さて…一週間の御無沙汰です(違)
今回は、夜の部の観賞です…。
二日間に亘っての観賞は初めてです。
やはり…一日で通しを観るのは、楽ですが…疲れる(涙)
でも…本来は、今日のみの予定でしたから…ははは。
で…今回のお席は、6列の14番…おっ!前の方だと言っても…二階席です。
そう、今回は二等席です…。
しかし、当初から行く予定の席が二等で、急遽言った席が一等とは…何たることか(汗)
で…久し振りに紅染屋さんとも合流して、いざっ!大阪松竹座へ…。
流石に番附は二冊も要らない…其処まで裕福な観劇じゃぁ御座いませんよぉ。
あぁ…オペラグラスを持って来るのを忘れた…二階席ですから…チェックが(泣)
そんなこんなで…夜の部の幕が開きます…。
一、『本朝廿四孝』 (ほんちょうにじゅうしこう)
十種香
此の演目を観るのは…何回目か?
御馴染の演目の一つですが…確か、坂田藤十郎さんの襲名披露で観たのが直近だろう…。
しかしながら…毎度の如く義太夫狂言…睡魔との闘いに明け暮れる(泣)、一幕であります…。
さて、今回はチャンと観ることが出来るか…其処が問題だ…←違うだろっ!
定式幕が引かれると…其処は長尾謙信の屋敷内…一瞬、フワ~ッとイイ薫りが漂って来る…。
此れが此の演目の第一の見せ場?
いやぁ…『十種香』ですものね…お香を薫じた薫りが劇場にほのかに漂って来る…一体感が溢れるイイ塩梅です。
時蔵さんの八重垣姫に、錦之助さんの勝頼…美男美女のお似合いのカップルですよ…。
しかし…まだ見たことがない、絵姿の勝頼に恋をする純粋なる乙女…死んだとばかりに思い続け…香を手向けている可憐なる御姿…。
錦之助さんは、ホンマに若衆と二枚目役にピッタリな役者ですよね…。
其の立ち姿が様になって…美しいこと…二階席からですが…十分過ぎるほどに映えて見えます。
どうして、オペラグラスを忘れたのか…(涙)
でも、毎度思うが、勝頼…此の場合は、花作りの簑作なのですが…遣いに出るのに、どうして裃長袴なのか…?
お芝居だから考えない…でも、八重垣姫の部屋に掲げられている絵姿と同じ装束とは…此れまた如何に?
考えない…考えない、お芝居だから。
でも、前髪の若衆と言った風合いですが…此の着附は何故、抜き衣文となるのか…?
ホンマ…考えるのよ…いやはや。
腰元の濡衣もイイ雰囲気を出しています…。
二階席からだと、舞台が見渡せるので…お芝居のスケールも手にとってわかって来る…。
でも、細やかな仕草やら…動き、意匠などに目が届かないのが…悲しいモノです…。
増してや、オペラグラスを忘れて来ているので…嘆き度アップです…(涙)
実は…此の演目…初めて睡魔に襲われなく最後まで観れた…何と言うべきか…恥ずべきことか否か?
今までは…如何しても…義太夫狂言特有の…太棹の発するα波にヤラレテ…其れに…八重垣姫、勝頼と濡衣のジャラジャラした雰囲気に…うつらうつらと…来ていたのですが…。
今回は、全くそんな予兆もなく。
初めて…話の筋がわかった←コラッ!
いや…番附をみないでも…竹本の語りと話の展開が、ススッと理解できたし…八重垣姫の恥じらう姿が…やっと可愛らしくも思えたのよ…。
今まで何だったのだろうか…悲しい限りです…。
いや、と言いましても…今まで観てきた藤十郎さんの八重垣姫も、魁春さんの八重垣姫も…よかったですよ(汗)
其れは其れなりの味がある…。
前半部分の…三人の…いや、八重垣姫の乙女心満載のお話とからは打って変わって、後半になると舞台の雰囲気ががガラリと変わる。
謙信が登場する段から変な緊迫感…と言いつつも、余り感じられないのも悲しいが…。
團蔵さんには悪いですが…チョッと斯う言った場合の謙信には軽い感じもしたり、しなかったりも…。
いやはや…(汗)
何だか…急に今までのフワフワした雰囲気漂う舞台から、緊張感漂う場面に変わって行くはずなのだが、そうも取れない…。
勝頼が…花道を退出して…其の後に追手を差し向ける謙信。
もうチョッと迫力が…欲しい。
今までは前半部分を睡魔に襲われて、格闘しながらの観劇で…後半部分は一転したバタンバタンの追手の動き等の一連の流れで目が一気に冷めていたのですが…。
今回は…前半部分に魅入って仕舞って…やっと話の筋が、お芝居自体で理解できるようになり(汗)、でも…後半に差し掛かるとダレてしまったようにも思えて…うぅぅぅぅん。
二階席からそう見えたのかも知れないが…六郎…萬太郎君の動きも、大きく見える割には…音が鳴り響かない…軽やかに飛んで跳ねてじゃぁ、此の場は丸潰れ…。
小文治の権十郎さんは…無難でしたが、ドウもなぁ…もうチョッと動きに豪快さが欲しかったなぁ…。
文句言っています…(汗)
さぁ、最後は…濡衣を武田方の間者と見抜いた謙信が捕らえて、さぁ…っ!
ハラハラドキドキ…?
うぅぅぅん…盛り上がって…幕となります…。
八重垣姫:時 蔵丈
武田勝頼:錦之助丈
腰元濡衣:菊之助丈
白須賀六郎:萬太郎丈
原小文治:権十郎丈
長尾謙信:團 蔵丈
二、銘作左小刀
『京人形』 (きょうにんぎょう)
此の演目も…何回目でしょうか?
上方歌舞伎会では幾度も観ているような…本興行では…???
観たことあるような…無いような…?
まぁ、舞踊劇ですから…突っ込み無しで楽しんで観ていきましょう♪←無理そう(笑)
話の筋に突っ込んでいたら・・元も斯うも無い…だって、お芝居だから。
でも、内容は突っ込み処満載です…でも、割愛(汗)
しかし…菊之助さんのお人形は…綺麗ですよね。
でも、島原の太夫さんを…等身大で作り上げる左甚五郎って…ある意味、マニアック。
いやぁ…今の御時世ならば…いやはや。
まぁ、いますよね…斯う言った人はいつの世も…でも、マニアです。
そう言った亭主の甚五郎に附き合う女房のおとく…ホンマ、平和な夫婦ですよね。
ハイハイ…呆れているのか…おだてているのか…一緒になって楽しんでいるのか…其れとも、見守っているのか?
どれにでも取れる…おとくの心情は如何に?
…まぁ、亭主に惚れ込んでいるんでしょうね…で、亭主を好きにさせてあげて…楽しんでいる女房でしょうか?
さぁ…話は大詰めになって…お人形さんは元の箱に仕舞われて…。
何故だか、押し入れから出て来る井筒姫…考えない、考えない…。
またまた、勘違いして姫の奴の照平が甚五郎に斬り掛る…まぁ、何かに追われているのでしょうが…唐突に話が進むので…サッパリです。
最後に大工道具を手にしての立ち廻りと来たら…あんたっ!
もう、ドウにでもなれっ!って感じで…歌舞伎ってだから面白いっ!!!
わけわからん…もう、イイのですよ、わけわからんで…其れが歌舞伎ですっ!
負傷した身体でも、立ち廻りを遣って退ける甚五郎は、何者でしょうか?
ただの職人じゃぁありませんよっ!
考えない、考えない…。
存分に楽しませて頂いて…幕となります…。
左甚五郎:三津五郎丈
京人形の精:菊之助丈
井筒姫:巳之助丈
奴照平:秀 調丈
おとく:萬次郎丈
相変わらず…長くなってしまったので…そう、続きます(汗)
困った太夫元です…。
今度こそは…手短に…無理そう。
今回は、夜の部の観賞です…。
二日間に亘っての観賞は初めてです。
やはり…一日で通しを観るのは、楽ですが…疲れる(涙)
でも…本来は、今日のみの予定でしたから…ははは。
で…今回のお席は、6列の14番…おっ!前の方だと言っても…二階席です。
そう、今回は二等席です…。
しかし、当初から行く予定の席が二等で、急遽言った席が一等とは…何たることか(汗)
で…久し振りに紅染屋さんとも合流して、いざっ!大阪松竹座へ…。
流石に番附は二冊も要らない…其処まで裕福な観劇じゃぁ御座いませんよぉ。
あぁ…オペラグラスを持って来るのを忘れた…二階席ですから…チェックが(泣)
そんなこんなで…夜の部の幕が開きます…。
一、『本朝廿四孝』 (ほんちょうにじゅうしこう)
十種香
此の演目を観るのは…何回目か?
御馴染の演目の一つですが…確か、坂田藤十郎さんの襲名披露で観たのが直近だろう…。
しかしながら…毎度の如く義太夫狂言…睡魔との闘いに明け暮れる(泣)、一幕であります…。
さて、今回はチャンと観ることが出来るか…其処が問題だ…←違うだろっ!
定式幕が引かれると…其処は長尾謙信の屋敷内…一瞬、フワ~ッとイイ薫りが漂って来る…。
此れが此の演目の第一の見せ場?
いやぁ…『十種香』ですものね…お香を薫じた薫りが劇場にほのかに漂って来る…一体感が溢れるイイ塩梅です。
時蔵さんの八重垣姫に、錦之助さんの勝頼…美男美女のお似合いのカップルですよ…。
しかし…まだ見たことがない、絵姿の勝頼に恋をする純粋なる乙女…死んだとばかりに思い続け…香を手向けている可憐なる御姿…。
錦之助さんは、ホンマに若衆と二枚目役にピッタリな役者ですよね…。
其の立ち姿が様になって…美しいこと…二階席からですが…十分過ぎるほどに映えて見えます。
どうして、オペラグラスを忘れたのか…(涙)
でも、毎度思うが、勝頼…此の場合は、花作りの簑作なのですが…遣いに出るのに、どうして裃長袴なのか…?
お芝居だから考えない…でも、八重垣姫の部屋に掲げられている絵姿と同じ装束とは…此れまた如何に?
考えない…考えない、お芝居だから。
でも、前髪の若衆と言った風合いですが…此の着附は何故、抜き衣文となるのか…?
ホンマ…考えるのよ…いやはや。
腰元の濡衣もイイ雰囲気を出しています…。
二階席からだと、舞台が見渡せるので…お芝居のスケールも手にとってわかって来る…。
でも、細やかな仕草やら…動き、意匠などに目が届かないのが…悲しいモノです…。
増してや、オペラグラスを忘れて来ているので…嘆き度アップです…(涙)
実は…此の演目…初めて睡魔に襲われなく最後まで観れた…何と言うべきか…恥ずべきことか否か?
今までは…如何しても…義太夫狂言特有の…太棹の発するα波にヤラレテ…其れに…八重垣姫、勝頼と濡衣のジャラジャラした雰囲気に…うつらうつらと…来ていたのですが…。
今回は、全くそんな予兆もなく。
初めて…話の筋がわかった←コラッ!
いや…番附をみないでも…竹本の語りと話の展開が、ススッと理解できたし…八重垣姫の恥じらう姿が…やっと可愛らしくも思えたのよ…。
今まで何だったのだろうか…悲しい限りです…。
いや、と言いましても…今まで観てきた藤十郎さんの八重垣姫も、魁春さんの八重垣姫も…よかったですよ(汗)
其れは其れなりの味がある…。
前半部分の…三人の…いや、八重垣姫の乙女心満載のお話とからは打って変わって、後半になると舞台の雰囲気ががガラリと変わる。
謙信が登場する段から変な緊迫感…と言いつつも、余り感じられないのも悲しいが…。
團蔵さんには悪いですが…チョッと斯う言った場合の謙信には軽い感じもしたり、しなかったりも…。
いやはや…(汗)
何だか…急に今までのフワフワした雰囲気漂う舞台から、緊張感漂う場面に変わって行くはずなのだが、そうも取れない…。
勝頼が…花道を退出して…其の後に追手を差し向ける謙信。
もうチョッと迫力が…欲しい。
今までは前半部分を睡魔に襲われて、格闘しながらの観劇で…後半部分は一転したバタンバタンの追手の動き等の一連の流れで目が一気に冷めていたのですが…。
今回は…前半部分に魅入って仕舞って…やっと話の筋が、お芝居自体で理解できるようになり(汗)、でも…後半に差し掛かるとダレてしまったようにも思えて…うぅぅぅぅん。
二階席からそう見えたのかも知れないが…六郎…萬太郎君の動きも、大きく見える割には…音が鳴り響かない…軽やかに飛んで跳ねてじゃぁ、此の場は丸潰れ…。
小文治の権十郎さんは…無難でしたが、ドウもなぁ…もうチョッと動きに豪快さが欲しかったなぁ…。
文句言っています…(汗)
さぁ、最後は…濡衣を武田方の間者と見抜いた謙信が捕らえて、さぁ…っ!
ハラハラドキドキ…?
うぅぅぅん…盛り上がって…幕となります…。
八重垣姫:時 蔵丈
武田勝頼:錦之助丈
腰元濡衣:菊之助丈
白須賀六郎:萬太郎丈
原小文治:権十郎丈
長尾謙信:團 蔵丈
二、銘作左小刀
『京人形』 (きょうにんぎょう)此の演目も…何回目でしょうか?
上方歌舞伎会では幾度も観ているような…本興行では…???
観たことあるような…無いような…?
まぁ、舞踊劇ですから…突っ込み無しで楽しんで観ていきましょう♪←無理そう(笑)
話の筋に突っ込んでいたら・・元も斯うも無い…だって、お芝居だから。
でも、内容は突っ込み処満載です…でも、割愛(汗)
しかし…菊之助さんのお人形は…綺麗ですよね。
でも、島原の太夫さんを…等身大で作り上げる左甚五郎って…ある意味、マニアック。
いやぁ…今の御時世ならば…いやはや。
まぁ、いますよね…斯う言った人はいつの世も…でも、マニアです。
そう言った亭主の甚五郎に附き合う女房のおとく…ホンマ、平和な夫婦ですよね。
ハイハイ…呆れているのか…おだてているのか…一緒になって楽しんでいるのか…其れとも、見守っているのか?
どれにでも取れる…おとくの心情は如何に?
…まぁ、亭主に惚れ込んでいるんでしょうね…で、亭主を好きにさせてあげて…楽しんでいる女房でしょうか?
さぁ…話は大詰めになって…お人形さんは元の箱に仕舞われて…。
何故だか、押し入れから出て来る井筒姫…考えない、考えない…。
またまた、勘違いして姫の奴の照平が甚五郎に斬り掛る…まぁ、何かに追われているのでしょうが…唐突に話が進むので…サッパリです。
最後に大工道具を手にしての立ち廻りと来たら…あんたっ!
もう、ドウにでもなれっ!って感じで…歌舞伎ってだから面白いっ!!!
わけわからん…もう、イイのですよ、わけわからんで…其れが歌舞伎ですっ!
負傷した身体でも、立ち廻りを遣って退ける甚五郎は、何者でしょうか?
ただの職人じゃぁありませんよっ!
考えない、考えない…。
存分に楽しませて頂いて…幕となります…。
左甚五郎:三津五郎丈
京人形の精:菊之助丈
井筒姫:巳之助丈
奴照平:秀 調丈
おとく:萬次郎丈
相変わらず…長くなってしまったので…そう、続きます(汗)
困った太夫元です…。
今度こそは…手短に…無理そう。
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