花笑 はなえみ

          呼吸を大切に 呼吸を忘れないで と願っています

今日一日の学習

2015年08月12日 10時12分58秒 | エッセイ

嫌いなもの・嫌いなことは「勉強すること」っていう人多いと思うけど・・

なんかね、きちんと坐って、真面目な本を開いて、大切なことや気づいたことをノートに記していく、それも勉強、学びの姿勢だと思うのですが。

そんなことは、得意な人やそうすることが好きな人にとっては楽勝で遊びやゲーム同然なんでしょうね。
苦手な人にとっては苦しくて辛いことですよね。
ちなみに、わたしも勉強を辛く苦しく思う部類の者ですよ。

勉強をするってどれくらい人間に必要なことか測ることは難しいですが、短い期間と長い期間、時間や期間も関わってくると思うのです。
短時間・短期間だとある程度は努力というふんばりも効くけど、長時間・長期間はふんばる効き目ないですよね。

こんなこと書いていて、なんだか虚しくなってきましたけど。
なんのために勉強するのか、なんのために私の時間を使うのか、だれのために・・

取り敢えず、答えがすぐに出ないものや出せないものは捨て置いといて、やらなくちゃなんないものを先に済ませようと思いました。

まず、退院後は、差し迫って大切なことのひとつに食事の支度があり優先順位の上位に上ってきましたよ。
病院食は、もちろん入院中の患者のために作られる食事のことです。
病院食では、病気特有の痛みは消えないし病気も治ることはありませんが、入院前より体調が良くなったのは事実です。

食事について。

食事に関わる研究をしてきた人たちの日々の学び、努力の積み重ね、学ぶ人たちの、時を超え、場を超えて繋いできた人たちの継承の志し、そんなことなどを感じます。
その分野に携わることを単に経済的手段と考える人もいるだろうし、使命と考えている人もいるでしょうね。

これは、食に関することだけではなく、他の分野にも当てはまることだと思うのです。

遅々として進まない分野、ありますよね。
その道の最高峰、それを進むのも待つのももどかしいしじれったいし、我慢できやしませんね。
でも、人はいつだって大切なことは後回しにしてしまうもの。
それの一端でも担いでみようって気持ちのある人が、その一歩を進めてきたんだろうと思うんです。

人の一生は短いけれど、人の学びはずっと継がれて続いていくものだと思うのです。
人の世が続く間だけは、ね。

一生かけて学ぶ心を失わないことが人間を目指す者の証し、生涯かけて何事を成さずとも、目指すところのものだけは、ここに置いておきたいと切に願っています。


「ジブリ」の作品で使われた音楽を聴きながら今この原稿を書いています。ピアノにアレンジした曲などは気分ががほぐれますから。グールドのピアノもいいですね。1981年の録音らしいです。


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