花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

自由こそが難しい

2017-08-07 11:07:07 | Weblog


台風5号がやって来る。
と、ニュースで報道されているのだが、何故か?藤井寺はそれほどでもない。
これはいつものことではあるが、なんだか拍子抜けでありがたい。
そんな8月のアレンジ教室は、嵐ではない中でスタート!
大阪はお盆となると、花屋が一気に墓参りムードになり、店先に並ぶ花はすっかりお供えようになるので、色合いが少々寂しい。

そんな寂しい花ではあるが、本日は大きなユリの王様カサブランカ!と行きたいところではあるが、少し肉厚の薄いシベリア、姫ひまわり、スターチス、ヒペリカム、SPカーネーション。



で、おやつはコレ!
大麦ダクワーズの富良野メロンと、四国のうまじの里。

ゴミ出しで、溝にはまって左手を怪我した生徒さんが、湿布をしながら右手だけで活ける。
何も変わりのない風景ではあるが、アレンジメントや生け花の基本は、利き手だけを使って活け、器を回したり、左側を活ける時に左を使うなんて事は御法度!
その行為は邪道であり、生け花の「美」ではないとされている。
不自由な中にこそ「美」はあるとされ、それを学ぶのが花道。
そんな不自由な常識をぶち壊して、「好きな様に活けましょ!」ってのが"阪口流"。
通って来る生徒も、「不自由が嫌い!自由万歳!」の方ばかりで、「楽しい」を前面に押し出した自由なアレンジ教室だからこそ、気がつけば20年程続いているのか?と思うのだが…
ちゃんとしたアレンジを身に付けたい方には、まったく不向きのアレンジ教室。
「自由」ってのが、ほんまは一番難しいんやけどね…

今回のレッスンは、亡くなった旦那さんの仏壇に、お供えして頂ければええんやないか?と。
そんな事をふと思う月曜日の昼下がり…




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