穏やかに…シニアブログ

日常・民話など

幸福の木の花

2020-03-22 12:52:46 | 日記・雑記

障害に負けず 口に筆をくわえて、詩画(しいが)を書き続けている作家

佐々木ひでおさんの作品に感銘を受けている。最初に作品と出会ったのは24年ほど前。

相方が突然逝き、その事をまだ受け入れられないで うつうつしていたころだった。

秋田市アトリオンで開催された、佐々木さん初の個展会場。作品を見てまわり涙が止まらなかった。

私は、こんなことをしていられない。しっかりしなきゃ!と 気づかされた。

佐々木さんは24歳の時の交通事故で、首の骨を折り首から下が麻痺し、手足が不自由になり

握力もないという。口に筆をくわえ花を題材にした作品が多かったように記憶している。

お母さんの好きなあざみの絵と 感謝の言葉がとても心に響いた。

水彩画と詩を組み合わせた詩画で 数々の賞をいただいているとか。

 

近隣の市町村で展示会が開催されると 作品みたさに、岩城町、潟上市、などにも足を運んだ。

作品はネット上でも見られるが、やはり直筆の詩画を観たい。

私が1番 心を惹かれている作品は「幸福の木の花」

{辛いという字に棒を1本足すど(足すと) 「幸せ」になる。泣ぐほど辛いどぎ(時)

あど(あと)一つ辛抱すれば 必ず幸せの花が咲く}

  ⇧これは、私が展示会に行き求めたものです

 

辛いという字に横の棒を書き加えると なるほど幸せという字になる。

この作品のポストカードを買い求め 辛い時に眺めて、辛さをこらえていた

ある時に、釜石の友人に差し上げた。彼女も眺めているうちに幸せな気持ちに近づいて欲しいから・・・

五体満足のわたしが 重度のしょう害の方に励まされているのも 情けない。

佐々木さんから元気をいただいた。佐々木さん ありがとうございました。

47年くらい描き続けている 佐々木さんの作品はたくさんある。

もう1枚【希望の虹】を紹介したい。⇩

  

これからも辛い時には A4に大きな字で「辛」と書いて 横棒を1本足して

あと一つ わたしも辛抱することにしよう・・・