを合わせてあって、万華鏡みたいに美しくそれでいてスッキリしています。




小さな一枚の織り生地がこんなにも可能性があり、面白いということをいつも皆さんから学びます。


次作が楽しみです!

ソラを染める、織る②

2019年02月03日 | ワークショップレポート
2回目のソラを染める、織るの講座。

前回染めた糸が乾きました。



かせを玉巻き器で毛糸玉にします。

くるくる……




お二人の染めた糸と元の写真を並べてみました。






足りない色糸を探しながら、台紙に糸を巻きサンプルを作ります。



この糸で後半は織り始めました。

参考に引き返し織や綴れ織をご紹介しました。

次回は1か月後です。

ソラを染める、織る

2019年01月27日 | ワークショップレポート


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今更ですが、

今年もよろしくお願いいたします!


今日はNHKカルチャーセンター北上教室での講座の日でした。


「空(そら)を染める、織る~木枠で織る小さな織物〜」

というタイトルで、好きな空の写真をもとに糸を染めて、小さな木の枠で織りの作品を作る内容です。

その1回目の今日は

写真のトリミングや色の抽出とそれを基にしての毛糸染めです。




写真のどの部分を参考にするのかトリミングしてみます。





染料のボトル。ブルー2種類、レッド2種類、イエロー、オレンジは1種類です。




写真のようなオレンジを目指してオリジナルブレンドです。




次回は染めた糸で織っていきます。

手ぬぐいリメイクがアツい!

2018年10月15日 | 日記
最近、手ぬぐいを活用したきんちゃくをいただくことがあります。

これが、すごくステキなんです!



こちらは染めの講座の受講生の方から頂きました。
草木を煮出す際の袋にどうぞ!と、
くださったのですが、あまりにもステキだったので日用品を入れて使わせてもらっています。

さて、なんて書いてあるでしょうか?
ヒントはあるスポーツです。




こちらはAKI&EMIKOさんから頂いたきんちゃく。
以前から我が家から出た手ぬぐいを引き取って頂いており、その時の手ぬぐいを使って仕立てていただきました。



こちらは…



私もやってみたくなり
うちにあったもので早速作ってみたものです。

青地の色味となんといっても
このランニングマンがいい!



偶然にも青地に白文字の手ぬぐいが
もう一本ありましたので、
その生地を底のマチ部分に足し、
青地の部分で紐を作ってみました。


あとは、同じデザインの手ぬぐいがたくさんあったので
藍で染めてみました。


この手ぬぐいは青と緑と黒の3色しか入ってないので
藍染でもキレイに色が残るのではと思ったのでこれにしました。

あとは、また出てきた湯気がかわいい手ぬぐい。松のぼかしもキレイです。




こちら2枚はAKI&EMIKOさんへまた託したいと思います。


そして今日は織の講座でした。
受講生さんが織った生地で手提げを作ったと、見せてくださいました。



バイアス織の生地をつなげたそうで、
一枚一枚の織生地がとても丁寧でしっかりしてます。

なんと裏地は…

手ぬぐい!


しかも、この手ぬぐいは私の母校の記念のものでございました!

なんだかカンドー!

古い手ぬぐいの面白さにすっかりハマってしまっているこの頃です。


藍染通信講座の琉球藍

2018年09月26日 | 藍の栽培・加工・染色
藍染通信講座を受講しており、

5月の末には琉球藍の苗が送られてきました。

講座はこちら
藍染通信文化講座






こんな封筒に入って。

開けてみると、



ちょこんと可愛らしい苗がー!

素焼きの鉢に植え替え、
挿し木をして増やしました。

以外にも直射日光には弱いらしく、
半日陰の玄関でぬくぬくと育ちました。






挿し木がうまくいきました。

放っておいたのただただ葉が育ち
鉢が隠れてしまうほどになりました。

葉だけ摘んでみると
もはや観葉植物のような固さになっていました。
素手で葉を揉んだところ手が青くなったので色素は入ったようです。

今年はまずは種を取ること第一にしたいと思います。

どんな花か楽しみ!

藍の花と稲刈り

2018年09月23日 | 藍の栽培・加工・染色
藍の花が咲き始めました。

季節の進みに焦ったりもします。



そして、我が家の稲刈りも本格的にスタート。

雨が降り、水たまりの中の稲刈りです。


無事終わりますように!

染めと手織りの美しさかわいらしさ

2018年09月21日 | 皆様の作品
夏が終わった!

夏には夏の色が染まり、
夏にピッタリの素材が選ばれます。


講座を受講されてる皆様の作品です。

キラキラのラメの糸が織り込まれてて、
シャキッとした手触りが気持ちよかったです。




きれいなグラデーション!
今年の夏は海に行かなかったなー、
そんなことを思ったりしました。


蒸して染色しました。
こんな浴衣があったらいいのに!


たくさんの鮮やかな色が並ぶと
私は嬉しくなってしまいます。
目が喜ぶのがわかります。

そろそろ自分の作品も…
と思う秋の始まりです。


藍の葉を乾燥させるには

2018年09月18日 | 藍の栽培・加工・染色

近年、晴れの日が続くことが当たり前ではなくなったように思います。

稲刈りを目前にして、毎日天気予報を真剣に見ている我が家です。

藍の葉の2番狩りですが、台風や自分の無精もあり刈れないでおりました。

先日、もうなんともならないので茎はそのままに葉だけ摘み取りました。

そしてタライの中でなるべく揉み、炎天下のアスファルトに直接広げました。



石など入るので広げる前に、ほうきで掃きました。

確かによく乾く。

もう花も咲き出したので、種を取って終わりにしようか、もう少し粘ろうか、少し様子を見ています。