須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

赤ちゃん猫救出作戦

2020-11-23 17:55:14 | 猫の物語
11月21日と22日に須磨観光ハウス「花月」に出かけ、少々ロングスティをしてみました。冬に向けて、花月猫ちゃん達の健康状態も心配だったので、チェックしてみることにしたのです。

ところが!!!!!とんでもないことが起こりました!!!!!

21日の夕方、マネちゃんのお父様である二代目が、生後たぶん一か月ぐらいの仔猫を拾っていらっしゃったのです。赤ちゃん猫はまだグレーの産毛がふわふわしてます。白とグレーの八割れ、長毛のようです。



花月には「ジジ」という黒猫がいます。ふわグレー八割れちゃんは、どうやらジジのこどもらしいので、寒くないように毛布に包んで段ボールに入れ、ジジがいる場所に返しました。

翌22日は大安吉日です。ご結婚に向けての顔合わせやご長寿のお祝いなど、花月はてんてこ舞いの忙しさでした。夕方になって、どうしても気になるので、マネちゃんにお願いして見に行っていただきました。

すると昨日の毛布と段ボールのまま、ふわグレー八割れちゃんは戻って来ました。親を呼んでずっと大声でニャーニャー鳴いています。お腹が空いて、目やにも出ていましたので、「このままでは危ない!!」と直感しました。ジジは乳飲み子の最終局面で育児放棄したようです。



バックヤードで手当てをしたのですが、花月猫ちゃん達が入れ替わり見に来ました。マリオは小さく鳴いて見ていましたし、縞兄弟(姉妹)達、精悍なラビなど次々とウロウロしていました。多分心配してくれたんだと思います。

お湯で肛門あたりを拭いて、オシッコとウンチをさせました。カイロを準備していたので急いで発熱させ、膝の上に一緒に乗せ、タオルと毛布で包みました。仔猫は体温が奪われるとすぐに死んでしまいます。昨晩寒かったので心配していましたが、毛布を入れておいてラッキーだったのです。



お湯をいただき猫ミルクを少しずつ飲ませると、やっと鳴き止んだのでホッとしました。ふわグレー八割れちゃんは落ち着くと疲れ果てて寝てしまいましたが、時々起きてまた鳴き、少しミルクを飲んで寝る、そんな2時間でした。寝相が可愛らしく、時には上を向いて寝てしまいます。



少し安心しました。
目薬で目やにを拭くと真っ黒な可愛い目が開きました。

その後、以前から乳飲み子を育てたいという里親希望の方にご連絡を差し上げると、急なことにも関わらず、母娘で駆けつけてくださいました。

若女将は「最後なので」と記念写真を撮り、マネちゃんは実は長毛好きらしく、可愛い仔猫にちょっと未練があるようでしたが、仔猫の「幸せなニャン生」を祈りながら里親さんに貰っていただくことになりました。

しばらくして、ふわグレー八割れちゃんは、新しいお家で乳粥のようなゴハンをいただき、かなり元気になったようです。よかったね、命がつながりました。




本当に良かった!! 私は幸せです!!!



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須磨浦公園(6)~令和2年の秋

2020-11-23 17:38:59 | 日記
須磨浦公園は春の桜で有名ですが、秋の風情もなかなかのものです。
紅葉といえば、イチョウ並木やカエデ、もみじなどを思い浮かべますが、11月21日の散策では「櫨(ハゼ)」が美しかったのでご紹介しましょう。

櫨の木は果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれ、その実はウルシより利用されるようになった木であるようです。そう言えば、葉っぱの感じはウルシにいていますね。

須磨浦公園には立派な櫨の木があります。紅葉した部分は燃えるように赤いのですが、緑を残す二色の葉が、秋空に映えていました。自然の色彩の艶やかさにしばらく見惚れてしまいました。



須磨浦公園駅に接続している須磨浦ロープウェイは、リニューアル工事のため2021年3月中旬までお休みです。次のお目見えは桜の季節ですね。



敦盛橋から見ると、西側の引上線で山陽電車(阪神電車)が出走を待っています。なんだか可愛らしくて、ここから見る電車が好きなんです。



須磨観光ハウス「花月」にも紅葉の銘木があります。猫ちゃん達は登れるかな?美しく色づいた紅葉の間からひょこっと顔を出す花月猫ちゃんに会えるかもしれませんね!




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