花笑 はなえみ

          呼吸を大切に 呼吸を忘れないで と願っています

出会いの瞬間

2014年04月19日 14時39分11秒 | エッセイ

渋谷駅を歩いていたとき「あなたには天眼が見えます」と言いながら近づいてきた方がいらっしゃいました。

その時はその意味がよく解らなかったのですが、今なら少し解ります。

どちらかと言えば、危うきには近寄らずということで危険察知能力などが高いのかもしれません。

視力が弱い分、それ以外の能力、例えば直感力、インスピレーションなどを使って認識しようとする意識が自然に働いてしまうのかもしれませんね。

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私たちが自分をとりまく環境から拾っている情報量の7割が視覚によると考えられていますが、電話の仕事では人間のいくつかある感覚のうち最も重要な視覚が使えません。

電話での仕事は相手の表情や感情を目で捉えることはできないんですね。
それでも、視覚に次いで重要な感覚機能である聴覚は使えます。

聴覚には、音の大小・高低・音色(メロディー)・調性などの属性があるそうです。

音の大小は音の強さである音圧によって決まり、音の高低は周波数(振動数)によって、メロディーは音波の形によって規定されるそうですが、電話口の向こう側のお客様へは、私たちコミュニケーターのどんな音、どんな響きが伝わっているのでしょうか。

双方向に共通の感情が流れているとき、あるいは共感しているとき、離れた位置関係にあっても一体感はありますね。
そんな対話や関係が成立したときはうれしくなります。

ちなみに、感覚とは『視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚・運動感覚・平衡感覚』を指すようです。
もちろん電話の仕事でも聴覚以外の他の感覚も並行して使われるのですが、バランス感覚がとても大切なお仕事ということでしょうね。


つまり、電話の仕事はデリケートな仕事、ということをお伝えしたかったんです。
結論を最後に記して申し訳ありませんでした。


参考サイト:総合心理相談/ES DISCOVERYより感覚器官と認知の仕組み
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/vision/line3.html

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日本アカデミー賞が決まりましたね。

最優秀作品賞、他13部門を受賞した『舟を編む』を観ました。

淡々とした表現のなかに力強さを秘めた作品ですね。

若いうちから生涯を懸けて打ち込める仕事と出逢えるってめったにないことのように思いますが、主人公は生涯を懸けるほどの仕事に巡り逢えたんですね。

やっぱり、映画って良いですね。


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