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高等教育無償化(大学無償化)が招く「差の増幅」……或いは、「大学」から想起するものすら地域毎に違う

2020-06-03 17:52:35 | 公立高校
海外の主要MBA課程に進む場合、数理系の対策は、ほぼ不要です(GMATの問題を見れば明白です)。
日本の初等中等教育課程が数理能力の涵養に力を入れていた。その成果です。
とコメント。

・都道府県別の大学進学率
・各地の主要高校の主な進学先実績
を眺めると、
高等教育無償化が社会の同質化ではなく、
社会の分断を二つの方向で推し進めることが想像できる。

階級差
地域差
という二つの方向で。

当方の出身高校(というか東海地方の主要高校)主な進学先は、(名大、東大、京大、阪大を主とする)旧帝大、それから、慶大、早大、南山、同志社、立命館あたり。
つまり、主に大都市圏の大学。
参考 https://www.minkou.jp/hischool/ranking/university/c=3/u=1/

一方、東海地方の主要高校では、医学部進学は、(高須さんの母校・東海高校を除けば)パッとはしない。医者になりたい奴・医業が家業という家の奴が、進む程度の存在感。
(感触としては、学年の一割もいない感じ)

ところが、ローカルな地域では、
地元の医学部が主要な進学先となる場合がある、
という。
(「医学部医学科現役合格率」 というフレーズに着目を)
地域医療を守るための地域枠が影響しているのでしょうけど……
この違いは、学校に通う側、通わせる側の意識にとっても、大きい違い。
高校の頃の学びにすら、影響を与えるでしょう。
(医療従事者たちの経営感覚の乏しさは、こういうところにも元凶があるのかも)

そもそも、 
大学無償化したからといって、一切の費用がゼロになる訳ではない。
ていうか、従前より、低所得者世帯の子弟は、各大学の実施する大学授業料無償化制度の恩恵を受けていた。

ていうか、
大学が選択肢に入る「上の方」の人たちの比率は、
地域によって大きな差がある。
地域毎の大学進学率を見れば、明白。


既に定着している地域毎の進学傾向に、
新たな大学無償化が明確な変化を与えるとは、考え難い。

地域の「上の方」毎に確立した成功モデルが共有されている上、
そも成功モデルが地域毎に違うのだから。




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