映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

2853-宝珠

2020年12月03日 | 30秒の心象風景
社団法人日本金属屋根協会のwebサイトでは、宝珠について次のように紹介している。
http://www.kinzoku-yane.or.jp/glossary/image/houjyu.gif
 「古建築では、建物の一部分の名称となっています。方形、六注、八注などの屋根の最頂部には屋根面が一点に集まるので何らかの雨仕舞いが必要です。この雨仕舞いと装飾を兼ねたものを宝珠といいます。」「相輪は塔の上に設けられますが、宝珠は高さの低い建物に取り付けられます。」「宝珠は単に玉状でなく火焔(かえん)や水煙(すいえん)のデザインの彫刻板が付けられます。火焔の付いたものを火焔宝珠といい、水煙のものを水煙宝珠といいます。」ここでは、屋根の専門業者の視点で宝珠を捉えている。仏教用語としては、その中に舎利が入れられたということが重要になる。菩薩像が持つ宝珠はそこに意味があるのだろう。さて、亀山本徳寺の経堂は方三間裳階付、方形造、本瓦葺でその頂に宝珠が据えられている。露盤、伏鉢、平頭、受花、そして火焔宝珠。緑青の金属製である。

30秒の心象風景17924・黄葉の間から~本徳寺境内~

youtube#video

 

30秒の心象風景17924・黄葉の間から~本徳寺境内~
https://youtu.be/PqnoSWn4uL4
http://www.kinzoku-yane.or.jp/glossary/image/houjyu.gif
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