花師のここだけの話し

花師がお届けする熱い想い。気ままに気まぐれに、ぼちぼち更新。ええ塩梅でお届けします。

サンタからの贈り物

2006-12-12 10:17:23 | Weblog
突然ですが・・・
みなさんはサンタクロースを信じますか?
花師は当然信じます。

「サンタなんていてへん!」

本当にサンタなんて実在しないのでしょうか?

存在するも存在しないも、すべては心のままです。
実在するなんてことはどうでもいいのです。
心の中に「信じる想い」があれば、それはすべて実在するのです。

映画「ポーラエキスプレス」の中で、サンタの国に行った主人公が、サンタから鈴をプレゼントされます。
その鈴の音は、信じるものにしか聞こえない、不思議な不思議な鈴。
大人になった主人公が、最後にこんな台詞で締めくくります。

「サンタに貰ったあの鈴は、今もぼくの耳には綺麗な鈴の音が鳴り響きます。」

いつの頃からでしょう・・・
子供から大人になるにつれ、「信じる心」が薄らいでいきます。
色んなしがらみに縛られて、騙されたり、裏切られたりと・・・
悲しい現実に、心を引き裂かれると、危険を察した人間の身体は、知らず知らずの間に防衛本能が働くそうです。
でも・・・いつまでも守ってばかりで生きていけません。
守る心はいつしか頑なな心を作り、「このままでも問題なし!」
「自分ひとりでも生きていける」などと、前向きに聞こえる言葉も、実は防衛本能から来る後ろ向きな言葉に身を隠します。

人は独りでは生きていけない・・・

人は人に愛されて、人を愛して優しくなる。
荒んだ心ではいつまで経っても、人から愛される事はありません。

花を扱う花師の仕事は、それが顕著に現れます。
人を恨んでいたり、妬んでいたり、羨んでいる時は、幾らやっても上手く活けれない。
活けれない・・・。
花の持つ美しさを引き出すサポートをする人間のエゴが、全面に押し出してくる。
そんなことでは、花は美しく咲くはずがありません。
人を愛するその優しさが、花をより一層美しく輝かせるのでしょう。
その美しく輝く花を見て、人は癒され優しさに溢れる・・・

もうすぐクリスマスです。

もう一度聞きます。

サンタクロースを信じますか?

まだ信じれない人がいるのなら、誰かを愛してみてください。
そして愛されてください。
それができるかどうかなんて、「信じる心」があれば、素敵な恋にめぐり合えます。
素敵な愛する人と過ごす時間の中で、きっと優しさに包まれる喜びを知るとき、あなたの目の前に、真っ赤な服のサンタクロースが現れる事でしょう。

シャンシャンシャンと鈴の音を鳴らし、サンタを乗せたトナカイのそりが、夜空からやって来るでしょう。

サンタクロースに限らず、「信じる心」があれば、なんだって素敵な日々を送れます。
そしてもうひとつ・・・
1歩踏み出す勇気。
たった1歩踏み出すだけで、HAPPYがやってくる。

「信じる心」

それは人を信じる心ではなく、自分自身を「信じる心」

サンタクロースはあなたのところへ、HAPPYと花束を抱えてやってくる。

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