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フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

ツワブキの青

2019-02-10 18:46:16 | 俳句


  ツワブキの花は好きである
  冬は花は枯れて青々としたものだけがあった。

  どこか懐かしいと思うのは田舎育ちだからか
  都会育ちの人は春の新芽が食べられるのを知らない人もいよう。

  子供の頃は母親の言いつけで取りに行った
  畑の土手や野にたくさん生えていた。

  今一度あの煮付けが食べたいものだ
  子供の頃はそれほど好きではなかったものが
  大人になると無性に恋しくなる時がある。



      <   ツワブキや花は枯れても青々と           花木柳太    >
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冬に咲く花

2019-02-10 03:37:48 | 俳句


  これは想像で詠んだ句である
  冬の水仙は凛として力強く咲いている
  人間もこうありたいものだ。

  冬に咲く花、渡る鳥
  水鳥などは浮かんでいて寒くないものかと思う。

  水仙も夜は寒かろうに
  何故寒い冬を選んで咲くのだろう。

  冬も咲く花が無ければ虫が困るのだろうか
  電車から土手に水仙が群生しているのが見える。

  冬の花や実は人間の心にも耐える力を教えているようだ。



      <   雪中花耐えて咲く夜の月明り        花木柳太   >
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実南天

2019-02-10 01:20:11 | エッセイ


  何時もの道を外れて歩いたら
  彩のない冬のアパートの軒先に
  目に鮮やかな南天の実が植えられていた。

  このところ寒い、寒波が流れて来ている
  ひと頃の暖かさは何処へ行ったのか
  三寒四温を繰り返して春になっていく。

  冬も楽しむべきだが動きが緩慢になっていけない
  春を待ちわびるのは動物も植物も同じか。

  人間だけが進化して服で調節するために毛が亡くなった
  それは暑い夏を乗り切るためか。

  冬に楽しめるのはお洒落だけ
  おじさんはそういう訳にはいかない?


      <    裏道はあざやかなりし実南天       花木柳太    >
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