ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

ワインにまみれる

2022-09-03 | ワイン農家

ワインにまみれるという夢のような体験をした。

先日収穫したブドウを入れたタンクに入って、足でつぶす作業。

発酵によって発生した二酸化炭素が充満しているタンク内に空気を送り込みながら、

ひたすら踏んでいく。

ワインを造っている悦びをもっとも体で感じられる作業だった。

発酵が進み、醸造家が判断したタイミングでプレスしてさらに葡萄を絞ります。

絞り終わると何とも言えない美しい「搾りかす」が出現する。

この色合い。

そして手触り。

もちろん、香り。

絞ったワインはタンクに移して倉庫内で熟成へ。

作業の状態を確認するため、テイスティング。

草刈があり、剪定や誘引があり、ついばみに来る鳥とのせめぎあいがあり。

そして醸造が始まり、すべてがここにつながった。

初めてのワインの醸造は、きっと生涯忘れない喜びに満ちていた。

 

毎回の経験をつなげていけるように、つなぎとめていく方法を見直そう。

 


稲刈りの季節

2022-09-01 | 暮らしの日記

吉備中央町で稲刈りが始まりました。

毎日の送り迎えで、畑への道中で、目に見えて景色が変わっていきます。

都会に暮らしていたころにはまったく想像がつきませんでしたが、

水田が日常の景色の大半を占める田舎で暮らすようになってからは

田んぼの変化によって季節の移ろいを感じるようになりました。

 

 

以前暮らしていた島根県の隠岐諸島・海士町は、離島でありながら豊富な湧水に恵まれて

美味しいお米が獲れる半農半漁の島でした。

そして、この吉備中央町もふるさと納税で全国から注文があつまるコメの名産地。

 

海士町と比べると2週間から3週間くらい早い感じでしょうか。

この季節の田んぼの色は美しいですね。

(この日は曇っていますが・・・)

 

 

葡萄畑は雨除けがついていたりして田んぼと比べると遠目から見てわかる変化は少ないですが、

畑の中にいると小さな変化が目まぐるしくおこっています。

葡萄を育てている人にしか見えない世界をまずは自分自身が楽しみ、

その喜びをお伝えすることができればと思っています。

 

いよいよ収穫したブドウの醸造が始まります。

またご報告しますね。