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談山神社(大化改新談合の地)

2015-06-26 15:59:52 | 奈良
2015年6月23日、お参りしました。非常に素敵な神社でした。御祭神は藤原鎌足公です。
パンフ説明書より『飛鳥・法興寺で行われた蹴鞠会において出会った中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が、藤の花の盛りの頃、当社本殿裏山で極秘の談合をされました。「多武峰縁起」によれば、「中大兄皇子、中臣鎌子連に言って曰く。鞍作(蘇我入鹿)の暴虐をいかんせん。願わくは奇策を陳べよと。中臣連、皇子を将いて城東の倉橋山の峰に登り、藤花の下に揆乱反正の謀を談ず。」と記されています。この談合により、皇極天皇4年(645)飛鳥板蓋宮で蘇我入鹿を討ち、中央統一国家及び文治政治の完成という歴史的偉業を成し遂げられました。多武峰はこの後、談峯・談い山・談所が森と呼ばれるようになり「大化改新談合の地」の伝承が残りました。現在の社号の「談山神社」もここからきています。天智天皇8年(669)10月、鎌足公の病が重いと知った天皇は自ら病床を見舞い、後日、大織冠内大臣という人臣の最高位を授けられ、藤原の姓を与えました。藤原氏は、ここから始まります。鎌足公の没後、御墓は摂津国阿威山(現在の大阪府高槻市)に造られましたが、白鳳7年(678)唐より帰国した長男・定慧和尚が鎌足公の遺骨の一部を多武峰山頂に改葬し、十三重塔と講堂を建立して妙楽寺と称しました。さらに、大宝元年(701)方三丈の神殿を建て、鎌足公の御神像を安置しました。これが談山神社(たんざんじんじゃ)の始まりです。』
拝観料500円
奈良県桜井市多武峰319
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境内案内図


参道の石燈籠(重要文化財)
「竿に、南北朝動乱の始まった年、元徳3年(1331)の刻銘をもつ雄大かつ装飾性豊かな造りで、天皇の御寄進と伝えられている名品」

手水舎

参道

鳥居

参道











総社本殿(重要文化財)
「延長4年(926)の勧請で天神地衹・八百万神をまつり日本最古の総社といわれている。現在の本殿は寛文8年(1668)造替の談山神社本殿を、寛保2年(1742)に移築したものである。」









総社拝殿(重要文化財)
『寛文8年(1668)の祖造営。談山神社拝殿を縮小し簡略化した様式で、正面・背面ともに唐破風をもつ美麗な建造物である。内外部小壁には狩野永納筆の壁画が残り、「山静」の落款も見られる。』







閼伽井屋(重要文化財)
「屋根はこけら葺で元和5年(1619)の造営。」



神廟拝所(重要文化財)





権殿(重要文化財)
『天禄元年(970)摂政右大臣藤原伊尹の立願によって創建され、実弟の如覚-多武峰少将藤原高光-が阿弥陀像を安置した元の常行堂。ここで室町の頃盛行した芸能「延年舞」は有名である。現存のものは室町後期の再建である。』









末社・比叡神社本殿(重要文化財)
「寛永4年(1627)造営の一間社流造、千鳥破風及び軒唐破風付、桧皮葺の小社ながら豪華な様式をもつ。もと飛鳥の大原にあった大原宮で、ここに移築し明治維新までは山王宮と呼ばれた。」



山神神社

稲荷神社

神明神社

談山・御破裂山への登山口





十三重塔(重要文化財)
「藤原鎌足長子・定慧和尚が、父の供養のために白鳳7年(678)創建した塔婆で、現存のものは享禄5年(1532)の再建である。木造十三重塔としては現存世界唯一の貴重な建造物である。唐の清涼山宝池院の塔を模して建てられたと伝えられてる。不比等で、高さは約17メートルあり、屋根は伝統的な桧皮葺である。神仏習合時代の名残であると同時に、談山神社のシンボル的な存在である。」
軒先が直線を描き、本当に素晴らしい建物です。









本殿へ

西宝庫(重要文化財)
「本殿に向かって左右に位置する同形式の二つの宝庫は、校倉造りで元和5年(1619)の造営である。文化財の宝庫として知られる談山神社の古来の名宝を収蔵して来た。」

手水舎



拝殿(重要文化財)
「朱塗舞台造拝殿は永正17年(1520)の造営、中央の天井は伽羅香木でつくられている。折れ曲がる東西透廊は本殿を囲む特異な形態をもち、桧皮葺の屋根が美しい。」































楼門(重要文化財)

本殿(重要文化財)
「藤原鎌足公をまつる旧・別格官弊社。大宝元年(701)の創建で、聖霊院、多武峰社とも号す。現在の本殿は嘉永3年(1850)造替の三間社隅木入春日造、朱塗極彩色の豪華絢爛たる様式で世に名高い。」















東殿{恋神社}(重要文化財)
「鏡女王・定慧和尚・藤原不比等をまつり、若宮とも称す。元和5年(1619)造替の談山神社本殿を寛文8年(1668)に移築したものである。えんむすびの神として信仰があつい。」





東宝庫(重要文化財)

むすびの岩座
「1300年以上も昔、談山神社の前身である妙楽寺の講堂を建てるとき、光る石が発見され、神の宿る磐座として祀られました。」



観音堂

















蹴鞠の庭












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