のぞき穴のむこう

後援:博愛主義ネクロフィリア協会(嘘)

頭痛、腹痛、心痛に

2009-07-21 01:29:27 | Weblog
 
なんのことはない、
好きにお書きなさい、ということ。


べつに、
緊張でのど詰まらせたり、胸中焦がして目を伏せたり、十本の指並べてじっとその先見つめたり、
ましてや肩越しに映る絶望の顔など、
気にしなくてよいのだと、

前向きな希望に満ちた!

きぶんになりかけたんだが確かに。

うーん、なんだか焦ってる。なぜだ。
要するになんらかの期待と、それを逸する予感が、われをして悶えさせておるのだろうが、
どうにも苦しいね。これは。
はっきりさせた方がいいのかね?理由など。
それとも忘れるべきなのかね。しらんぷりして。


どっちにしても、なんも変わらず。
この苦悩だかなんだかが多少なりとも意味を持つのは、この身体の内のはなしで、
それを問題とするのは、この人格の生存本能やらのみで。
車でぐしゃっとつぶれて終わっちゃう人生がそこここにある以上、
タイシタコトジャナイ。そこにまた憂うべき宿命など、ひとつ見出してはもてあますわけだけど、
まあ、どこぞの健康センターだかで、二才児がしんだね。母親の不注意でね。
それは、無視すべき事柄なのだが、
なぜ新聞に載るかね?
警鐘?それとも、覚悟のススメ?


二日休みだったようだが、もう済んだ。
なにをしたかと思い出せば、ほとんど寝てたな。どうにも体が動かなくてな。
足高く上げて横になってないと、居られない。
体調不良とは違う、妙な感じ。ミオパチーは、こんなかんじ?
あとはそう、新書一冊読んでる。ミクロネシアの、国々現状。ただし20年前の。
マリアナ、パラオ、マーシャル等々。行ってみてもいいかな。海に、入らなくてもいいなら。


今の描写?心の活写?
それがなにを意味するだろう?
‘賢者’は静かに隠遁して、育つ鍾乳石とか、消えた沙漠の湖とか、そういうものに思いすれば相応しいのかもしれない。
皆既日食ともなれば、星座見上げて低く歌うたったりするだろうか。
なんにせよ、それは抹殺に等しい。
なんのためにということだ。
目的と、証拠だ。
目的と、証拠。



恋愛とか、やっぱりできそうにない。
だってみんな、魅力的に見えないもん。
魅力って、なんだ?
橋渡しの、端?カスガイの規格表?
一瞬のにおいなのかもしれない。いや、一連の?
連なるワンフレーズのメロディ。
楽器も弾けないのに、楽譜あさりしてるみたいだ。
衝動。そんなものに期待はしない。
お金を貯めて、チケットを買って、
時間に遅れて、ベンチで一人、夜の匂い嗅いでる。
街路樹に巻きついた、季節外れのイルミネーション。
ぼんやり見上げて。行き交う影。


よっこらせっ。

コートのエリかき寄せて隣に座る。

ささむいっ。いきなり寒い。なぜ冬??

盛大に吐き出す白い息の向こうで、ハナをすする。

そういうイメージなんだろう。実際こんなことがあったような気がする。

ジーンズに、ありあわせのジャケット。かじかんだ手の中に、固い紙片が折り畳まれている。ポケットに、案内状。何度も目を通した跡があり、慎重に隠され、今は邪魔な荷物だ。

ん。

無造作に突き出される手。分厚い毛糸の手袋に包まれて、ますます無遠慮だ。

なに。

見せてよ。チケット。

なんでだよ。もう、

いいから。見たいの。

手首についた飾りが、鼻先をかすめて暴れる。
押し戻して、仕方なく手を開くと、間髪入れずに奪い去る。

こんなに細かく折りたたむ?ふつう。

あきらめて、前歯で手袋を引き抜く。両方とも。
すこし汗ばんだ、小さな手。

んー。


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