運命じゃない人

宮田くんの人柄がこの作品の良さ、面白さを際立たせている。同じ出来事も、同じ場面でも異なる視点で描くと見える部分が違うのが面白い。ありがちなプロットかも知れないけど、ここまで面白く作れる人はそうはいないでしょうね。脚本と演出の巧さが光る。昨年公開の作品ですが幸先の良い映画ライフのスタートを切りました。（作品的には…ね）（総合：★★★・/タイムスパイラル度：★★★★）

原題：「運命じゃない人」1:1.85 (Vista)/Monaural/Color/98min/2004 日本/web site
日時：2006.01.09.Mon 14:05-15:45 (Monaural)/セゾンカード割引￥1,500/プログラム￥600（A5size）/G-4/15人
劇場：上田でんき館II （82席/SRD）web site
出演：中村靖日、霧島れいか、山中聡、山下規介、板谷由夏
監督・脚本：内田けんじ　音楽：石橋光晴
配給：クロックワークス web site
第14回PFFスカラシップ作品
2005年カンヌ国際映画祭＜批評家週間＞正式出品
フランス作家協会賞（脚本賞）
最優秀ヤング批評家賞
最優秀ドイツ批評家賞
鉄道賞（金のレール賞）　4賞受賞

長野県内では上田のみの上映、しかもDVD発売直前。でも、やはり劇場で観たい! と言う事で本年最初の映画鑑賞です。評判の良さは聞いていましたが、やはり面白かった。描く視点が違うと見えなかった部分が見えてくる。宮田くんを始め、主立ったキャラがユニークでヤクザが出てくるのに血なまぐさくないというのも微笑ましい。

「運命じゃない人」てタイトルもセンスが良いですね。ラストも素晴らしいし、余裕のある遊び心も嬉しいですね。

ポイントは“便利屋 山ちゃん”だったか。否、他にも沢山ありますが、1/27金にDVDが発売なのでレンタルでもう一度観てみたいな、と思います。

ところで、セゾンカードを見せたのですが、公式サイトなどによると￥200引きの表示なのですが、￥300引きになってちょっと得した気分です。

因みに時系列のチャートとスクリプトが載っている素晴らしいプログラムでした。

運命じゃない人 中村靖日 内田けんじ 霧島れいか エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2006-01-27 by G-Tools