著者:サマセット・モーム
訳:瀧口直太郎
出版社: 新潮社; 改版版 (2006/12)
映画が上映されていたので読んでみました。
女優をテーマにした作品はたくさんあるけど
ドロドロしてたり試練がいっぱいあったりゴシップみたいなネタとか・・・
なんだか似たり寄ったりでイマイチだと思うことが多かった。
けどこの作品はそんなにありきたりじゃない。
大女優でしかも女優であることにストイックな女性の話。
女優であるために、私生活も大衆の期待通りの生活。
しかもそれを自分でも疑問に思わない。
いつもの女優物の小説なら、ここでホントの自分との違いに苦しんだり
周囲のものが彼女の生き方に疑問を持ったりとするのだけれど
この主人公は、いろんなものを我慢しているけど、今の大女優の立場を手放すよりは
我慢の方がずっとマシだと思っているし
夫も友人たちも、主人公のそんな生き方を演技だと疑いもしない。
そんな風にずっと順調だったところへ現れた若い青年に、主人公は恋をする。
多分、恋というより、若さを取り戻したような華やぎが楽しかったのかもしれない。
でも、その青年が思い上がった上、若い女優に心変わりし
主人公に同じ舞台に立たせてくれるよう頼むのだが
そこで主人公は逆上したりしない。
大女優なりのやり方で、おとしまえをつける。
その場面は見ていてかなり爽快です。
映画では主人公の若い頃の話はカットされているみたいだけれど
それでも充分面白いとは思います。
結局映画は観ていないままですが。。。
青年と若い女優に目に物見せたあと
最後に主人公は食事に行きます。
そのシーンがまたいい。
舞台上での復讐シーンよりも、私は好きです。
女優として、若さを失っていくことを受け入れ、逆らうことなく歳を重ねていく過程も
見習いたいところです。
訳:瀧口直太郎
出版社: 新潮社; 改版版 (2006/12)
映画が上映されていたので読んでみました。
女優をテーマにした作品はたくさんあるけど
ドロドロしてたり試練がいっぱいあったりゴシップみたいなネタとか・・・
なんだか似たり寄ったりでイマイチだと思うことが多かった。
けどこの作品はそんなにありきたりじゃない。
大女優でしかも女優であることにストイックな女性の話。
女優であるために、私生活も大衆の期待通りの生活。
しかもそれを自分でも疑問に思わない。
いつもの女優物の小説なら、ここでホントの自分との違いに苦しんだり
周囲のものが彼女の生き方に疑問を持ったりとするのだけれど
この主人公は、いろんなものを我慢しているけど、今の大女優の立場を手放すよりは
我慢の方がずっとマシだと思っているし
夫も友人たちも、主人公のそんな生き方を演技だと疑いもしない。
そんな風にずっと順調だったところへ現れた若い青年に、主人公は恋をする。
多分、恋というより、若さを取り戻したような華やぎが楽しかったのかもしれない。
でも、その青年が思い上がった上、若い女優に心変わりし
主人公に同じ舞台に立たせてくれるよう頼むのだが
そこで主人公は逆上したりしない。
大女優なりのやり方で、おとしまえをつける。
その場面は見ていてかなり爽快です。
映画では主人公の若い頃の話はカットされているみたいだけれど
それでも充分面白いとは思います。
結局映画は観ていないままですが。。。
青年と若い女優に目に物見せたあと
最後に主人公は食事に行きます。
そのシーンがまたいい。
舞台上での復讐シーンよりも、私は好きです。
女優として、若さを失っていくことを受け入れ、逆らうことなく歳を重ねていく過程も
見習いたいところです。