場所 神戸学院大学有瀬図書館
日時 12月20日~2月20日
概要
紫式部日記の寛弘5年(1008年)11月1日の条に
源氏物語がすでに宮中で読まれていたと考えられる
記述があることから、2008年を1千年の大きな節目
の機会と捉えて【源氏物語千年紀】として全国で様々
な取り組みが展開される予定。
今回、神戸学院大学では、鎌倉時代に書写された
【中山家蔵 源氏物語 若菜、末摘花(すえつぐはな)
】と、原本所有者の徳川美術館の徳川義宣氏が、五島
美術館の宮崎和雄氏らと企画して、原寸・原色で
現物さながらに複製した【源氏物語絵巻橋姫の帖】を
陳列し公開されている。
【百人一首かるた】は京都の公卿・近衛家に伝わる
かるたの複製で、江戸初期に作られ、金箔を施しており
その豪華さには目を見張るものがある。
(感想)
【源氏物語】は平仮名の優雅な筆使いで、紙は屏風の
ような金箔とかがちりばめられていて当時の平安王朝
の豊かさ・華やかさが伺えた。
【失われた文明インカ・マヤ・アステカ展】
場所 : 神戸市立博物館
見学 : 10月30日 12月24日まで開催
中南米の3大文明を同時に紹介する珍しい企画展、グアテラマ、メキシコ、ペルーの博物館の協力で実現して、250点のほとんど初公開とのこと。都市国家間に戦争はあったものの、敗北した側を城に追い込むことはなく共存していた。領土を拡張することなく、捕虜を生贄にして心臓など血液を神に捧げるという儀式が行われたようである。上記の写真は、大人と子供のミイラをさも生きているように髪をとかしたりして部屋に置かれていたようです。頭蓋骨も展示されていましたが、手術した形跡があることが判り、高度な文化が存在していたようです。しかし、3文明は16~17世紀、スペインに侵略されて滅亡する。
この展覧会は、NHKスペシャル【失われた文明インカ・マヤ】と連動して開催されたものです。
ペルーの天空都市マチュピチュには1回は行きたいですね。
【ロートレック展】
場所: 天保山、サントリーミュージアム
見学 11月2日 11月4日まで
南フランスの貴族の家系に生まれながら、ダンスホールや劇場、娼館など出入りして、そこに暮らす人々の姿を描いた。娼婦を描いた作品を彼の死後親族が廃棄したとも言われています。作品は37年に満たない短い生涯の早すぎた晩年の10年に集中していました。
【ムーラン・ルージュ・ラ・グーリュ】のポスターは、踊っている踊り子を取り囲んで見ている人々の姿、躍動感があって、一番印象に残りました。
モデルの女性が綺麗に描かれていないと言って、他の人に代えられたこともあったとも。油絵、ポスター、挿画、版画など人物が中心に描かれたものでした。
【第6回青柳紀幸作品展】
テーマ:【木洩れ日フランス】
場所*心斎橋筋大丸の1筋難波よりのアセンス
見学 11月2日 11月7日まで開催
青柳紀幸さんの紹介 豊中グリーンクラブの青柳会長の弟さんで、プロの画家でこの時期に作品展を開催されています。毎年、会長から案内をMLで発信されていましたが、今回、初めて行きました。
50号の大きな作品が多く、色彩は油絵か、水彩画か、心を癒される軽いタッチの絵画でした。実際は油絵で、薄く塗り、自分独自に創造されたと言われていました。
上記の作品の左が【こもれび】、右が【つづく道と夕暮れ】この2作品が私には印象に残りました。いずれも50号の力作でした。
【彩りの会展】
11月6日 利尻会の萱原さんが3点を出展されていました。
場所 西宮北口ギャラリー(アクタ西の宮)
5人で久しぶりに出会い、鑑賞しました。上の絵は兵庫県庁近くにある建物を写生されたとのこと。水彩画。

午後から近くの友人の案内で南河内河南町にある博物館に案内してもらいました。
『近つ飛鳥』は、初めて聞く言葉で飛鳥に近いという意味とのこと。建物は、安藤忠雄の設計で、打ち抜きの変わった建物でした。屋上広場と呼ばれていましたが、屋上が傾斜していて、階段がいくつもあり、上っていくことが出来ました。
館内には、仁徳陵古墳の模型が、直径10m、縮尺150分のものが展示されていました。多くの古墳から出土した土器も沢山展示されていて、中でも目立ったのは、1978年藤井寺三つ塚古墳から出土した修羅でした。長さ8.8m、重さ3.2tの古墳時代の木製そりでした。14年かけて、現在の保存科学の粋を集めて処理をした結果
未来に伝えることが出来るようになったとのこと。
博物館の近くに『近つ飛鳥風土記の丘』の大阪府が設置した史跡公園がありました。29万平方mの丘には、102基の古墳があり、その内40基が整備されて見学出来るようになっていました。