広重の木曽海道六拾九次では、様々な発見があります。各作品をそれぞれ40秒ほどの動画に編集する作業にはそんな楽しみがあるのです。広重が、上ケ松で描いたのは小野瀧です。この絵を見たときにすぐに思い浮かんだのが、葛飾北斎の『諸国瀧廻り』「木曽海道小野ノ瀑布」です。広重が、北斎の描いた「木曽海道小野ノ瀑布」を見ていたと解ります。どの宿をどのように表現するのか、広重は、毎回思考(試行)を重ねていたのだと思います。何を表現しているのか、すぐには理解できない意味深な作品もあれば、そのまま風景を楽しめば良さそうなものもあります。さて、この滝からは他にどのようなものが見えてくるのでしょう。
30秒の心象風景28712・上ケ松~広重の木曽海道六拾九次~
https://youtu.be/uvVJkuSHKh8