映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

2639-気笛吹鳴標識

2020年05月02日 | 30秒の心象風景
播但線に乗車することは多く、列車が特定の場所に来ると必ず警笛が鳴らされると感じていた。下り列車ではそのポイントを覚えている。それは線路が大きく弧を描いて曲がる場所である。運転手が変わっても必ず警笛を鳴らすのは決められた標識があるからだ。第二千束踏切で列車を待っていると必ず列車が警笛を鳴らすので、ここにも標識があるに違いないと思って収録映像から探した。すると「汽笛吹鳴標識」と呼ばれる×印の標識があった。「汽笛吹鳴」とは古い言葉である。蒸気機関車時代の名称だろう。汽笛は蒸気で鳴らす、その方法は吹鳴という仕組みだった。電車になっても標識の変更が行われることなく使われているのだろう。シンプルなデザインの標識である。

30秒の心象風景16222・気笛吹鳴標識~JR播但線~
https://youtu.be/GNu6XN52dnU
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