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カルハ染織研究室

染め紡ぎ織りの日々と田舎の暮らし
E-mail:karuha.dw@gmail.com


小さな織り生地がとんでもないものに生まれ変わっていた!

2020年09月30日 | ワークショップレポート

本日は昨年おじゃました黒岩地区交流センターさんからお声がけいただき、
木枠織の作品のブラッシュアップとアレンジの講座を実施してきました。

木枠織りをご紹介してはや1年…

小さな織り生地は、姿形を変え、

服やマフラー、帽子、バックなどに生まれ変わっていました。
















もっとたくさんの作品があったのですが、
興奮のあまり写真を撮ってませんので、
ぜひ11月7日の文化祭での展示をご覧ください。

説明書や図案がある訳ではなく、
繋ぎ方や仕立ては皆さんがそれぞれ考えて作り出したものです。

思わぬ発見がありとても勉強になりました。

生地を作るというところまでは同じでも、
そこからこんなにも発想が広がり個性がでるんだなぁと感じました。

私は織り生地2枚を使ってがま口に仕立ててみました。楽しかったです。

文化祭まであと1ヶ月あるので、皆さん更に磨きをかけてくるとのことでした。

文化祭も楽しみにしています。


意を決して、蒅をしこむ2020.8

2020年08月23日 | 藍の栽培・加工・染色


ご覧いただきありがとうございます。
カルハ染織は岩手で染め・織り・つむぎを中心に制作とワークショップなどの普及活動をしています。

ワークショップのご依頼や糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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たぶん、3年ぶりの蒅作り。
前回はハエがたかってしまい泣く泣く山へ帰したのでした。
8月20日は暑い!とのことだったので
思い切って蒅を仕込むことにしました。

蒅作りには乾燥藍が沢山必要です。

目標は最低でも3kgでしたが、2〜3年で
用意できたのは2kgほどでした。





一年経つと発芽しないと言われる藍の種は、飽きっぽい私に種を撒き続けるという
継続した仕事をもたらしました。
少量ですが、ここまで続けられたことに感慨深いものがありました。


バケツから溢れる乾燥葉。





1.3倍の水と合わせながらバケツに入れていきました。
2.6Lの水をお椀ですくいながら少しずつ入れました。





するとバケツの半分ほどになりました。
水と合わせる前に葉を細かくするのですが、あまり細かくできませんでした。
ただ、乾燥する段階で生のうちに揉んでいるので一つ一つのかけらは小さかったです。
特に古いものは一部、粉になっていました。


翌日のバケツの中心部の温度は40度をこえていました。




これ以降も、朝晩混ぜて音頭を測りましたが、40度を超す温度は計測できませんでした。

3日経った今日、心配になったので
ひとまわり大きいバケツに湯を張り
蒅を仕込んだバケツを付けてみましたが、
果たして発酵が進むのかわかりません。

臭いは強くなってきましたが、アンモニアまではいかないのでもう一晩やってみようと思います。



藍の一番刈り2020夏

2020年08月13日 | 藍の栽培・加工・染色


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ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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定植が6月末だったため、
今年の藍の一番刈りはお盆頃となりました。








花芽もついてきました。
暑いけど、刈り取りと乾燥をがんばろう!

今は座敷でゴロンとしてブログ書いてますが…




萎びてくると葉を茎から取りにくくなるのでここは早くやる必要があります。

ばあちゃんが手伝ってくれてとても助かりました。

乾かしていたら気持ちいい風が吹いて、少し飛ばされてしまったのは残念でした。

岩手の山間で育てた無農薬の藍です。
乾燥藍の状態で販売をしていますので、
藍染めにお役立てください!

Instagramのプロフィールにショップのリンクがあります




風になびく藍染さらし

2020年08月03日 | カルハ染織
今年は義理の両親に甘え、藍を植えさせてもらいました。

姪っ子や甥っ子にも手伝ってもらいながら、ポットに植えていたものを植え替えました。

日照も少なく出来は良くないなと思っていましたが、8月に入ってようやく緑色になってきました。






自然の中で藍染の布はとても馴染み
生き生きして見えます




畑から生まれる青は
再び風になびいて気持ち良さそうでした。

販売もしてますのでお気軽にお尋ねください。



板締め絞り

2020年07月31日 | 日記

今年は真面目に板締め絞り用に板を作りました。
その他は気の向くまま、手の動くまま






染めてみると、青いおにぎりが!




開くときが面白いけど、このフォルムのなんだかすてき

洗って干した完成品はまた後ほど!



手紡ぎ糸できました。

2020年05月24日 | 納品・出店・ワークショップ情報



ご注文頂いていた手紡ぎ糸が出来上がりました。

今回はスピンドルで紡ぎました。





オレンジ系とイエロー系をメインとのことでしたので、混ぜて紡いでみました。

無事お届けできてよかったです。
ありがとうございました!




芽が出てきました

2020年05月18日 | 藍の栽培・加工・染色
今年の藍は控えめに素焼きの鉢に撒くことにしました。

種を厚めに撒いて、水をやりレジ袋をかぶせておきました。一週間くらいで発芽が始まり、今はこんな感じ




もう少ししたらポットに移植して畑へ植える準備に入ります。

できれば5月中には植えたいです。


当面、休講とのことです

2020年04月09日 | 日記


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織りの講座を企画させて頂いておりますNHKカルチャーセンターよりお知らせです。

当面、全国の教室で開講を見合わせるとのことです。

お申し込み頂いた皆様ありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしてます!




お久しぶりです!私は元気です!

2020年04月03日 | 日記



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ブログを書くのは本当に久しぶりです。
私はといえば昨年末、無事に娘を出産し楽しくやっております。とにかく1日があっという間に過ぎます。不思議です。


まずは、3月の講座をお申し込みくださった皆様。開講できずにとても残念ですが、また機会ありましたらばぜひよろしくお願いします。お待ちしています。

今のところ4月の織の講座は開講する予定です。

→4月期は中止になりました。お申し込み頂いた皆様すいません!

以下はリンクです。



私自身、なかなか織りや紡ぎが手につきませんが、こんな世の中ですので、ハンドメイドで過ごす時間は最高です。


手なぐさみに余り毛糸を使って食器洗い用にたわしをあんでみました。

今までは市販のスポンジを買って使っていましたが、プラスチックフリーを心がけるようになりヘチマで食器を洗っています。

これが気持ちが良くて今年はヘチマを育ててたくさん作りたいです。




いろんな色も明度か彩度が近いとケンカしないと思っていて毛糸を選ぶ時に少し気にします。
(今回は余り毛糸なので適当です。)



はた結び。結び目が後で解ける厄介です。


輪編みでメリヤス生地に


最後は針であわせておしまい。


ハンドメイドは昔と比べてなんでも材料が揃い、表現の幅も広がりましたが

あるものでやる、これも面白いものです。



木枠織の教室

2019年11月06日 | ワークショップレポート

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 10月末、木枠織教室という事で、
黒岩地区交流センターさんからご依頼いただき、
ワークショップを開催してきました。

2回の講座で、織り方と縫い合わせ方や仕上げを学びます。












こちらは材料に染めた毛糸たち



20センチ程度の小さな織生地を作って
好きなように組み立てたり、飾ったりして楽しみます。

織り方は最初戸惑うこともありますが、
数をこなすうちにスイスイとできてくるから不思議。

毛糸も違う色を組み合わせて使うと、また面白くなります。
この方法なら細い毛糸なども活用できます。
ほかに、布を裂いて織っても楽しいです。


参加者のみなさんの作品。







短い時間でしたが、あとはそれぞれのペースで楽しんでいただけたら良いなと思います。

ご参加いただきありがとうございました。



杉澤ピアノ調律所さんの「長めの手ぬぐい」

2019年10月02日 | 皆様の作品


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先日、藍染のワークショップを開催させていただいた杉澤ピアノ調律所さん。
店主の杉澤さんにもご参加いただき、
その時染められた藍染の手ぬぐいが販売されています。

杉澤さんが自ら一枚一枚、
絞りの模様やグラデーションを染め分けています。

藍には防虫効果を期待できるので鍵盤カバーにもってこいなのだとか。

下は杉澤ピアノ調律所さんのインスタのリンクです。


生地も良いものです。気になる方はお早めにどうぞ〜

その時のワークショップの様子はこちら↓





藍染ワークショップ

2019年09月26日 | ワークショップレポート
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久しぶりに藍染のワークショップを開催しました。

今回は杉澤ピアノ調律所さんのレンタルスペースをお借りしました。



自由に染めたいものをお持ちいただき、

染めました。

素材によって染まり方がいろいろなのが面白いです。












用意した藍染液には、少しですが先日畑で刈った藍から抽出したものを加えることができました。

畑からこんなに美しい青が生まれるなんて
神秘的です。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


時期を過ぎた藍。刈り取りから乾燥まで。

2019年09月14日 | 藍の栽培・加工・染色
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今年の藍育てはあまりうまくできませんでした。

天候のせいではなく、単に私の管理が良くなかったからです。

畑に植えるのも遅かったので、例年だと二番刈りをする頃なのですが、

まだファーストも刈っていない!


それでも育ってくれた藍。

8月19回




花もつき始めてきたのでこの頃刈り時だったと思います。

そこからなかなか手をつけられず昨日…。

9月13日



花も大きくなり、葉が黄色く見えます。

さっそく鎌でタライにひとつ分刈り取り
葉と茎を分けました。





矢印の部分は乾燥させても残るので
この段階で混ぜないようにします。



こんな風に残してもいいし、
先にこの部分を取ってしまってもOKです。

根元の方には枯れた葉や黄色くなった葉が多いのでそれも混ぜないようにします。



葉だけになったら揉みます。
揉まずに乾燥藍としても、OKです。
私は発酵させたいのでこの段階で酵素との反応が必要ですので揉みます。




ザルに擦り付けるように揉みました。

揉む前


 
揉み後
↑もっと揉んだ方がいいのですが、時期を過ぎてるため硬くて大変…

そしてアツアツのアスファルトへ


右側のが先に干したもの。左側が揉みたて。

時間が経つにつれ濃くなっていっています。

あとは乾いたら紙袋などで保管。

これが案外乾きにくいので、混ぜるなどしてうまく乾かしてください。

まだあと半分あるのでもうひと頑張りです。



工夫することの大切さ。自分が使いやすい物を見つけること。

2019年09月03日 | 皆様の作品

すっかり涼しくなった今日この頃です。

先日、受講生の方がとても小さなシャトルをお持ちだったので

どこで入手したのか教えていただくと

ひとつひとつ、ご本人が手作りされたものとのことでした。




(写真だとサイズが伝わらないですね…)


これらはみんなアイス用の木のヘラで作ったそうです。

だからとても小さくて薄い。
だから小回りが利く!

とても感心しました!モノが溢れる時代だからこそ、道具や材料を工夫して生み出すことって忘れがち。大事なことはこれだ!
と思いました。



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当方の講座では、決まった道具や材料をご購入いただく必要はありません。

既にお持ちのものを活用することや、
織りや紡ぎ道具を作るところからでも学べますので、ぜひ、ご参加下さい。






ハーブ&スパイス染め レポート

2019年07月15日 | ワークショップレポート
 ご覧いただきありがとうございます。
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ワークショップはご予算やご希望に応じて内容は毎回組み立てています。糸や生地、道具のオーダーもお待ちしています。
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涼しい7月です。
 
7月には2回連続講座で
ハーブとスパイスを使った染めの講座を開催しました。
 
地元で買い求めやすいハーブとして、
ローズヒップとハイビスカス、マテ茶、ペパーミントなどを用意しました。
 
ハーブによっては高温で色が飛んでしまうものもあるので
調べながら進めました。
 
まずは水抽出やアルカリ抽出で色素を取り出します。
 
 
 
この時点では濃いのですが、なかなか染まらないのが現実です
 
今回は牛乳や豆乳を染み込ませた布を各自用意していただきました。
 
 
 
初日はあっさりめに染まりました。
 
 
 
2日目はシソ、玉ねぎの皮なども加えパンチの効いた色たちが集まりました。
 
 
前回あっさり染まったマテ茶やローズヒップとハイビスカスにもリベンジ
 
 
 
酸性で抽出するかアルカリで抽出するかで
こんなにも色の幅が広がるとは!
 
 
こちらは安定の染め上がり
玉ねぎの皮
 
 
媒染を使い分けてみました。
 
シソもピンクになりましたが、乾くとどうなったのでしょう?ぜひ見せてくださいね!
 
濃く染まることにあまり期待せず、身近なもので染めてみるといろんな発見があり、面白い!と思ったハーブ染めでした。
 
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 
 
追伸
シソで染めたシャツはほとんど色落ちしてしまったとのことでした。鉄媒染だと染まる可能性がありますが、あの鮮やかな紫色が消えてしまうのが悩みどころ
 
その後、ご自宅で染めた糸を見せていただきました。
左からローズヒップ、ハイビスカス、マテ茶です。
並べるととてもきれいです。
 
 
見ていて飽きない癒しの色でした。