●法人保険基本セールスプロセス ２

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税制と経営者保険

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私は自動車学校の広告も担当していたので、彼とも良く会って
いた。彼にとって私は大事なお得意様だった。

その彼がある日から連絡が取れなくなった。会社に「電話して
も外出している。」「今日は休んでいる」など１ヶ月ほど連絡
が取れなかった。

キャンペーンを控えていたので私は焦った。自宅の電話番号を
調べてやっと連絡が取れた。「1ヶ月ほど、休んでいたんだ。
会社を辞めるつもりだ。」との事だった。

キャンペーンは他の担当者とやり取りして、無事に成功した。
その後、彼から電話があった。「いろいろ転職も考えたが、自
分で広告代理店を作ろうと思う」

ついに、独立するのだ。

直ぐに、彼が所属していた広告代理店の社長と担当者が来た。
「彼とは取引しないでくれ。当社と引き続きお願いしたい」と
挨拶にきた。

その後、彼は三坪ほどの事務所を開設し、仕事を始めた。サラ
リーマンから個人事業主になったのだ。

給与所得から事業所得になった。彼は必死に営業していた。社
員は０人だった。私は少しずつ広告の仕事を回した。彼の頑張
りで、テレビ局に口座が開けた。

彼の仕事の範囲は広がった。私はテレビCMも頼むようになって
いた。そして、彼は法人を設立した。相変わらず三坪の事務所
だったが、事務員が1名いた。

彼は役員報酬になった。やがて社員も増え30坪ほどの事務所に
なっていった。

そして、私がソニー生命に転職することになる。　彼が独立し
た時にほとんどの取引先は彼を無視した。しかし、私は応援し
て仕事をお願いしていた。

そのような信頼関係があった。保険の提案に行ったときは営業
開始三週間目であった。知識もなく、経験もなかった。

彼は契約してくれた。

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