映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

016仏塔を巡って02・仏塔のもう一つの形(多宝塔)

2012年07月27日 | 映像作品の制作を通して
仏塔と言えばすぐに思い出すのが、五重塔。現在日本に残る最も背の高い仏塔は五重塔である。しかし、兵庫県内には、江戸時代以前の建立で、現存するものに五重塔はなく、国宝の一乗寺を始め、重要文化財に指定されている塔はすべて背の低い三重塔である。これら層塔に対して、もう一つ平安時代に生まれた塔に多宝塔がある。屋根の数から言えば二重塔であるが、二層の軸部が方形ではなく、円形である特徴を持つ。兵庫県内の仏塔の半数はこの多宝塔である。しかし、この塔も美しいものが多く残っていて、重要文化財に指定されているものが多い。

美の遺産・仏塔巡礼25・高欄・円形の軸部(長遠寺多宝塔)
http://youtu.be/A-hmt9z0iZs

ひょうごの仏塔巡礼2・酒見寺多宝塔
http://youtu.be/JMY9UIHt8N0

ひょうごの仏塔巡礼(多宝塔)
http://www.youtube.com/playlist?list=PL81065CA321352427

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012雨の中の撮影

2012年07月23日 | 映像作品の制作を通して
兵庫県内の仏塔の撮影を志してから、そのすべてをビデオカメラに納めたいと仏塔巡礼を続けている。やっと時間がとれて、今日は撮影に行こうとしたそんな日に雨になることはよくある。せっかく計画したのだからと撮影に出かけて十分に撮影できないこともあるが、時には思わぬいい情景を目にすることもある。雨だからこその風景。潤いのある情景が広がる。仏塔の重厚で優美な瓦屋根などその存在感が日頃とは違って見えることもある。


30秒の心象風景1123・古刹の雨~伽耶院多宝塔~
http://youtu.be/L3YHSLKQeKs

30秒の心象風景1124・古刹の雨-2~伽耶院多宝塔~
http://youtu.be/WeEDQGmmlyo

雨・法華山一乗寺
http://youtu.be/34vR9Udqhic

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005昭和初期の火の見櫓

2012年07月16日 | 映像作品の制作を通して
兵庫県内の火の見櫓の撮影を始めて1年を過ぎ、300基を越える火の見櫓を撮影した。見落としている火の見櫓を求めて加古川沿線の集落を移動中、平荘町で見つけた火の見櫓。
運良く地元の古老に話を聞くことができた。記念碑も残っており昭和7年の竣工であることがわかる。集落の道路や田んぼの改良により、当初設置された場所から移動され今日の場所に存在するという。

ふるさとの風景・火の見櫓を巡る295(平荘町小畑東)
http://youtu.be/ykm4_yx4zFk

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004石工の技と奉納者の思いが伝わる

2012年07月15日 | 映像作品の制作を通して
神社を訪れると最初に迎えてくれる神獣、一方は口を開けて威嚇、もう一方は噛みしめて睨みつける
そう、それは「狛犬」。想像上の動物であるが、いつから神社の本殿の前に置かれるようになったのだろう。その多くは信者から奉納されたものである。奉納者は個人であったり、グループであったり様々である。
それら狛犬の造形にも様々な特徴が見られる。阿吽の一対がどういう意味を持つのか、寺院の山門の仁王になぞらえたのは間違いないだろう。また、江戸時代のすぐれた作品には石工の名も掘られている。江戸時代までの狛犬には阿形と吽形の表現に明確な特徴が見られる事が多い。その一つは阿形がいわゆる獅子の形なのに対して、吽形のほうは頭上に角(一角)のある狛犬として表現されていることだ。明治以降の作品ではあまり見られなくなった特徴である。



30秒の心象風景1180・狛犬には角がある~獅子と狛犬~
http://youtu.be/BB8GVR3qYNU

30秒の心象風景1095・名工の狛犬・阿形~柏原八幡神社~
http://youtu.be/UIr5qI_JZeg

30秒の心象風景:狛犬
http://www.youtube.com/playlist?list=PL2236B5B2C80F08ED

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003地球は虫たちの世界

2012年07月15日 | 映像作品の制作を通して
どこに行っても虫を見かける。
小さな花をみればそこに小さな虫がいる。

30秒の心象風景517・コン虫がいた~小さな花~
http://youtu.be/69Kb6vmmFDA

水辺に行けば、そこに住む虫たちに出会える。
まさに地球は虫たちの世界だ。

30秒の心象風景1706・水辺の草むらに留まる~ツマグロイナゴ~
http://youtu.be/hmxPXD9ldHw


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002狛犬にも「よだれかけ」が・・・・・

2012年07月13日 | 映像作品の制作を通して
お地蔵様(正式には「地蔵菩薩」)は江戸時代に子供を守る仏として親しまれるようになった。
子供を亡くした親が、早く自分の子をお地蔵様に救っていただきたいとの願いをかけて、子供の匂いのついたものをつけたのが始まりで、今でもお地蔵さんは赤いよだれかけや赤い毛糸の頭巾などを付けていることが多い。同じく、石で作られた像である「狛犬」も、地蔵と同一視され、よだれかけを着けているものがある。
 
「稲美町向山の神社にある狛犬」
http://youtu.be/OwwYGZ7r2dQ

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柿葺き(こけらぶき)の仏塔

2011年09月13日 | 映像作品の制作を通して
美の遺産である仏塔 その美しさを細部のデザインに求めて、訪れてみるシリーズ映像。 今回は塔の屋根の葺き方に注目してみました。
柿葺き(こけらぶき)は薄い板を重ねて屋根を葺く方法で、神社建築の屋根によく使われています。
撮影地:兵庫県養父市八鹿町 名草神社三重塔(国指定重要文化財)

美の遺産・仏塔巡礼28・彫刻2(名草神社三重塔)
http://youtu.be/5HoSZA_W1aA
美の遺産・仏塔巡礼
http://www.youtube.com/playlist?list=PL61EB48256F9165A7

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