はなこママの徒然ブログ

はなこ、まるこ、O次郎の3コギのはなまる一家です。ブログは、O次郎の水頭症の闘病記録が中心です。

O次郎の目 (2)

2006年01月30日 | O次郎
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N先生に大学病院の紹介をお願いしたが、医療費のことなどを考ショップとショップ医に対してまず、この事実に対して何がしてもらえるのか交渉ししよう、と思い至った。

そのためにもさらなる意見を求め(サード・オピニオン)、別の獣医師に診せることにした。

開業医であるが高度医療や難病治療をめざすS先生。視神経系の研究をしていたこともあるとのことで詳しく説明をしてくださる。眼球には異常がなく、網膜の病気(遺伝病)、あるいは視神経、脳の異常が考えられる。いずれも、大学病院で検査をしないと、どこに問題があるかは分からないらしい。熱血獣医師のS先生は、その場で2つの大学病院に電話してくださり、結局、2月下旬に検査をしてもらう段取りとなった。

検査に当たっては全身麻酔のリスクがある。検査を受けることでO次郎に何かプラスになることがあるのだろうか?網膜に異常があって、目は見えません、でオシマイというケース。あるいは水頭症などの脳の病気があって、手術や投薬によって改善する場合、が、なす術がなく、目が見えないだけではなく、今後発作が起きたり、他の感覚器官に問題が起きる覚悟をしなくてはならない場合もあるかもしれない。

ネガティブに考えるのはよそう。何かプラスになることがあるに違いない。たとえ目が見えなくたって、どんな病気だってO次郎はウチの子だ。元気にならないワケがないじゃないか!

ともあれ、ショップにこれまでの経緯を伝え、医療費について何とかならないか交渉した。通常ならショップ併設病院でのみ無料だが、その系列の本院でも無料にしましょう、とオファー。信頼できない病院のお世話にはなりたくないと告げる。(ちなみに、ショップ医が出した薬はステロイド系のもの。N先生いわく、O次郎の免疫量を超えるもの。そもそも投薬しない。S先生いわく、視神経が腫れているという診断そのものが間違いだし、薬は何のために出したのか分からない。もしかしたら30年くらい前だったら出したかも……)

N先生にS先生の件を伝える。失礼なことになったのではないかと心配したが、「ボクたち開業医では、もう手に負えない内容だし、今は医療技術も昔とは格段の差があるから……」と励ましてくださる。

その夜、はなまる姉妹がお世話になった鳴海先生のしつけ教室に顔を出す。レッスンが終わった後、O次郎のことを相談する。「犬は元々目が良くないんだから、大丈夫。普通に暮らせるようになるから大丈夫だよ。」目が見えないO次郎には、いつ何時、どこを触られもぶつかっても平気な子にするためのトレーニング方法を教えてくださる。

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医療費についても、ショップとトラブるのはやめにした。

検査をしてみれば何か分かるだろう。ショップやショップ医に対する疑問や不信はあるが、モノを言うのはきちんと結果が出てからにしようと思う。

今すべきは、文句をタラタラ言うことでも、嘆くことでもない。目の前にいる小さなO次郎に、これから元気に楽しく生きてもらうための術を教えることだ。目が見えないことによって、特別に注意しなくてはならないことはあるが、服従訓練だってしつけだって必要だ。健常な子以上に必要だろう。世の中には楽しいことがいっぱいあることだって教えなくては。

そう思ったら、メラメラメラと闘志(?)が湧いてきた。

続く……(と思う)。


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2 コメント

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頑張れ~! (ユウママ)
2006-02-02 18:07:37
先日、O次郎くんのことを知って、かなりショックを受けました。

どんな言葉をかけてさしあげたら良いのか分からないくらい。

はなこママさんやパパさんショックに比べれば話にならないほどだろうと思いますが。



でも日記やブログを見て、はなこママさんの強さにとても感心しました。

きっと大きな愛に包まれて、O次郎くんなりの幸せをいっぱいつかんでいくんでしょうね。

幸せってそれぞれ形が違いますものね。

O次郎くんがはなこママさんに巡り合えたことが、まず大きな幸せだったと心から思います。
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ありがとう。 (はなこママ)
2006-02-02 20:40:56
応援ありがとう。



まだまだ、これから先、タイヘンなことがあるかも知れませんが、今のところO次郎は目が見えないだけ。食欲もいっぱいだし、イタズラもまっさかり……。



かえって、人間のほうがいっぱい元気をもらっているのかもしれません。



頑張りますねp(^ ^)qファイト!
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