ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

収穫と醸造 2023 

2023-09-24 | ワイン農家

9月に入り、ブドウの収穫と醸造はシーズン真っ盛り。

修行先のワイナリーは、一年間で最も忙しい時期を迎えている。

表題の写真はステンレスのタンクに入れた収穫したばかりのブドウ。

ブドウがタンクに反射して映る、何とも幻想的なこの景色が好きだ。

マスカット・オブ・アレキサンドリア。

カベルネ・ソーヴィニヨン。

岡山県の林ぶどう研究所さんが開発した新品種「りざん」。

 

修行先のワイナリーには醸造委託の依頼も多く、様々な品種に触れることができる。

畑を見て、ブドウを見て、ワインになるまで。今年で2シーズン目。

作業をしながら思い描くのは、数年後に迎える自分の畑の最初の収穫。そして、醸造。

様々な選択肢は有れど、最終的に選ぶ道は常に必然であるような気がしています。

 

昨年は見えなかった細部に宿る神を見つけながら、今シーズンも楽しんでいきます。

 

 

 

 

 

 


夏の終わりと秋の始まり 薪ストーブの煙突掃除 

2023-09-10 | 古民家暮らし

9月10日の日曜日。

家の周りは朝から稲刈機がフル稼働で、秋の訪れを感じる。

そうでなくても夜には気温が20℃くらいまで下がり、夏の終わりを肌で感じている。

 

息子たちは近隣の友達と遊びに出かけたので、ゆっくりと家の仕事に励もう。

そう、寒くなる前に薪ストーブの準備だ。

本体と煙突の掃除。

まずは室内の煙突を外して外に持っていく。

左前に置いてあるウニみたいにトゲトゲしたやつが煙突用のブラシだ。

そして上から落ちてくる煤を受け止めるためのゴミ袋を設置する。

そして梯子をかけ、屋根に上る。と、雨樋から伸びる一本の草に目が行く。

こんな過酷な環境でもなんとか根を張って成長する力には目を見張るものがある。

しかし放置しておくと良くないので引っこ抜いてみると、チームプレーだったことが判明。

なんだか可愛く感じてしまったので、移植することにする。

さて、本筋に戻ろう。

これは煙突の最上部をひっくり返した様子。

以前煙突が詰まった時に比べると全然綺麗。

あの時は内部の構造がすべて煤で覆われており、何が何だかわからない真っ黒な物体と化していた。

今回は軽くワイヤーブラシでこする程度にとどめておく。

そして屋根の上でまた脚立を立て、煙突のてっぺんから例のブラシを差し込んでいく。

ぐるぐる回しながら煤をひっかき落としていく。

それらが先ほどのビニール袋にたまるというわけだ。

 

風もなく、すべての行程を2時間足らずで無事に終了した。

仕上げに本体上部の錆をこすり落としたあと、補修用耐熱塗料をスプレーで吹きかけて終了。

これでいつ寒くなっても大丈夫。

今年は薪もしっかり用意してあるので、ガンガン焚くぞ~。

 

最近は畑に注力していたので家の改修は少しお休みしていましたが、ようやく再開。

次はキッチンの交換、食洗器の設置、照明の見直し、そして廊下の砂壁塗装まで今年中にやりたいなあ。