(9月15日初稿 18日加筆)
息子クンの越境転校が実現してから、はや一週間。
あれやこれや、と新学期が始まってからの2週間の間に、他のご両親達やお子さん達が学校としてきたことにまだ追いつけず、多少あっぷあっぷしている中、お味噌作りの講習会に出かけました。
とっても楽しみにしていたのに、昨日から息子クンが体調を崩し、今日ははて、言い出しっぺがドタキャン???という不安にかられたのですが、Mr.Jが「俺が在宅勤務に切り替えて息子クンを見るから、行ってこいよ」と温かいお言葉。次男クンをデイケアに送り届け、一人、講習会会場に向かいました。
案の定、定刻に少し遅れてしまい、他の方々はもうお揃い済み。
わやわやとお話が始まりましたが、そこで先生であるKさんが「自己紹介からはじめましょうか」と仕切り直してくださり、各自、簡単な経歴紹介と今回の味噌作りに興味をもったきっかけなどを話し始めました。
奥様のMさんと二人三脚でのお味噌講習会で、Kさんの講義の最中に、台所でMさんが準備を進めてくださっているのが垣間見えます。
お味噌作りの要である大豆は、前の晩からお水につけ込み、今朝7時ほどからコトコトとやわらかく煮込んでくださってありました。そんな匂い、でんと構えた大豆と麹をまぜる大きなボール、麹、お塩。。。そして、参加者の名前が明記されたフォルダーに挟まれた、手順を書いた資料。
至れり尽くせりの環境で、お味噌作りの講習会が始まりました。
ブラックジンガーのお茶をお供にいただいて。
私が石鹸で苛性ソーダの説明に時間を割くように、お味噌作りではお塩が肝心、と今回使用する
EM蘇生海塩のお話から、さまざまな塩の良い話、知っておくべき知識等からお話は始まります。
大豆の煮方のポイント。
麹について。
レシピについて。
一通りの座学の後、二人一組で二グループに別れて、お味噌作りを始めます。
まず、麹をざ~っとボールにあけ、次にEM蘇生海塩。これらをよく混ぜた後、よく煮込んで指で潰れる位柔らかくなっている大豆を、4玉(杓子)分ずつキッチンカッターに入れてすり潰し(10秒程度まわせば十分)、ボールにあけてあらかじめ混ぜてある麹と塩の中へ混ぜ込んでいきます。最初はヘラを使いながら混ぜていき、全てが混ざった後は、手でしっかりと全体が混ざっているかどうかを確認します。
準備された大豆がすべてすり潰されてボールに入ったら、手で握りこめる程度のお味噌の種を手にとって握りしめ、水分状態を確認します。じんわりと指の間に水が感じられるくらいで十分。これは、感覚で覚えてください、と指導いただきました。
水が足りなければ、大豆の煮汁を足して調整していきますが、今回、大豆と一緒につぶしていれた煮汁の量で水分は十分だったようです。
この固さとお水の量の感覚は大事で、ここで水が多いと、とてもやわらかい味噌になったり、水が浮いて来てしまうそうです。
混ぜ上がった種を、お握りにして、熱湯消毒して塩を撒いてある容器に、隙間のないように詰めて行きます。一通り詰まったら、握りこぶしで無駄な空気が抜けるよう、更にしっかりと種を容器に詰め込んで。
全ての味噌の種を詰め込んだら、塩をふり、ラップで空気を遮断します。雑菌を防ぐ目的もあるようです。そうして、ラップが浮かないよう重しをし、蓋をし、ホコリが入らないようにビニール袋で覆って、寝かせます。最低でも3ヶ月寝かせると味噌らしい味になり、更に寝かせるとどんどんまろやかでよい味噌になるそうです。(ここいら、石鹸も一緒です。寝かせれば寝かせるほど、使い心地がぐん!と優しく良くなります。(笑))
あれやこれや、で、座学と実学は1時間半でほぼ終了。
後は、お片づけをして。。。と思っていたら、Mさんが色々なお皿を運んできてくださり、とても美しいお漬け物の数々の入ったガラス容器、お味噌、紫蘇味噌に胡桃味噌、新鮮なきゅうりに赤かぶにロマーニレタス。。。「折角ですから、試食をして行ってくださいな。」
一同、感動しながら舌鼓を打ちます。そこに、今度は、美味しそうなスイカの盛り、そして、酵素玄米のご飯に胡麻塩。
私たち、お食事を頂くはずでは。。。
KさんとMさんのお心遣いはまだまだ止まりません。玄米餅米の粉とレーズン、胡麻を使った焼き菓子や、(ローフードでディハイドレーターを使用した)乾燥野菜のお菓子、数々のデザートが並びます。
そして、さらに、絶妙なとろけぐあいの葛の冷菓。どれもこれも素材の味が生きた、まがい物なしの、素材本来の味のする素敵な、とても美味しいお品ばかり。
もう一同、ただただこの口福に言葉が出ません。
お味噌作りを学びにきて、温かなおもてなしの心や、発酵食、自然の素材を生かしたおやつのアイデア、レシピなどまで伝授していただきました。
あっぷあっぷしていたのが嘘みたいに、とっても穏やかで満たされた気持ちになって。とっても素敵な時間でした。
「味噌の素晴らしさを広めたい。」
口コミだけで100人以上教えていらしたそうで、私たちは栄誉ある101番目から104番目の生徒だそうです。(笑)
これからどんどん復習して、お味噌作りの技術を確実なものにしたいと思います。
お味噌作りの詳しいお話は、今日お誘いした
senrufanさんから写真付きレポートがとても詳しく、分かりやすい形で紹介してくださっていますので、ぜひ、そちらもご覧になってくださいね。
そして、こんな素敵なお味噌教室、興味がある方がいらっしゃったら、Kさんたちをご紹介させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
私が復習を重ねた暁には、私のところにおいでいただいても大丈夫になる。。。よう、精進します。(いつになるでしょう?(笑))