こんにちはジーンズリペア＆リメイクのhands-onです。
前回がリーバイスのビンテージネタだったので
いつもよりアクセスが増えたのかな？
では今回もリーバイスのビンテージネタでいってみます。
古い物だったので
ついつい、写真を沢山撮ってしまいました、、、（苦笑）
ゆっくりとご覧ください。
よって今回ブログはリペア前だけにしておきます。
かなり色が濃い状態のジーンズです。
これから穿き込みを楽しめそうな1本です。
では後身もいきます。
という感じで
後身も色落ちが少ない状態です。
では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。
プロの古着業者ではないので、100％合っているとは限りませんので、、、
アバウトです、、、（単なる個人的趣味です、、、）
ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので
飛ばしてください（苦笑）
ビッグE
1971年以前？
帯先がVステッチ止め
1969年以前？
隠しリベット付き
1964年以前？
この時点でXXが確定しました。
リベット裏が銅製の打ち抜き式
1960年以前？
この時点でギャラ入りが確定しました。
赤タブが両面刺繍です。
1953年以降？
革パッチ か 紙ギャラ どちらでしょう？
パッチが無いので分らない、、、
次にチェックするのが
バックセンターループの位置
ズレていません。
1950年代後半から60年頃までズレると言われています。
なので、こちらは1950年代前半だと思います。
という事は
革パッチかな？
ループ幅が広いですね。
これは47モデル以前のディテールなので
やはり古い年代の名残でしょう。
革パッチ物でも 55年モデルの紙ギャラ期に近い物は
ループが通常幅でセンターズレもあったります。
もうひとつチェックするのが
フライボタンの形状です。
黒丸印のRが 通常R です。
1955年以降（紙ギャラ期）から
Rの足が長くなる 通称「足長R」だと思います。
そして47モデル以前は
ボタン下地のブツブツが無くなった
フラットな状態になっています。
ちなみにトップボタン裏は
無刻印
これも記号で工場管理をする前の年代なので古いディテールだと思います。
あとは、、、
脇押さえステッチ（赤線部分）が長くなるのも
古い年代の特徴のようです。
という訳で、、、
これは革パッチでしょう！
1953年～54年頃までの
（移行期を含むと1952年～55年かもしれませんが、、、）
短い生産期間のモデルで
リーバイスでも限定復刻された品です。
品番がLVC 53501 だったので
勝手に 53モデル と呼ばせて頂きます。
ウンチクが長くなってスミマセン、
これだけのグッドコンディションの501XXに出会える事が少ないもので、、、
お客さまも県外から遥々来店されました。
それではリペア箇所の紹介です
コインポケットのリベットを新たに打ちます。
裾のシングルステッチ仕上げを
チェーンステッチ仕上げに変更します。
その際、アウトシームの解れも直します。
股の擦りきれをリペアします。
まだ、ダメージは小さい方ですが
完璧にリペアされたいそうなので
こちらは解体リペアを行ないます。
という訳で、
今回はウンチクだけのブログで申し訳御座いません、
やっぱビンテージジーンズはこれがあるから面白いんですよ！
次回はリペア後の報告をします。
では。
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