著者:吉田修一
出版社: 文藝春秋 (2004/11/20)
何の変哲もない黒い装丁なんですが
話と話の間の写真とか、いいかんじです。
人から見ても理想的な夫婦で
自分たちも特に問題を感じる訳ではなく仲良くやっている。
いくつかの相手に話せないことやひっかかりはあるけれど
日常では忘れてしまうほどだ。
でもやっぱり、ふとしたことがきっかけで考えてしまったりしたときの話。
穏やかに動いていた歯車が狂ってしまいそうな、そうでないような。
その危うさが、リアルで良い。
実際、全てが狂ってしまうほどの事態になることなんて、そんなにない。
普通なら狂わないようになんとか調整してしまうもの。
自分の気持ちにも折り合いをつけて。
ただ、その工程が苦しいんだけど。
そういうところの描き方が、彼の作品の好きなところです。やっぱり。
出版社: 文藝春秋 (2004/11/20)
何の変哲もない黒い装丁なんですが
話と話の間の写真とか、いいかんじです。
人から見ても理想的な夫婦で
自分たちも特に問題を感じる訳ではなく仲良くやっている。
いくつかの相手に話せないことやひっかかりはあるけれど
日常では忘れてしまうほどだ。
でもやっぱり、ふとしたことがきっかけで考えてしまったりしたときの話。
穏やかに動いていた歯車が狂ってしまいそうな、そうでないような。
その危うさが、リアルで良い。
実際、全てが狂ってしまうほどの事態になることなんて、そんなにない。
普通なら狂わないようになんとか調整してしまうもの。
自分の気持ちにも折り合いをつけて。
ただ、その工程が苦しいんだけど。
そういうところの描き方が、彼の作品の好きなところです。やっぱり。