フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

薄氷も雪もなく

2019-02-23 10:53:45 | 俳句


 <  薄氷(うすらい)も雪もなく如月の春  >

 今朝は10℃もあるのに暖恋しくて
 ストーブを付けている、室温は17℃だ。

 春なのか冬なのか
 暦の上では春だがまだ冬だろう

 三月になれば一気に春めくだろうか
 子供の頃は九州でもよく雪が降った。
 やはり、地球は温暖化しているだろう。

 写真の実は何という名前だろう
 木に絡まった蔦の実だが、いやカズラの実だろうか。

 こんな小さな実でさえ春に備えて
 実を今にも落としそうだ。

 

種田山頭火

2019-02-22 22:28:41 | エッセイ


 今夜は花の金曜日なのだなあ
 炬燵の中でうとうとと眠ってしまっていた。

 この写真に山頭火の俳句を載せたとき少し笑った
 ユーモラスに見えるかも知れない。

 暖かい夜だなあ
 暖房は要らない?今夜は10℃もあると云う。

 炬燵は切ってあるし、ファンヒーターも点けてはいない。
 灯油も余るかも知れない。

 ひしひしと春を感じる
 北国の人はいかばかりだろう。

 あと三週間もすれば桜が咲く!


   <  後姿のしぐれてゆくか    山頭火  >

漁港は春の陽気だった

2019-02-22 07:29:29 | 俳句


  <  水温む海鼠捕る老人堤防に   花木柳太 >
  < みずぬるむなまことるひとていぼうに  >

 先日、近くの漁港まで足を延ばした
 春一番が吹いた日で結構暖かかった。

 春の陽気に誘われて来た人も多かった
 堤防にお年寄りが二人、何やらしきりに海を覗いている。

 「イカですか?」と問うたら
 『いや、海鼠」と答えられた。先の方に返しの付いた
 ものを垂らしている。

 春の陽気の海は爽やかだった
 ひじきを拾う人、どこから来たのか少女が二人
 波と遊んでいた。

 九州北部の桜の開花は3月17日辺りだという。
 待ちどうしいような、そうでもないような。

水温む/芽吹く頃

2019-02-21 05:27:01 | 俳句


<  如月の木瓜(ぼけ)一輪や春隣り   花木柳太  >

 散歩をしていると今は木瓜の花が咲いている
 満開の木もあるが一輪だけの木もある。

 暦の上ではまだ「寒」ですが次第に昼間が
 長くなり草木はたくましく春の準備を進めています。

 春の兆しが見えたとはいえ
 まだまだ、炬燵が手放せません。

 最高気温13℃と云っても薄手のいでたちでは
 寒いのです。

 春はあっという間に過ぎてゆくような気がします。
 冬はそれに比べて長々と続きます。

春一番/春を呼ぶ風

2019-02-20 04:31:18 | 俳句


 < 踏切に鷹ひとつ鳴き春一番  花木柳太 >
 
 福岡管区気象台は19日、九州北部で
 春一番が吹いたと発表しました。

 浜に散歩に行ったら結構な風が吹いていた
 福岡空港で最大瞬間風速14.9メートルを観測した。

 猫も怖がっていた。
 福岡市で日中の最高気温は5月上旬並みの22.7℃。
 
 春一番はもともとは壱岐の漁師言葉だという。
 戦後、マスコミがしばしば使ったので広く
 使われるようになったという。

 今日は平年並みの気温に戻るが
 もう既に春だろう。それともまだ寒さがぶり返す?