花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

甘い匂いしてますか?

2007-06-13 17:48:24 | Weblog
蒸し暑い大阪ですが・・・
昨日の北海道のそれとは、まったく比べ物にならないでしょうが
暑いものは暑いんです。

いよいよやって来ました地獄の季節。
花屋にとってここから3ヶ月、暑さとの戦いと、忍耐比べになること必至!
どう乗り切るかで、今後大きく変わります。

オーダーメイドと謳ってる花師の店は、季節に関係なく注文が入ります。
それもいきなり突然の、イレギュラーの注文。
配達時間は限りなく遅い時間。
平均配達時刻は・・・午後21:00。
配達先は・・・キャバレークラブ。略して「キャバクラ」。
このキャバクラへの配達は、金額もかなりのものです。
ホステスさんへのプレゼントがほとんどですが、周年記念の花なんかもございます。
うれしい限りなんですが、ええ事ばっかりやないです。
少々厄介な事もないこはない。

携帯電話にお得様からの着信。
「○○ですけど、今晩いけますか?いつものように『変り種』で」
これが怖い。
この一言が・・・ドキってしまう。
店に在るもので済ませれば問題ないんですが、なんせ配達先はキャバクラです。
誕生日っていうたら、あちこちから花が贈られてきます。
その中でも一瞬で人目に付くようなものを、お届けしないといけない。
ハードル・・・高いっでせ~!

アレンジにしても、鉢物にしても、花束にしても・・・
在り来たりの物では目立ちません!
キャバクラへの花は、大阪根性丸出しの、「目立ってナンボ!」の精神。
贈り先のキャバ嬢が思わず、「わっ!綺麗~」とか、「わ~!すごい」なんて声を上げさせないと、煌びやかな世界の住人を満足させる事はできない。
当然ご注文を頂いた方も、お店に足を運ぶわけですから、そこでも納得してもらわないといけません。
だから常々心の準備は必至ですわ。

昔から、ウォータービジネスのおねぇさま方へのプレゼントには、自信を持っておりましたが、時代は常に変化しております。
当然、花の世界だって変化してます。
贈る方も、贈られる方も、知らず知らずに「目」は慣れてきてますから・・・
出会い頭のインパクト!
これがほんま大事です。
ウォータービジネス系の方は特に、花を貰う事が普通の人よりも多い。
そんな人たちの、記憶の中にないものを提供する。
一筋縄ではいきません。

常に想像を凌駕するもの。

これが花師のモットーです。
・・・自分自身でハードル上げてるんですけどね。

ブーケにしてもそうです。
ゼク○ィに載ってるような、至極当たり前のブーケのご注文はありません。
みなさん・・・変わった人たちが、花師に集まってきます。
そんな変わり者の方々のコメントを集めて、花師の店のHP「ブライダル」でアップしてます。

類は友を呼ぶって言いますか、変わり者が集う店。
それがどうやら、花師の店のようです。

昨日今日と、「大和魂」のメンバーが集って、花師の店は一瞬にしてミーティング会場に・・・
なんでもいいんです。
人が集るってことは、素晴らしいことです。

なんか甘い匂いでもしてるんかな?
厳しく辛口なコメントを吐く、うるさいおっさんやのになぁ・・・

画像はキャバ嬢へのプレゼント

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