はなこママの徒然ブログ

はなこ、まるこ、O次郎の3コギのはなまる一家です。ブログは、O次郎の水頭症の闘病記録が中心です。

O次郎の経過 5/6~5/8

2008年07月08日 | O次郎
HP終了に伴ってブログも整理しようとしていたら、O次郎について書きかけの文章があった。
5月8日まで。亡くなったのが19日。
残りの10日間が書けなかった。詳細な記録を残しているので、書けないこともないだろうが、やっぱり当時を思い出すと涙がでます。


5/6:
O次郎が夜寝るときはキャリーバッグの中。キャリーバッグのリードフックにつなぎふたは完全には占めず、半開きの状態。キャリーバッグはママの横に置いて眠る。そうすれば、夜中に起きて暴れても、たいてい目が覚める。

今日も朝5時半にモゾモゾ動き出す。ハウスで小を済ますと、また眠る。そのまま9時過ぎまで眠ってくれる。朝ごはんはドライフードが35g、缶フードが30g。介助しながらだが、9割くらいは食べてくれる。まあまあ安定しているのかも。

昼過ぎからもよく眠っているので、久々に、はなまる姉妹を連れてゆっくりお散歩をする。夕方目をさます。元気そうにしている。昨日も元気に歩いたのので夕方、お散歩に連れ出す。

我が家からワンブロックの300mくらいのコースを1時間。ほとんど歩けない。お散歩を始めて3日めくらいに歩いたコース。風が強かったせいもあふ。気圧が変わりそうでイヤな予感。

5/7:
雨。
気圧の変化に呼応するように、明け方から、ピーピー鳴き続ける。朝から頭が安定せずフラフラしてひっくり返る。
起きるのはトイレをしたいときだけ。それ以外はほとんどフラフラして、ひたすら眠る。

5/8:
昨晩はハウスで眠り、夜中にトイレに起こしても反応なし。その後、ハウスの中で小をしたようだが、疲れているのか気づかなかった。朝食はやや少なめに盛る。

O次郎の経過 5/1~5/5

2006年10月07日 | O次郎
5/1:
バリケンの中で朝まで眠ってくれた。ゴールデンウィークになりお天気がスカっと晴れているせいか、O次郎の体調も良い。大小の回数やリズム、食欲なども、生活のリズムが落ち着いているように思える。

5/2:
雷雨。しかも夕方に地震もある。時々背中が反るようなそぶりが見えるが、抱っこしたり撫でたりしてやると、すぐに落ち着いて眠る。安定。

もし大きな地震や災害があったら、O次郎をどうしたら良いのだろう?という不安がよぎる。はなこやまるこの安全を確保し、O次郎をなんとかしなくてはならない。私一人ではとても無理だと思う。ましてや避難生活でO次郎の面倒をみるのは難しいかもしれない。次から次へとネガティブな考えが浮かぶ。どうぞ災害が起こりませんように……と祈る。

5/3:
O次郎を自由にしてやれる部屋はリビングの横の一部屋だけ。だが、台所仕事をしているとどうしても死角になってしまう。O次郎に何かあったときに気がつかない。イチバン困るのはウンチをしてそれを踏みつけて床の上がウンチの足跡だらけになること。かといって狭いハウスの空間だと、グルグル小さな円を書いて回っているため、だんだんフラフラになってひっくり返ったり、足が血まみれになったり……。リビングのスペースでも自由にしてやれるよう、100円ショップでワイヤーネットを買ってきてサークルを作ってやった。高さは40センチ程度だが、O次郎には飛び越えたりする能力がないのでこれで大丈夫。全部で15枚購入。いつでもどこでも簡単にサークルを設置できるようになった。

これで常にO次郎が視界の中にいるようになったので、安心。

5/4:
昨日、新しい100均サークルの中でいっぱい動き回ったせいか、明け方に一度起きてウンチをするとすぐに寝る。昼間、また100均サークルをリビングしつらえた。いつもと違う空間をぐるぐる探検。一緒にサークルの中にいれたまるこを踏みつけ、乗り越えて歩いたり、結構笑わせてくれた。

このところO次郎のお散歩は、天気とO次郎の調子がそろった時以外にはしていない。無理やり外に連れて行き、無用に興奮させるより、100均サークルの中でグルグルくらいでちょうど良いようだ。

あまり散歩はできないが、やはり外に連れ出してお日さまに当たらせたい。キャリーバッグも小さくなってしまった。そこでこれからの生活を考えてカートを買った。これで、一人でもはなまる姉妹とO次郎の3頭立てが可能になるかもしれない。

これで、皆であちこちに行けるかも……、と希望がふくらむ。

5/5:
昨日買ったカートにO次郎を乗せて、ショッピングモールに出かける。ほとんどカーとの中で眠ったままで動かない。通りがかる人たちが〝ワンちゃん疲れちゃったのねえ……〟。〝ええ、まあ……。〟それ以上は言わない。

それにしてもキャリーバッグに比べるとカートは楽だ。家に帰る途中にあった公園でO次郎を歩かせる。ウンチやチーをしっかりして小一時間。公園の草むらをクンクン。それなりに満足したらしく、カートに戻すとまたスヤスヤ。

カートは大正解!

O次郎の経過 4/20~4/30

2006年06月27日 | O次郎
4/20:
O次郎の目が離せないため、ほとんど外出できない状態(できても数時間)が続いている。かねてからO次郎を購入したショップとの話し合いで、週に1回くらいは預かってもらう約束になっていた。まずは、お試しに昼から数時間……、本日はその予定だった。

しかし、朝から天候が荒れており、昼には激しい雨と雷。最近、天気の変動(気圧が関係するのだろうか?)のたびに具合が悪くなることが顕著なO次郎。結局、お預けはお断りする。

夕方。天気はすっかり良くなり雲ひとつない快晴。O次郎も気持ち良さそうに眠りからさめたので散歩に連れ出す。が、まともに歩くことができない。立って自分の体を支えることすら不可能。散歩は10mほど歩いて断念。

これまで出来る限りお散歩に出たほうが、O次郎の健康のために良かろう、と、1日のうちで調子が良さそうな時間を見計らって外に連れ出していた。しかし、もはやO次郎にとってお散歩はストレスになってしまっているような健康状態。お散歩は考え直したほうがよさそうだ。

そのまま夕方から夜にかけてプチ痙攣。苦しげな表情のまま眠る。

4/21:
昨日はショップでのお預かりを断念。しかし用事がたまっているので、今日は動物病院に預けることにした。

お預かりの7時間あまり、ほとんど眠っていたらしい。家に帰ってもゴハンとトイレ以外の時間はほとんど眠り続ける。過度の睡眠も発作の一種なのだろうが、苦しがって暴れたり、そう状態になっているより楽だ。ほんのちょっとニンゲンも一息。

4/22:
まる2日の睡眠を経て休養タップリなのか、朝からミーミー甘えん坊の声で鳴く。他の犬たちとは反応や表現方法が違うが、最近、O次郎が甘えるようになったように思う。私の声に反応したり、触ってやると落ち着いたりするようになった。特にミーミーという鳴き声で呼んでいることがある(ヒンヒンと似ているが微妙に違う)。そばにいって撫でてやったり、抱っこしてやると落ち着くのが分かる。我が家に来て以来、甘える、という表現や行動がほとんどなかったO次郎。(気づかなかったのかもしれないが……)。知的レベルはかなり落ちているものの、「ママ」の存在を認識していることを確信。嬉しい。

午後から久々のお散歩に連れ出すと元気に歩く。が、調子に乗って歩かせすぎたのか、家に戻ると、一転、ミーミーからヒンヒン。イッキに具合が悪くなり、背中が反り返るプチ発作を起こす。

しかし、夜ゴハンの時になるとヒンヒン鳴きながらもちゃんと食べてくれる。ひとまず安心。数日前から、O次郎のためにゴハンに缶詰のフードを混ぜるようにしたのが功を奏しているのだろうか?

4/23:
日常的にヒンヒン鳴いたり、背中が反ったりするのが当たり前のような状態。それでも、ゴハンを食べてくれるうちは安心……と思う以外仕方がない。それでも、はなまる姉妹に比べると食は細い。半分は自分で食べてくれるが、残りの半分は抱っこして、手でO次郎の口元にフードを持っていき、だましだまし食べさせる。はなこが子犬だった時の半分も食べない。

用意したフードの8割がた食べてくれたら、O次郎にとっては上出来。最近はオヤツにもあまり興味を示さなくなってしまった。嗅覚が衰えているのかもしれない。

ハウスの中途半端な広さが災いして、転倒することが多い。サークルを一回り小さくする。

このところ、急激にO次郎の生活パターンが乱高下している。行き当たりばったりの毎日で混乱気味。そこでO次郎の生活記録のノートをスタート。天気、睡眠、大小、運動、ゴハン、その他の状況について時間ともにチェックすることにした。

4/24:
友人宅にO次郎を連れて出かける。バッグに入れると反射的に眠ってしまう。4時間あまりほぼ眠ったまま。家に戻っても眠っている時間が長い。睡眠の1日。

4/25:
よほど調子の良いとき以外お散歩に連れ出すことをやめてからは小康状態。とはいえ、背中が反ってヒンヒンいう回数も増えた。それでも、激しい痙攣にならずにすんでいるのでニンゲンの精神状態も良好。

ハウスを狭くしたので、起きている間はなるべく室内で自由にさせてやるようにする。出入り口をネットでふさぎ、ぶつかりそうな場所にはクッションや毛布を使ってカバー。O次郎のハウスにも自由に行き来ができるようにする。この環境でO次郎は落ち着いている。はじめのうちは、あっちでゴツン、こっちでゴツンをしながらも部屋全体を探索し、そのうち、ぶつからずにクルクル。喉が渇くとハウスに戻って水も飲む。

ただし、トイレはできないので、ハウスから出すときはマナーベルトを装着。

4/26:
明け方に起きることもなく平和な朝。ゴハンの後、またひと眠り。昼過ぎにお目覚め。元気なのでお散歩。距離は短いがゆっくりゆっくり1時間。夕方からピーピー鳴きはじめたが、夜ゴハンを食べると眠ってしまう。久々に事件のない1日。

4/27:
昨晩からタップリ眠ったせいで、4時半に起きる。見張っているつもりが、ウトウトした間にウ●チ。気づいたら踏みつけてウ●チまみれ。いつものことだが、足を洗うと大暴れ、大騒ぎ。なだめすかして6時半にやっと眠る。

昼間は動物病院に預ける。その間も眠り続ける。夜ゴハンのあとしばらく室内でクルクルしたものの、また眠る。獣医さんから、発作が起きたときのための座薬(ダイアップ6mg)を2錠を処方していただく。1回に半錠(半分に折るとのこと)を肛門に押し込むのだそう。お尻にさわっただけで大騒ぎするO次郎。果たして、イザというときにできるかどうか不安。

4/28:
明け方目を覚ます。ウ●チをして大騒ぎ。毎日、朝が怖い。

昼間は、元気そうなのでお散歩に連れ出す。が、気温が高いのが関係するのかハイテンションで道路上で大暴れ。収拾がつかなくなり、抱っこで家に戻ることにした。わずかな距離だが、腕から飛び出さんばかりに暴れ続ける。なんとか押さえつけるようにして家にたどり着く。落としても仕方がないような状況。

家に戻ってからは落ち着く。夜、多少ひきつるような気配をみせるが、なにごともなく眠る。昼間の騒ぎはなんだったのか……。

4/29:
3時半に起きる。ウ●チをして30分ほどで眠る。6時半に起きてヒンヒン鳴く。

9時過ぎに朝ゴハン。その後眠る。昼過ぎになって起き出すと、室内をグルグル。ふらふらになってもグルグル。早めに眠る。夜中に起こすと小をする。すぐに眠ってくれる。

正直、O次郎が眠っていてくれると本当に助かる。

4/30:
1ヶ月前には、はなまる姉妹と一緒の3頭立てのお散歩もできたO次郎。しかし、今では毎日のお散歩すら無理になってしまった。室内をグルグルして、フラフラになって、やがてスヤスヤ……であれば、まずます好調と言わざるを得ない。

同じ好調でも1ヶ月前とはだいぶ様相が違ってきた。

それでも、大きな発作を起こさないだけでもありがたい。表情はどこから誰がみても「オバカさん」の顔になってしまった。悲しい。

O次郎へ

2006年06月10日 | O次郎
キミの最後の一ヶ月の生き様を、きちんと記録しておかねば……、とブログに草稿を書き始めたのだけど、なかなか前に進めません。毎日、毎日のことが鮮明に思い出されて、どうにもなりません。

ママは出来る限りのことをしたつもり。でも、突然キミが逝ってしまった前の晩のことを考えるとやはりつらいです。あの晩、もっともっといっぱいキミを抱きしめてあげたかった。最後の瞬間までず~っと歌ってあげたかった。キミは精一杯頑張ったし、おそらくもっといっぱい生きたとしても、きっと辛いことのほうが多かったに違いない。キミは楽しい思い出を抱いて逝ってしまったのだと思う。でも、ママのエゴかもしれないけど、もっともっと、生きている暖かいキミを抱っこしていたかった。

夜中、目が覚めたとき、きみのぬくもりを確かめて安心したり、暴れたりしていて困ったり……。もうそんなことは2度とないかと思うと寂しい。もちろん、はなまるお姉さんたちもいてくれるから、ママはダメになったりはしないけど、それでもキミの空白は誰にも埋めることはできない。

キミは強いママが好きなのかな?でも弱いママでも許してくれる?

O次郎の経過3/11~4/19

2006年04月19日 | O次郎
2月末に精密検査を受け、「無脳症」の診断を受けたO次郎。急激な治療で脳圧が下がったのが原因か、激しい発作を起こしたが、その後、落ち着いた。

3月初旬。少しずつ活発になり、これまでになく動き回る。走ることを覚えた。楽しそうに見える。その姿を見ると、クスリの効果があって状態がよくなっているのではないか、と素人目には思える。が、走り方が日に日に激しくなってくる。あるいは、異常ともいえる状態だ。元気があって走っているのではなく、何かに駆られるような走り方。それでもはなまる姉妹と一緒のお散歩もできるようになり、あちこちで、少しずつつぼみがほころんでくるのを見ると、きっとO次郎も元気になってくれるのではないか、という気持ちがもてる。

3/11(土):O次郎の体調が良いので、ワンコたちだけでお留守番させ、長めの外出。が、家に戻ると寝ていたはずのO次郎がサークルの中でひっくり返って、足をバタバタさせている。思い起こせば、この数日、体が後ろに反るようなしぐさや、後ろ足が安定せず、後ずさりするようなしぐさがあり、気にはなっていた。
何かの原因で体のバランスを崩して倒れたものと考えられる。ひっくり返るとパニック状態になるのと、頭が重いのと両方の理由で、自力で起き上がることができないのだ。私が家にいるときは、怪しい行動が見えるとすぐに気づいて、声をかけたり背中をなでたりしてやるのだが、留守中、ひとりでパニックに陥ったもの、と考えられる。

~3/19(日):旋回運動が激しさを増す。以前は右回りだったのが、左回りになった。回り始めると、自分の意思とかかわりなく、何かに憑かれたように回り続ける。お散歩中、バイクや車の音に激しく反応し突然走り出す。耳の神経が常に緊張している。自力でのゴハンが難しくなってくる。ゴハンを食べるための姿勢が持続できない。食べている間に旋回運動が始まって、器を見失い、そのうち、食べていることを忘れてしまう。

3/20(月):O次郎をお散歩に連れ出し帰宅。サークルに入れても落ち着かず、サークルの中で旋回運動。そのうち落ち着くだろうと思って、ちょっと買い物に行き帰宅すると、サークルの中に血痕が渦巻き状に点々。O次郎はますます激しく旋回。血痕については原因不明。

3/21(火):朝のウンチから回虫出現。病院に連れて行き駆虫。昨日の血痕は血便だったのでしょう、と言われる。?????、が、違うと思う。

3/23(木):また、血痕。駆虫のせいで血便?が、朝からウンチはきわめて正常。体のありとあらゆる場所をチェック。後ろ足の肉球にかさぶたがはがれた後を発見。先日の激しい旋回運動のせいで、肉球が摩擦で切れてしまったのだろう。それがまた、旋回運動ではがれたのだと分かる。ナゾの血痕の原因が分かってホッとした。が、旋回運動が激しくなった時は、無理やりでもやめさせなくてはいけない。

~3/29(木):安定している。というよりこのところずっと躁状態。眠っているか、起きて激しく歩き回ったり旋回運動したりのどちらか。一見調子がよさそうに見えるのだが、どうだろう?と思った矢先、公園でひっくり返る。それをキッカケに夜、発作の兆候。四肢がつっぱり、苦しそうな声をだす。ひたすら抱っこでしのぐ。

4/1(土):朝からメチャクチャ元気なO次郎。安心して外出。が、戻ると、サークル中が水分のシミだらけ。失禁とヨダレ。O次郎は痙攣を起こした状態でひっくり返り、ヒンヒン鳴き続けている。主治医であるS獣医師に電話。つながらない。携帯番号の案内があったので電話するがつながらない。30分後に電話してもつながらない。
申し訳ない、と思いつつ、はなまる姉妹の主治医であるN獣医師に電話。休みのはずだが自宅につながる。ヒンヒンなきながらも抱っこで少しずつ発作がおさまりつつある状態を話すと、今すぐどうにかなることはないが、落ち着いたら砂糖水を飲ませると良いとアドバイスをもらう。今夜また悪くなったら、夜間動物病院に連れていったらよいか?と尋ねると、その前にとにかく何時でも良いから電話をしてきなさいと、言われ安心。O次郎の状態も治まり、砂糖水を少々飲ませ眠る。

4/2(日):昨晩の発作を忘れたかのように元気に起きたO次郎。が、夕方、また軽い発作。

4/3(月):狂犬病の猶予証明書をいただくため、はなまる姉妹の主治医のN獣医師ところに見せに行く。エコーでO次郎の脳を見てもらうが、表面から5センチほどの深さまで髄液で満たされていることが判明。2月末に精密検査の後、走ったりしていたし、私の声に反応もするようになっていたので、きっと良くなっているに違いない、と、心のどこかで希望を持っていた。が、それは、やはり単なる希望であったことを悟る。それでも、先生が「エコーは完璧じゃないし、これからだってよくなることもあるから、また、機会があったら見てみましょう。」と言ってくださる。些細な言葉でなぐさめられる。

~4/9(日):様子をみながらの毎日。小康状態。が、全体的なパワーは落ちている。

4/10(月):夕方から激しい痙攣。絶え間なくヨダレ。

4/11(火):昨晩のことを忘れたかのように朝から元気。

4/13(木):シャンプーをきかっけにプチ痙攣。後悔する。

4/15(土):夕方から痙攣。のたうち回る。おそらくこれまででイチバン激しい痙攣。だが、何もできない。激しい状態のときは、触ってやることすら、O次郎の神経を逆なでしてしまうので、見ているしかない。疲れ果てて眠るが、絶えずヨダレをたらし、寝顔がひきつっている。

4/16(日):朝はなんとか目覚めたものの、背中が反ったまま。朝ゴハンを食べまた、眠り続ける。が、夕方、突然ムクっと起き、その後元気になる。

4/19(水):お散歩中にフラフラして、路上でうつぶせ。そのまま、抱っこすると眠ってしまう。(睡眠発作)。夕方からプチ痙攣。抱っこすると眠る。その後はひたすら眠る。

子ぎつねヘレン

2006年03月13日 | O次郎
映画化で話題になっている三重苦の子ぎつねの物語の原作である〝子ぎつねヘレンがのこしたもの~竹田津 実著〟を読んだ。

お涙頂戴の動物ものは大ッキライ。正直にいうとつらすぎて見たり読んだりできないのだ。でも、いろいろな情報が入ってくるにつれ、もしや、ヘレンとO次郎に共通点があるのでは?それどころか同じだということがだんだん分かったきた。いやいや、やめよう……、と思いつつも本屋でつい立ち読み。

すると、そこにあるホンモノのヘレンの写真を見てびっくり。目がそっくり。厳密にいうと、目が見つめる先が同じ。そしてミルクを飲むときの顔、ゴキゲンな顔、あくびをする顔、どうしたらよいか分からないような顔……どれも同じ。

しかも、環境や状態は違うが、ヘレンに起きたこととO次郎に起きたことが極めて酷似している。ヘレンが苦しむとき夜叉のような顔になったというクダリはあまりにもきつ過ぎた。O次郎がこのまま死んでしまうのではないかと思った夜、O次郎の顔もまさに夜叉だった。

が、ひとつ違うことは、ヘレンは小さな命の灯を消してしまったが、O次郎は元気に頑張っていること。O次郎は、この程度の試練で〝O次郎は私にこんなことを残してくれた〟なんて書かれたんじゃ、たまんね~よ、と言ってるに違いない。

O次郎の薬&経過 3/10

2006年03月10日 | O次郎
3/1(水)~5(日)
症状が安定。起きている間は絶えず動き回り、眠ると熟睡という生活リズムは変わらない。また、夜中に起きて徘徊を続け、そのうちピーピー夜鳴きを始める。だいたい明け方前あたり。

ひたすら前に向かって進む。角にぶちあたっても前進を続ける。時々かなりの勢いでサークルのフェンスに頭をぶつける。フェンスとフェンスの間にマズルを突っ込んで前に進もうとする。痛くないのだろうか?O次郎の頭や鼻先があたる箇所にプチプチを巻きつける。また、狭いところに入り込んで、出られなくなるので、O次郎が入り込める隙間がないようにする。(5cmでも隙間があると、無理やり入り込む。)

症状が悪化する前は、いったんトイレも8割くらいは成功していたのだが、まったくダメになってしまった。利尿剤のせいもありありとあらゆる場所に排尿。また、足元がふらつきつまずくこともあるので、トイレは撤去。どこにトイレをしてもOKの状態にした。大に気づかずにいると、踏みつけてサークル中を歩きまわるので、そこらじゅうがウ○チだらけ。大量の洗濯物。トイレシートの消費量が尋常ではない。(シートの上に新聞紙を使うことで解消。吸水性が悪いが、背に腹は変えられない。)室内で遊ばせるときにはマーキングベルトを装着。

身体症状は発作を起こす前の状態に戻ったが、痴呆状態が悪化しての安定というのが正しい。

3/6(月)
前回処方されたステロイド剤がなくなったので、動物病院に出かける。血液検査。肝臓の値が軒並みアップ。ステロイド剤の副作用だそう。長期には服用できないので、状態が急変したときのみに使用するのだそう。肝臓の薬(グルタチオン100mg錠×2回/1日)1週間分。利尿剤(イソソルビド)はこれまでどおり。

3/7(火)~(金)
躁鬱状態があることに気づく。波が激しい。

躁のときは走る。頭が比較的上に向いている。抱っこしようとしたり、触ったりするとひどく怒る。痙攣発作を起こすのではないか、と心配すりょうな怒り方(暴れ方)をする。吠える………。耳や鼻もよく効いているようだ。食欲たっぷりで、オヤツなどはママの手まで食べようとする。夜鳴きの際、吠える。

鬱のときはひたすら眠る。起こしてもすぐに眠る。お散歩でまっすぐ歩けない。左右にフラフラ。食欲がない。

イチバンの問題行動は夜鳴き。昼間はだいたい眠っている(熟睡)ことが多いが、最低1時間のお散歩に連れ出し、夜ゴハンの後は眠らないように、はなまる姉妹と一緒の空間で過ごさせたりしているものの、効果なし。クンクン程度であれば、眠れないのは私一人なのでよいが、ギャンギャン吠え始めると近所迷惑にもなりかねないので生きた心地がしない。

O次郎の検査結果

2006年02月25日 | O次郎
検査を行った大学病院の獣医師にO次郎の検査結果についてメモとしていただいたものそのまま。

『神経学的検査では沈うつ、両側皮質性失明、右旋回、右姿勢反応低下、両側姿勢性斜視が認められ、前脳病変が疑われた。

外観および頭部X線検査から頭蓋冠お拡大、頭蓋のすりガラス様陰影、指圧痕不明瞭が認められる。

左前頭頭頂部の泉門からの超音波検査にて異常に拡大した脳室、菲薄化した大脳皮質が認められた。

これらの検査所見から先天的な重度の水頭症(水無脳症)が強く疑われる。』

要は脳脊髄液が脳いっぱいにあるため、頭蓋骨が肥大しているのと同時に大脳が圧迫されている状態。そのため、大脳の表面部にあたる大脳皮質がつかさどる、視覚などの神経機能に不全が出ている。現状では、すでに大脳の発達障害があるので、いわゆる犬らしい生活やコミュニケーションは難しい。が、生きていくことはできる。ただし今後病気が進行すれば、大脳萎縮が起き、てんかん発作や痴呆などの症状が出たり、最悪の場合は生命維持をつかさどる脳の部分にも影響がでることもある。今後どのように進行するか、それとも治療によって症状を軽くすることができるかどうかは予測は不可能。……、そんな説明だったように思う。

治療法としては、ひとつは外科手術。頭蓋骨に小さな穴をあけ、そこからパイプで体内とおしお腹から髄液を排泄させるもの。O次郎の場合、成長途中なので、成長に合わせて何回か再手術が必要。髄液の量がかなり多いので、髄液を抜いた場合パンパンに膨らんだ風船をしぼませたような状態になり脳そのものに影響を与えることも考えられる。パイプの詰まりや感染症、それに手術そのもののリスクもあり、その効果などを比べると、O次郎の場合は勧められない、とのこと。

内科治療は脳圧を下げる薬を使い症状を緩和するもの。利尿剤とステロイド剤があるようだ。

O次郎はとりあえず利尿剤で様子をみることとなった。せめてこれ以上の症状の進行はとめてやりたい、と思う。

      

O次郎のお散歩日記

2006年02月08日 | O次郎
O次郎の目が見えない診断確定&お散歩デビューから2週間経った。

初日には無限大に思えたお散歩。まだまだ、普通のワンコのようには歩けない。それでも、歩みは遅いがめげずに歩く。わずか2週間という期間に予想だにしなかった進歩を見せている。「生きているモノの可能性ってなんてスゴイんだろう……。」コトバではなく、心の底から感じた。

はなまる姉妹の分も含め、1日3時間に渡るお散歩は、正直キツイ。それでも、毎日が楽しい。O次郎は、着実に一歩、一歩前進している。障害のない、はなこやまるこが当たり前のようにこなしていたこと……がとてつもなく高いハードルに見える。でも、実は、彼女たちにとっても高いハードルを克服してきたのに違いない。

でも、はなまる姉妹の時は、出来て当たり前じゃないか、と思っていたので、そのことにまったく気づかなかった。O次郎は出来なくても仕方がない、という考えが先行するので、ひとつひとつクリアするたびに感動する。

きっと、はなこもまるこもひとつひとつ、頑張って成長してきたのだと思う。

お散歩2日目。フードをたっぷりもって1/25(水:初日) 一歩も動けなかった初日。獣医さんの待合室とペットショップの中をグルグル&ゴッツン。

1/26(木:2日め) 2日めはフードを頼りに我が家の近くの線路沿いの道路を100m。あとは抱っこして近くの公園に連れて行き、地面の感覚を味あわせてやる。広さを感じるのか、しきりに鼻や耳を動かす。

1/27(金:3日め) 3日めは家の周辺を一周。おりしも、住宅造成と水道工事の真っ最中。重機やら、ダンプやら、ドリルやら工事現場のいろんな音がするたびに立ちすくむ。それでも頑張って最後まで歩いた。工事現場のおじさんたちに、「頑張れよ~」と声をかけられながら300m。
それにしても、世の中にはなんと騒音の多いことか!工事の音はもちろん、自動車が通り過ぎる音、ドアを閉める音、自動販売機の音、電車の音、人間の靴音、下水の音、バイクの爆音、飛行機やヘリコプターの音。なんという音の洪水の中で暮らしているのか、改めて気づく。
騒音が聞こえるたびに、O次郎は立ち止まる。よく観察していると怖がっているというより、「これは一体何?」と慎重に考えている様子。怯えるのは困るが、慎重なのはいい兆候。

1/28(土:4日め) 2日めと同じルートの坂の上まで登り、線路の反対側の道路を戻ってきた。信号も渡った。リードをチョンチョンと引っ張ると、そちらの方向に歩けば良いことを覚える。ときおり、自主的に歩くようにもなった。後半はエネルギー切れ。全体的にフードでつる回数も減ったし、歩くことを楽しんでいるようにも見える。初日からみると無限大にも思えるような進歩は感動に近いものがある。600m

1/29(日:5日め) はなまる姉妹が遊ぶドッグラン近くの歩道を歩く。フードなしで歩く時間が増えたが、まだまだ車が近くを通るたびに立ちすくむ。歩道の縁石から落ちるが、それほど気にしない。神経質な性格ではなさそう。お散歩によって、家にいるときには気づかなかったO次郎の一面が分かるようになる。

ボク歩くの楽しいかも~。 1/30(月:6日め) 近くのペットショップまで往復。ちょっと遠回りして1.4km。途中、交通量が多い国道246を歩く。立ち止まりながらも、なんとか歩きとおす。1時間30分かかったものの、まだお散歩デビュー1週間もたっていないのに、頑張って歩いたO次郎はエライっ!頑張って付き合ったママもエライっ!(自画自賛。)

1/31(火:7日め) 小雨の中お散歩決行。いろいろ気になって動けず。300m。抱っこして帰ろうと思ったが、癖になるといけないので、頑張って歩いて帰宅。15分。そういう日もあるさ。無理は禁物。

2/1(水:8日め) 雨。家の中を探検。

2/2(木:9日め) はなまる姉妹の最短お散歩コース(1.2kmくらい、15分)のところ、1時間超かけて歩く。車が少ない道路ではノンストップの時間が増えた。クンクンしたり、耳をクルクル動かすことがますます増える。お散歩によって、それまであまり使うことがなかった聴覚や嗅覚が発達しはじめたのかもしれない。電信柱、ゴミ箱、ドブ……、汚いけどクンクンするのがワンコのお勉強。「やめなさいっ!」と言いたいところをグっと我慢。

2/3(金:10日め) はなまる姉妹のかかりつけの獣医さんまで往復。往復2km。獣医さんの時間も入れて2時間弱。途中、ワンコが追い抜いて行く。ワンコのニオイに刺激されてか100mほどイッキに歩く。しかもママより先だぞっ!おいお~い。人通りの多い道なので、いろんな人に声をかけられる。子犬なのでワンコ好きな人は声をかけてくれることが多いのだが、O次郎にやたらに触られるとビックリするので、「目が見えない」ことを言うようにしている。特に子どもは要注意。目が見えない=触ったらビックリする、という構図が出来ていないので、「触らないでね。」と言うと、「ケチなオバチャン」みたいな顔される。つらいが仕方ないよ。

階段の前で。2/4(土:11日め) パパと一緒に、大学病院の紹介でお世話になる獣医さんに出かける。近くの公園を10分ほどお散歩。公園の中の階段や、ぬかるみ、枯葉などいろんなものの上を歩く。とてつもなく寒い日だったことと、シャンプーの予定があったので、それ以上のお散歩はやめにした。

2/5(日:12日め) はなこの泥棒顔コーギーの撮影のためお出かけ。撮影のための公園に一緒に出かける。公園の広場で、パパがリードを持って約1時間半ほど、ず~っとグルグルグルグル歩き続ける。おそらく、運動量は過去最高。パパ、目が回る。O次郎はグルグル、パパはクラクラ。

2/6(月:13日め) 近くの公園まで遠回りして出かける。自動車の音にもだいぶ慣れてくる。先週まで気になっていた自動車のアイドリングの音は完全克服。が、上空のヘリコプターのパラパラに立ちすくむ。そんなもん、一体どこから音がしているのか分からないよね~。公園でリードをはずしてやるとかなりの勢いでグルグル。円周がだんだん大きくなり、直径5mくらいになったら、どんどん小さくなり、最後にウ~ン(笑)。

スピードが速くなった。2/7(火:14日め) 昼間、2/2(1時間強)と同じコースを40分程度で歩く。フードはほとんど使わない。途中でいきなり人に触られたのでビックリしてエンコ。使ったのはその時だけ。夕方暗くなってから、1/30(往復1時間半)に出かけたペットショップまで往復。片道20分強。ストップはほとんどなし。フードもほとんどなし。お散歩すること自体がO次郎にとっての楽しいこと(ご褒美)になっている様子。

2/8 家の近くの路地をあっちをフラフラこっちをフラフラ。公園もいっぱい歩いた。これまで、左側を歩かせていたのだが、右側にもつかせるようにする。脳にモンダイがあるのか、どうしても同じ方向に片寄る癖があるので、右側にするとリードが絡まって、立ち止まってしまう。そんなこんなで、距離は稼げなかったけど、お散歩の中身は濃くなった。

O次郎の目 (2)

2006年01月30日 | O次郎
1/25

N先生に大学病院の紹介をお願いしたが、医療費のことなどを考ショップとショップ医に対してまず、この事実に対して何がしてもらえるのか交渉ししよう、と思い至った。

そのためにもさらなる意見を求め(サード・オピニオン)、別の獣医師に診せることにした。

開業医であるが高度医療や難病治療をめざすS先生。視神経系の研究をしていたこともあるとのことで詳しく説明をしてくださる。眼球には異常がなく、網膜の病気(遺伝病)、あるいは視神経、脳の異常が考えられる。いずれも、大学病院で検査をしないと、どこに問題があるかは分からないらしい。熱血獣医師のS先生は、その場で2つの大学病院に電話してくださり、結局、2月下旬に検査をしてもらう段取りとなった。

検査に当たっては全身麻酔のリスクがある。検査を受けることでO次郎に何かプラスになることがあるのだろうか?網膜に異常があって、目は見えません、でオシマイというケース。あるいは水頭症などの脳の病気があって、手術や投薬によって改善する場合、が、なす術がなく、目が見えないだけではなく、今後発作が起きたり、他の感覚器官に問題が起きる覚悟をしなくてはならない場合もあるかもしれない。

ネガティブに考えるのはよそう。何かプラスになることがあるに違いない。たとえ目が見えなくたって、どんな病気だってO次郎はウチの子だ。元気にならないワケがないじゃないか!

ともあれ、ショップにこれまでの経緯を伝え、医療費について何とかならないか交渉した。通常ならショップ併設病院でのみ無料だが、その系列の本院でも無料にしましょう、とオファー。信頼できない病院のお世話にはなりたくないと告げる。(ちなみに、ショップ医が出した薬はステロイド系のもの。N先生いわく、O次郎の免疫量を超えるもの。そもそも投薬しない。S先生いわく、視神経が腫れているという診断そのものが間違いだし、薬は何のために出したのか分からない。もしかしたら30年くらい前だったら出したかも……)

N先生にS先生の件を伝える。失礼なことになったのではないかと心配したが、「ボクたち開業医では、もう手に負えない内容だし、今は医療技術も昔とは格段の差があるから……」と励ましてくださる。

その夜、はなまる姉妹がお世話になった鳴海先生のしつけ教室に顔を出す。レッスンが終わった後、O次郎のことを相談する。「犬は元々目が良くないんだから、大丈夫。普通に暮らせるようになるから大丈夫だよ。」目が見えないO次郎には、いつ何時、どこを触られもぶつかっても平気な子にするためのトレーニング方法を教えてくださる。

1/26

医療費についても、ショップとトラブるのはやめにした。

検査をしてみれば何か分かるだろう。ショップやショップ医に対する疑問や不信はあるが、モノを言うのはきちんと結果が出てからにしようと思う。

今すべきは、文句をタラタラ言うことでも、嘆くことでもない。目の前にいる小さなO次郎に、これから元気に楽しく生きてもらうための術を教えることだ。目が見えないことによって、特別に注意しなくてはならないことはあるが、服従訓練だってしつけだって必要だ。健常な子以上に必要だろう。世の中には楽しいことがいっぱいあることだって教えなくては。

そう思ったら、メラメラメラと闘志(?)が湧いてきた。

続く……(と思う)。