締めの一杯

昨夜は職場の飲み会。

３次会まで行って，
みんなと別れてフラフラ帰っていた時，
目に飛び込んできたラーメン屋の看板。

♪ラーメン食～べたい（矢野顕子）

１回，店の前まで行って立ち止まる。

いや，待て。
この締めの一杯が翌朝こたえるのは百も経験済み。
胃にもたれるし，太るし。
まだ同じ過ちを繰り返すのか。
学習しろよ，俺。

ようやく思いとどまって，
Ｕターンしてタクシー乗り場の方へ。

よく我慢した。
一瞬の誘惑なんか，やり過ごしてしまえば何でもないじゃないか。
偉いぞ，俺。

タクシーの前まで来た時。

♪熱いの食～べたい（矢野顕子）

またＵターンしてさっきのラーメン屋の前まで。

うう，やっぱり食べたい。
　いや，やめとけって。せっかく思いとどまったのに。
いいじゃないか，たまには。
　我慢をしろよ。
毎日いろんな我慢をしてるじゃないか。
　さっさと帰って寝ろ。
じゃスープだけでも。
　そんなはずないだろ。

ラーメン屋の前を脂汗をかきながら，行ったり来たりする中年親父。

迷うのに疲れてしまって
エーイ！


せめてもの良心の呵責で「ミニ（５００円）」を注文。

はあ，うまかった。
そして翌朝やっぱり胃にもたれている。
弱いぞ，俺。



あえて奥田民生で