検査を行った大学病院の獣医師にO次郎の検査結果についてメモとしていただいたものそのまま。
『神経学的検査では沈うつ、両側皮質性失明、右旋回、右姿勢反応低下、両側姿勢性斜視が認められ、前脳病変が疑われた。
外観および頭部X線検査から頭蓋冠お拡大、頭蓋のすりガラス様陰影、指圧痕不明瞭が認められる。
左前頭頭頂部の泉門からの超音波検査にて異常に拡大した脳室、菲薄化した大脳皮質が認められた。
これらの検査所見から先天的な重度の水頭症(水無脳症)が強く疑われる。』
要は脳脊髄液が脳いっぱいにあるため、頭蓋骨が肥大しているのと同時に大脳が圧迫されている状態。そのため、大脳の表面部にあたる大脳皮質がつかさどる、視覚などの神経機能に不全が出ている。現状では、すでに大脳の発達障害があるので、いわゆる犬らしい生活やコミュニケーションは難しい。が、生きていくことはできる。ただし今後病気が進行すれば、大脳萎縮が起き、てんかん発作や痴呆などの症状が出たり、最悪の場合は生命維持をつかさどる脳の部分にも影響がでることもある。今後どのように進行するか、それとも治療によって症状を軽くすることができるかどうかは予測は不可能。……、そんな説明だったように思う。
治療法としては、ひとつは外科手術。頭蓋骨に小さな穴をあけ、そこからパイプで体内とおしお腹から髄液を排泄させるもの。O次郎の場合、成長途中なので、成長に合わせて何回か再手術が必要。髄液の量がかなり多いので、髄液を抜いた場合パンパンに膨らんだ風船をしぼませたような状態になり脳そのものに影響を与えることも考えられる。パイプの詰まりや感染症、それに手術そのもののリスクもあり、その効果などを比べると、O次郎の場合は勧められない、とのこと。
内科治療は脳圧を下げる薬を使い症状を緩和するもの。利尿剤とステロイド剤があるようだ。
O次郎はとりあえず利尿剤で様子をみることとなった。せめてこれ以上の症状の進行はとめてやりたい、と思う。
『神経学的検査では沈うつ、両側皮質性失明、右旋回、右姿勢反応低下、両側姿勢性斜視が認められ、前脳病変が疑われた。
外観および頭部X線検査から頭蓋冠お拡大、頭蓋のすりガラス様陰影、指圧痕不明瞭が認められる。
左前頭頭頂部の泉門からの超音波検査にて異常に拡大した脳室、菲薄化した大脳皮質が認められた。
これらの検査所見から先天的な重度の水頭症(水無脳症)が強く疑われる。』
要は脳脊髄液が脳いっぱいにあるため、頭蓋骨が肥大しているのと同時に大脳が圧迫されている状態。そのため、大脳の表面部にあたる大脳皮質がつかさどる、視覚などの神経機能に不全が出ている。現状では、すでに大脳の発達障害があるので、いわゆる犬らしい生活やコミュニケーションは難しい。が、生きていくことはできる。ただし今後病気が進行すれば、大脳萎縮が起き、てんかん発作や痴呆などの症状が出たり、最悪の場合は生命維持をつかさどる脳の部分にも影響がでることもある。今後どのように進行するか、それとも治療によって症状を軽くすることができるかどうかは予測は不可能。……、そんな説明だったように思う。
治療法としては、ひとつは外科手術。頭蓋骨に小さな穴をあけ、そこからパイプで体内とおしお腹から髄液を排泄させるもの。O次郎の場合、成長途中なので、成長に合わせて何回か再手術が必要。髄液の量がかなり多いので、髄液を抜いた場合パンパンに膨らんだ風船をしぼませたような状態になり脳そのものに影響を与えることも考えられる。パイプの詰まりや感染症、それに手術そのもののリスクもあり、その効果などを比べると、O次郎の場合は勧められない、とのこと。
内科治療は脳圧を下げる薬を使い症状を緩和するもの。利尿剤とステロイド剤があるようだ。
O次郎はとりあえず利尿剤で様子をみることとなった。せめてこれ以上の症状の進行はとめてやりたい、と思う。