ごく普通の住宅街の奥にひっそりと佇む茅葺き屋根の家。
鶴川の駅からさほど遠くはないものの、一歩足を踏み入れるとそこはどこの山間のお宅かと
錯覚してしまう。
坂を上っていくと、明らかに周りの新興住宅とは異なる雰囲気の一角が左手に見えてくる。
入館料を支払い、中に入るとまず目に入ってくるのが、古い農家らしいどっしりとした木の門。
そこをくぐると奥に茅葺きの母屋が見えてくる。
四季折々の花が植えられていて、私たちが行った時は、朝顔が静かに咲いていた。セミの声を
背に受けながら早速母屋の中に入ってみる。おばあちゃんちに来たかのような懐かしい木の横
開きの玄関をガラガラと開ける。(未だにおばあちゃんの家はこの横開きのガラスの扉なのだけ
どね。)中は外からは想像できないほど、ステキな空間が広がっている。調度品からお皿一枚に
至るまで決して華美ではないけれど、センスがよく全体にしっとりとしていて落ち着きのある物ば
かり。蚊取り線香の香りがどことなく漂う中で、なんとも居心地の良いゆったりとした時が流れて
いるのだろと思った。
母屋のさらに奥は林が広がっていて、「鈴鹿峠」と名がついていた。竹林からさわさわと心地の
良い風が流れてきて、非常に気持ちの良い散歩道だった。
この地を選び、探し出し、相当おんぼろだった農家をここまで素敵に仕立てられる白洲正子さん
のセンスの良さに脱帽でした。
現在は夏のテーマで食器や着物が展示されている。9月から秋に衣替えをするとのこと。
10月に入った頃、秋のどことなくすぽっと抜けた雰囲気とさわやかで落ち着いた雰囲気を確かめ
るためにもまた伺いたいと思う。
駅から近い場所とは言えず、決して便の良いところではないにもかかわらず、訪れる人が耐えない
のは、やはりこのご夫婦の生き方から全てに対し、魅力を感じ憧れを抱く人が多いという証拠なの
だと思った。
武相荘に行ってみようと誘ってくれた彼に感謝です。
鶴川の駅からさほど遠くはないものの、一歩足を踏み入れるとそこはどこの山間のお宅かと
錯覚してしまう。
坂を上っていくと、明らかに周りの新興住宅とは異なる雰囲気の一角が左手に見えてくる。
入館料を支払い、中に入るとまず目に入ってくるのが、古い農家らしいどっしりとした木の門。
そこをくぐると奥に茅葺きの母屋が見えてくる。
四季折々の花が植えられていて、私たちが行った時は、朝顔が静かに咲いていた。セミの声を
背に受けながら早速母屋の中に入ってみる。おばあちゃんちに来たかのような懐かしい木の横
開きの玄関をガラガラと開ける。(未だにおばあちゃんの家はこの横開きのガラスの扉なのだけ
どね。)中は外からは想像できないほど、ステキな空間が広がっている。調度品からお皿一枚に
至るまで決して華美ではないけれど、センスがよく全体にしっとりとしていて落ち着きのある物ば
かり。蚊取り線香の香りがどことなく漂う中で、なんとも居心地の良いゆったりとした時が流れて
いるのだろと思った。
母屋のさらに奥は林が広がっていて、「鈴鹿峠」と名がついていた。竹林からさわさわと心地の
良い風が流れてきて、非常に気持ちの良い散歩道だった。
この地を選び、探し出し、相当おんぼろだった農家をここまで素敵に仕立てられる白洲正子さん
のセンスの良さに脱帽でした。
現在は夏のテーマで食器や着物が展示されている。9月から秋に衣替えをするとのこと。
10月に入った頃、秋のどことなくすぽっと抜けた雰囲気とさわやかで落ち着いた雰囲気を確かめ
るためにもまた伺いたいと思う。
駅から近い場所とは言えず、決して便の良いところではないにもかかわらず、訪れる人が耐えない
のは、やはりこのご夫婦の生き方から全てに対し、魅力を感じ憧れを抱く人が多いという証拠なの
だと思った。
武相荘に行ってみようと誘ってくれた彼に感謝です。
日本の古きよき田舎っていう雰囲気が漂ってきた。そういう雰囲気のところ大好きなんだ。心が洗われるというか・・今じゃ結構ないもんなぁ~~。こういう日本っていいよね♪なんかとっても落ち着く・・・
駅前に建つ、巨大複合施設も確かに便利でいいかもしれないけど、こういった自然に囲まれ、敢えて心地よい不自由さを愉しむというのも人間には必要なんじゃないかなと思った。