ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

自作のスズメバチトラップを実験

2023-05-14 | ワイン農家

4月上旬、畑にスズメバチ対策としてトラップを設置しました。

おととしは収穫時期にスズメバチが大挙してブドウを食べたたため、だいぶ収量が落ちたそうです。

そこで、昨年は上の写真にあるような市販品を購入し、一定の成果があったようなので

今年も対策を行っていきます。

スズメバチトラップに使うのは、ネットで作り方を調べた自作誘引液。

水と砂糖と焼酎とお酢を混ぜると書いてあったのですが、ワインの澱を使ってみました。

けっこう美味しそうな色合いじゃないですか。

自宅の裏にある畑には、自作のペットボトルトラップを設置。

2週間ほどして見て見ると・・・

何やらいろいろ入ってますね。

これは本命のオオスズメバチの女王蜂。

5㎝くらいの大きさでとにかくデカい。

この時期に捕まえておけば近くに巣を作られることを防げます。

 

トラップを作ると、朝早く起きて見に行くのが楽しみになりますね。

 

夏になったら今年もクワガタ&カブトムシトラップも作らなきゃな。

 

 

 

 


2023年穀雨の頃の畑

2023-04-19 | ワイン農家

4月に入り、3月の晴天続きが嘘のように雨の日が増えてきました。

暖かくなる時期と重なり、ブドウも雑草も一気に伸びています。

 

今日は天気予報がころころ変わり、結局、一日中雨になって仕事はお休み。

経理の仕事をしたり、読書をして勉強したりしてました。

まさに、晴耕雨読なり。

 

今は3つの段階の異なる畑に関わっているので、それぞれの状況を整理がてら書いておきます。

 

一つ目は仕事をしながら学ばせてもらっている7年目の畑。あわせて2.5ヘクタールあります。

樹の形もだいぶ固まってきており、写真の通りしっかりとした新梢が並んでいます。

2月に剪定し、誘引。

3月に株周りの除草をしたり、支柱を立て直したりして準備をしたのちに芽吹き。

4月に入って草刈を開始。これから芽かきに移ります。

こちらはおかやま葡萄酒園の会員として担当する5アールの畑。

昨年70本ほど植樹したものの、だいたい30%の生存率。

生き残った苗は今年の成長に期待しつつ、空いてしまったところには新たに苗を植えます。

4月に入って草刈をしました。

そしてこちらが今年植樹の準備を進めている、自宅付近の畑40アールに植える予定の苗。

縁側で日向ぼっこしながら少しずつ葉を広げてきました。

ようやく畑の方にも支柱や誘引線の準備が終わり、ホッと一息。

5月の連休明け以降に植えていきます。

 

段階の異なる複数の畑に同時に触れることで、多面的な気付きを得ることができています。

来年は自宅付近にあと60アール増やしたいので、畑探しもしていかなきゃです。

 

とはいえ、シーズンが始まったのでしばらくは草刈の作業時間が多くなります。

ことしは法面用にスパイク足袋を購入したので、試すのが楽しみ。

あと、観察できる生き物の種類がすごく増えてきているので、日々が楽しい。

 

雨が続くと仕事が思うように進まないので焦る気持ちもありつつ、その時にしかできないことを

大切にしていきたいと思います。

 


3月終わりの畑の様子 ブドウの芽動く

2023-04-02 | ワイン農家

3月終わりごろ、ブドウの芽が動き出しました。

2月初旬に剪定した枝についていた小さな芽が、ぷっくりと膨らんでいます。

そんな様子を横目に見ながら、この日は株周りの除草作業。

ナイロンカッターで伸び始めた草を刈っていきます。

葡萄の木を切ってしまう恐れが無いため、木の周りを近くまで綺麗に刈れます。

ふと見上げれば、桃の花がそこかしこに咲いています。

畑のある辺りは桃の産地なので、桜よりも桃の方が目につきます。

たまには桃の花見なんかも楽しそうですね。

その他にも目を楽しませる草花が増えてきました。

これはムスカリかな?

こちらはタンポポ。

昨年タンポポのサラダをはじめていただき、とても美味しいことに気がつきました。

今年はいっぱい食べてやろうと狙っています。

こちらは間違っても食べちゃいけない植物の代表格、水仙。

そして畑の近くで見つけたつくし天国。

 

気がつけば完全に春、です。

 

 


畑の準備 単管パイプ杭打ち作業

2023-03-26 | ワイン農家

引き続き、畑の準備を進めています。

畑に無駄なくブドウを植えていくため、計測して植え付けする線を決めていく。

端から3mを空け、棚間も3mに設定。

まさか「三平方の定理」を仕事で使う日が来るとわ。

青空のもと、杭打ち用ハンマーで「カーン、カーン」と打ち込みます。

50㎝を地中に埋め込む。

垂直に打った杭に支えとなる斜めのパイプを打ち、

さらにそのパイプを支えるパイプを90度で1m打ち込みます。

 

支柱ができたらその間をエスター線で結んで準備は完了。

温室で育ててる苗の芽がチラホラと出始めました。

4月半ばには仮植え、5月末ごろに定植の予定です。

 

 

 


ブリーディングが始まりました

2023-03-08 | ワイン農家

ここ数日でぐっと温かくなってきました。

今日は修行先のハウス内で葡萄の誘引作業をしていたところ、枝の断面から雫が垂れているのを発見しました。

これが「ブリーディング」かぁ~と感心。

春になって気温が上がるとブドウが休眠から覚め、活動を開始して地中から吸い上げた水が勢いよく

体内をめぐると剪定した断面から樹液がポタポタッと落ちる現象が見られるのだそうです。

 

気になって舐めてみましたが、特においしかったりはしなかったです。

化粧品に使っている例もあるみたいですが、効果あるのかな?

 

現場からは以上です。

 

 

芽が出始めたら一気に忙しくなりそう。

それまでに自分の畑の準備を進めます。