ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

2023年穀雨の頃の畑

2023-04-19 | ワイン農家

4月に入り、3月の晴天続きが嘘のように雨の日が増えてきました。

暖かくなる時期と重なり、ブドウも雑草も一気に伸びています。

 

今日は天気予報がころころ変わり、結局、一日中雨になって仕事はお休み。

経理の仕事をしたり、読書をして勉強したりしてました。

まさに、晴耕雨読なり。

 

今は3つの段階の異なる畑に関わっているので、それぞれの状況を整理がてら書いておきます。

 

一つ目は仕事をしながら学ばせてもらっている7年目の畑。あわせて2.5ヘクタールあります。

樹の形もだいぶ固まってきており、写真の通りしっかりとした新梢が並んでいます。

2月に剪定し、誘引。

3月に株周りの除草をしたり、支柱を立て直したりして準備をしたのちに芽吹き。

4月に入って草刈を開始。これから芽かきに移ります。

こちらはおかやま葡萄酒園の会員として担当する5アールの畑。

昨年70本ほど植樹したものの、だいたい30%の生存率。

生き残った苗は今年の成長に期待しつつ、空いてしまったところには新たに苗を植えます。

4月に入って草刈をしました。

そしてこちらが今年植樹の準備を進めている、自宅付近の畑40アールに植える予定の苗。

縁側で日向ぼっこしながら少しずつ葉を広げてきました。

ようやく畑の方にも支柱や誘引線の準備が終わり、ホッと一息。

5月の連休明け以降に植えていきます。

 

段階の異なる複数の畑に同時に触れることで、多面的な気付きを得ることができています。

来年は自宅付近にあと60アール増やしたいので、畑探しもしていかなきゃです。

 

とはいえ、シーズンが始まったのでしばらくは草刈の作業時間が多くなります。

ことしは法面用にスパイク足袋を購入したので、試すのが楽しみ。

あと、観察できる生き物の種類がすごく増えてきているので、日々が楽しい。

 

雨が続くと仕事が思うように進まないので焦る気持ちもありつつ、その時にしかできないことを

大切にしていきたいと思います。

 


3月終わりの畑の様子 ブドウの芽動く

2023-04-02 | ワイン農家

3月終わりごろ、ブドウの芽が動き出しました。

2月初旬に剪定した枝についていた小さな芽が、ぷっくりと膨らんでいます。

そんな様子を横目に見ながら、この日は株周りの除草作業。

ナイロンカッターで伸び始めた草を刈っていきます。

葡萄の木を切ってしまう恐れが無いため、木の周りを近くまで綺麗に刈れます。

ふと見上げれば、桃の花がそこかしこに咲いています。

畑のある辺りは桃の産地なので、桜よりも桃の方が目につきます。

たまには桃の花見なんかも楽しそうですね。

その他にも目を楽しませる草花が増えてきました。

これはムスカリかな?

こちらはタンポポ。

昨年タンポポのサラダをはじめていただき、とても美味しいことに気がつきました。

今年はいっぱい食べてやろうと狙っています。

こちらは間違っても食べちゃいけない植物の代表格、水仙。

そして畑の近くで見つけたつくし天国。

 

気がつけば完全に春、です。