著者 :鷺沢 萠
出版社: 新潮社 (2004/3/17)
著者も私が以前から好きだった作家です。
デビュー作から完成された文章を書かれており
力加減が好きでした。
この作品はフツーの家庭ではない空間を持つ人たちの話。
フツーじゃないから・・・
もしフツーだったら・・・
このあとに続くそれぞれの想い。
怒りやあきらめ、やるせなさ
好きで選んだわけじゃないけれど、でも。。。
そうは言ってもそれぞれちゃんと小さいシアワセを見つけられる
あたたかい話です。
二人分の話が入っています。
毅という居候のシュフの話と律子というバツ2のキャリアウーマンの話。
どちらも気付いたらフツーじゃなくなっちゃった人たちですが
どこか魅力ある主人公と、家族と呼んでもいい周りの人々のあたたかさ
それぞれ楽しめます。
次はどんな話を生み出してくれるのか。
著者の本を読むたびに、私はいつも楽しみにしていました。
でも、著者も若くして亡くなってしまい・・・残念です。
著者の文章の好きなところは
登場人物の会話や感情など、その時代の流行り言葉で書いたりしているのに
ちゃんと文章は純文学。不思議だけれどその配分が絶妙です。
微妙な年頃の主人公が悩み、なんとなく道を見つけるような話も
いくつか書かれていますが、決して説教くさくない。
状況や感情がリアル 等々
書き出したらキリがありません。
かえすがえす、残念でなりません。
著者の作品も、また読み返す折に感想を書きたいと思います。
出版社: 新潮社 (2004/3/17)
著者も私が以前から好きだった作家です。
デビュー作から完成された文章を書かれており
力加減が好きでした。
この作品はフツーの家庭ではない空間を持つ人たちの話。
フツーじゃないから・・・
もしフツーだったら・・・
このあとに続くそれぞれの想い。
怒りやあきらめ、やるせなさ
好きで選んだわけじゃないけれど、でも。。。
そうは言ってもそれぞれちゃんと小さいシアワセを見つけられる
あたたかい話です。
二人分の話が入っています。
毅という居候のシュフの話と律子というバツ2のキャリアウーマンの話。
どちらも気付いたらフツーじゃなくなっちゃった人たちですが
どこか魅力ある主人公と、家族と呼んでもいい周りの人々のあたたかさ
それぞれ楽しめます。
次はどんな話を生み出してくれるのか。
著者の本を読むたびに、私はいつも楽しみにしていました。
でも、著者も若くして亡くなってしまい・・・残念です。
著者の文章の好きなところは
登場人物の会話や感情など、その時代の流行り言葉で書いたりしているのに
ちゃんと文章は純文学。不思議だけれどその配分が絶妙です。
微妙な年頃の主人公が悩み、なんとなく道を見つけるような話も
いくつか書かれていますが、決して説教くさくない。
状況や感情がリアル 等々
書き出したらキリがありません。
かえすがえす、残念でなりません。
著者の作品も、また読み返す折に感想を書きたいと思います。