須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

「花月猫」動画(1)

2020-12-22 23:05:20 | 猫の物語
キツネ改めまろちゃんの幸せを感じていただけましたか?
今回アップする動画は寒くなる直前、12月11日のものです。この動画集を読んでいただいた後の方が分かりやすく親しみが増すかと、情報が前後することをお許しください。

まず、「僕はモフ、モフ!」のモフ。キツネ(まろちゃん)にとっては同じ年の甥っ子です。

1 広い花月の庭で佇むモフ。こんな広くてきれいなお庭、お外で遊べるのは幸せだよ、モフ!






3 移動するモフに仕掛けるチビ、モフは階段の向こう、郵便ポスト裏の狭い縄張りへと逃げ去る。座ってみているのがまろちゃんの姪っ子コハル。



4 呼びかけに頭だけ隠すモフ。キレッキレだよ!



続く・・・。


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花月のお料理(48)~甘鯛の幽庵(柚庵)焼き

2020-12-22 20:58:31 | 花月のお料理
幽庵焼きは、他の当て字として、「柚庵焼き」「幽安焼き」「祐庵焼き」等があてられ、由来は人名など諸説あるようです。

和食の焼き物のひとつで漬けダレを幽庵地といいます。基本は濃い口しょう油、酒、みりんを同割で作り、それに輪切りの柚子やカポスを入れます。この地に魚や鶏肉等を数日漬けて、汁を切り、柚子の香りが移ったものを焼き上げます。



魚はアマダイ、マナガツオ、イナダ、サワラ、カマスなどの切り身が使われるようです。ここでまた冬の香り、柑橘系のお料理が登場です。柚の香りが清々しいです。

冬の味覚には香りの強い、柚、金柑、蜜柑等、清々しく爽やかな柑橘系が合うんですね。料理長の技のおかげで、冬と柑橘系の味覚コラボについて、人生初めて思い至りました。「寒い冬はこたつで蜜柑」というフレーズに永遠の魅力を感じるのも、冬と柑橘系の味覚がマッチングしているからなんでしょう。

更に、朴葉を使って少し焼くと朴葉の甘い香りが染みこむのです。でたっ!冬の技、甘味+α、この料理、甘味と酸味のマッチング!!

美しい三角形の朴葉は閉じられています。それを開ける楽しみ、・・・開けたとたん、ふわっと酸味(柚の香り)が甘味(朴葉の香り)に加わります。甘鯛の上に、柚の輪切り文様が可愛い、時差を使った二つの香りが食欲を増幅させるのです。



お料理に目や手の楽しみが加わると美味しさもひとしおなんですね!

料理長は食べる人の目や手の楽しみをを知っている方なのでしょう。技を楽しむとお料理も更に美味しくなります。実は料理長、工作も得意で、時間のある時には花月猫ちゃん達にキャットウォークを作ってあげたりする多才な方です。

料理長の多才と遊び心が生んだ一品に何度も楽しませていただきました。感謝!



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