原谷 ミニバス通信

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セルティックスとレイカーズと子どもたち

2008-12-27 12:20:00 | バスケ…NBA
26日のBS(NBA)では素晴らしいカードの放映があった。

2007-2008シーズンのプレイ・オフで覇権を競ったセルティックスとレイカーズのゲームは当然のエキサイティング・カードだ。しかも、この時期にはもったいないほどの展開でもあった。

結果としては、ホームのレイカーズが勝利を手中に収めたのだが、今後のバスケットボールを考えても注目すべきところがあった。
全試合時間をとおして、ほぼレイカーズがリードする展開が続いたが、第4ピリオドの残り1分28秒でそのシーンが現れた。

85対83でレイカーズが2点リードの場面。今日、気合いのこもったプレイを見せているガソルがゴール下で強気のショット。
このショットを押さえれば十分に逆転のチャンスがあるセルティックス、ピアースがショットを止めに行く。

そして、このプレイにホイッスルが鳴りピアースのファウルとなった。ガソルのショットは成功し、ワン・ショットも決まって5点差となった。
結果的に言えば、ゲーム終了間際とはいえロースコアで展開してきた、つまり両チームともにディフェンスにウェイトが置かれたゲームにおいての5点は大きな点差だ。セルティックスのオフェンスの選択肢は狭くなっていく。


気になったのはガソルとピアースのコンタクトの位置で、ピアースの片足はノー・チャージ・エリアに入っている。
NBAのオフェンス・プレイはこういったシチュエーションで強くなければならない。ピアースの位置をもプレイの要素に入れたガソルは見事だったということだろう。


このノー・チャージ・エリアと制限区域の台形→長方形への変更について、導入の流れが提示されている。

最近、ミニバスのレベルは著しく上がっている。ベンチも、ギャラリーも一緒に大熱戦だ。
もしも、ノー・チャージ・エリアがミニバスにも導入されたらどうなるか。
1m70cmの「ガソル」と「1m30cm」のピアースという組合せもあることだろう。

中には「そこは強気に体がぶつかってもショットに行け」とする指導者も現れることだろう。そして、そのとおりにプレイされたらどうなるだろうか。
そう、とても「恐い」。

もしミニバスにそんなルールが導入されたら、きっとネイスミスが怒るんじゃないかと思う。ミニバスに「この方が見ていて楽しい」なんて考えはいらないって。
ここんとこ、結構重要なところだと思う。


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