ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

近所の小川でハエ釣り

2023-11-25 | ナニタベ

気温が20℃を超える(!)陽気が続いた11月の中旬、週末に近所の小川で息子たちとハエ釣りをした。

のべ竿とトウガラシ浮きがついた仕掛けを買って、餌は畑でミミズを掘る。

川幅は狭く、竿を出せるポイントは限られるが徒歩圏内で遊べるのは大きな魅力だ。

ちなみに、ハエとは鯉科の小魚の総称として使われていて、場所によって指している魚が変わります。

ここではカワムツを指します。

釣果は魚が7尾と、食いしん坊なアカハライモリが1匹。

イモリは息子がウキ下を調節できず,餌が底についていて釣れてしまったのでしょう。

テトロドトキシンが怖いので畑におかえりいただきました。

10㎝ほどのドンコ。

このサイズだと骨があたりそうなので、腹を開けて内臓と鰓を取り、火を通りやすくしました。

内臓にはアニサキスに似た形状の寄生虫が見られましたが、川魚にはいないよなーと思いながら同定はできず。

カワムツは5㎝くらいから8,9㎝あるものまで。

こちらはウロコだけ取って塩もみしてヌルを流す。

すべて粉をつけて揚げるという簡単調理。

子どもでも躊躇なく丸ごと食べれるのが小魚の利点ですね。

うん、旨い。

 

暖かい時期になったらガンガン釣って、美味しいビールを飲もう。


生かし生かされ

2023-08-27 | ナニタベ

「WE ARE WHAT WE EAT」というけれど、私たち人間は食べたもの、飲んだものから出来ている。

島で暮らしていた時は毎日の食卓に魚が上がっていたけれど、高原の暮らしではそうはいかない。

ということは、この1年半で人間の中身もだいぶ変わったのだろうか。

ありがたいことに、自ら獲ったものや作ったものをわけてくれる方々がいます。

育てた麦から麦茶を作っている海士町のMさん。

以前からこの麦茶の大ファンだった私は以前のブログでも記事を書いていたのですが、

パッケージに入って販売されているのを見て感慨深いものがあります。

そして、今回びっくりしたのは彼らが造った「あごだし」。

定置網で獲れた鮮度のいいアゴ(ホソトビウオ)をこんなにピッカピカに磨いて作られています。

毎日のみそ汁に贅沢にも使わせていただいているのですが、伊吹島のいりこと比べても

旨みが強く、そして臭みは全くでないところがすごいのであります。

これを知ってしまうともう元には戻れないのではないか、と今から怯えております。

そして、おそらくはそのアゴだしの副産物で作られた「飛魚めんたい」。

かつて一緒に水産加工の仕事をしてくれたEさんとTさんによるもの。

完全に酒のつまみですが、タラモサラダにも使わせてもらいました。

こちらは北海道の離島、天売島でホタテを育てている漁師Tからいただいたウニ。

夏場はウニ漁も盛んにおこなわれていて、現場で様子を見せてもらったので

ありがたさもひとしおです。

見ただけでこのウニの旨さは伝わりますよね。

日本酒がいくらあっても足りません。

そして、こちらは吉備中央町のお隣さん、ブドウ農家のMさんからいただいた

「ゴールドフィンガー」(左)と「ナガノパープル」(右)。

メインの品種である「シャインマスカット」と「ピオーネ」とは時期をずらして少量ずつ育てているそうで、

発送には向かない形状から地元の道の駅を中心に販売されているそう。

暑い日に草刈をして汗だくになったところに、冷えたブドウをひとつふたつ摘まんで食べると生き返ります。

 

こうしてありがたい気持ちをいただきながら暮らしていると、ますます美味しいワインを造ってお返ししなきゃという気持ちが強くなる次第であります。

焦らず、一歩一歩。

さて、畑に戻ります。

 


2022年11月20日 おかやま市場フェスに行ってきました~

2022-12-01 | ナニタベ

岡山の市場を消費者に知ってもらおうと企画されたイベント「おかやま市場フェス」に参加してきましたー!

 

市場は岡山駅から南に車で30分ほどのところにあります。

賑わってるかなーと少し心配しながら会場につくと、既に駐車場はいっぱいで臨時駐車場に案内される。

このあたりからヤバいなーと思いながら会場につくと、既に行列が・・・

最初のお目当ては「粕汁」。

岡山県産野菜がたっぷり入ってます。

皆さん考えることは同じですな。

つづいて、この日の目玉、マグロ解体ショー。

感染症対策で、会場に入れたのは抽選を勝ち抜いた40名のみ。

大勢の方が会場の外からものぞいておられました。

ゲストは「だてまぐろ」。

愛媛県宇和海産の78kg。

『プロフェッショナル仕事の流儀』で紹介されていた福島さんが育てているマグロです。

岡山市場の仲卸さんが華麗に捌いていきます。

わずか20分ほどで解体が終わり、即売会がスタート。

大勢の方が詰めかけていました。

他には、青森県弘前市からりんごのブースが来ていました。

山盛りのリンゴと、ジュースやリンゴパイなどの加工品販売も。

先月市場セットで送っていただいた中で、一番のお気に入りだった「トキ」が入った

大変お得なセットがあり、もちろん購入しました~。

食べ物の販売以外にも、イベントステージでは様々な催しが行われていました。

岡山理科大の生徒さんによるサイエンスショーは子供に大人気!

白衣を着ている「けんてぃ」さんという方のトークが非常に面白く、引き込まれてしまいました。

こちらはスラックラインに挑戦するインフルエンサーの佐々木さん(instagram @sasaki_yuma)。

インフルエンサーの3人で、何秒とどまれるかを競いあって楽しかったー。

市場を散歩していると、なんとなくレトロで心惹かれる風景に出くわしたり。

子どもたちと歩きながらたい焼きを頬張ったり。

市場らしからぬパン屋さんを見つけたり。

 

こちらでは昼ご飯用にパンをゲット!

乾物屋さんでは、「いりこ」について教えていただきました。

我が家では香川県の伊吹島産いりこを使っているのですが、

他にも瀬戸内の物で広島県産、山口県の周防大島産の特徴を教えていただき試すことにしました。

 

朝から昼過ぎまで、市場に集まる食材を中心に、家族で楽しむことができました。

家に帰ってからはおやつに買っておいたリンゴパイを食べ比べ。

運よく変えただてまぐろのサクは刺身に切って・・・

贅沢なマグロ丼としていただきましたー。

 

おかやま市場フェス、また開催するときはぜひお誘いあわせの上ご参加ください。