惚けた遊び! 

タタタッ

抜粋 安保 通『自分ですぐできる免役革命』 大和書房 2007

2018年12月26日 | 生物学

 ところが、検査でガンが見つかると、すぐに手術、放射線、抗ガン剤という三点セットの濃厚治療をやります。


 顆粒球もリンパ球もマクロファージから進化してできたものですが、顆粒球はマクロファージの異物を飲み込む力(貪食能)をさらに強くしたものであり、リンパ球はマクロファージが持っていた接着分子を使って、異物を凝固させて処理するというように、その機能が分かれてきたのです。


 異物との闘いが終わったリンパ球はふたたび休眠状態に入りますが、この時に一部のリンパ球が抗原(異物)を記憶します。それによって、次に同じ抗原が侵入してきたときに、素早く細胞分裂を起こして、病気が悪化する前に処理することが出来るようになります。これがいわゆる免疫と言われるものです。


 だからこそ、抗ガン剤や放射線治療など、リンパ球を減らす治療はやってはいけないと、私は強調しているのです。


 ガンが再発したとき、抗ガン剤も放射線も効かないと言われるのは、実際はリンパ球が少なく、ガンと闘えない状態になってしまっているからなのです。


 肺ガンが増えているのは、基本的にはタバコよりも大気汚染が大きい要因だと考えられます。


 タバコの喫煙率はドンドン減っているのに、肺ガンは増えているという事実があります。発ガンの原因をタバコに転嫁すると、その謎は解けません。


 しかし、玄米はそもそも血流をよくし、リンパ球を増やし、排泄作用を高め、便秘を解消するなど、悪いものを排泄する力が非常に強いものです。確かに玄米は農薬を抱えこみやすい点もありますが、それ以上に体から老廃物を排出して、血流を良くする作用が強いと言えます。


 消化管を動かすことは副交感神経を刺激し続けることになります。そのために便秘などは治り、老廃物を排出させ、胆管にリンパ球が増えてくるという作用をもたらします。それが、キノコが免疫力を高める理由です。


 空海など昔の宗教者が、自分の死期を悟ると絶食をはじめたのは、それによって死の苦しみを和らげるということが体験的にわかっていたこともあるでしょう。


 食事をよく噛んで味わってゆっくりと食べれば、消化管が活動して副交感神経が優位になり、リンパ球も多くなります。


 むしろ、タバコに含まれるニコチンには免疫力を高める働きがあります。ニコチンという物質は、副交感神経を刺激するアセチルコリン受容体にくっついて刺激するので、免疫力を高めるわけです。


 ニコチンは副交感神経の刺激物質なので、昔からタバコは長寿の秘薬になっていたのです。たしかに沖縄などの長寿者にもタバコを吸っている人がいます。


 つまり、ニコチンは副交感神経を刺激し、リンパ球を増やす作用をしますが、タールなどは逆に顆粒球をふやすという反対の作用をするわけです。いい作用と悪い作用の境目は一日十本程度までで、それ以上吸うと悪影響の方がどんどん大きくなると考えられます。


 笑いは副交感神経に支配されていますから、笑うことは免疫力を高めることになるわけです。


 絶対に使ってはいけない薬は何か
  消炎鎮痛剤(長期使用) 睡眠薬(常用は危険) 解熱剤 抗生物質


 ただ、キノコ類の健康食品の方が、抗ガン剤や放射線の治療を受けるのに比べれば数段上と言えます。……。それに対して、キノコ類から作られたサプリメントには、キノコ自体の持っている消化管を刺激してリンパ球を増やす働きがあるからです。


 ボケるということは、本人はもう命を閉ざそうとしているわけです。それを無視して栄養を与えて生かし続けようとするから、惨めな状態が長く続くことになります。


 つまり、手術、放射線、抗ガン剤という今の三大治療法は、ガンだけを取り除こうとするあまり、ヒトの身体の基本である免疫力(生きる力)をも奪ってしまうということが大きな問題なのです。


 これまでは、リンパ球でガンと闘えるとは多くの医師が思ってもいなかったのです。


 病気とは、私たちが間違った生活をしていることを気付かせるための反応なのです。


 外部からホルモンを入れたり、薬でホルモンが出ないようにするのは、体が間違っているから、それを人為的に修正してやろうという行為です。それは、体が失敗したから病気になったという考えなのです。


 いろいろな作用があるのに一つだけを取り出して、良い悪いを論じて早急に結論を出すのが現代医学の悪い面で、もっとトータルに見ないといけません。


 医者が余命を本人に言うのは、犯罪に匹敵するような行為で絶対にやってはいけないことだと思います。


 自分の免疫力を把握するためには、採血して顆粒球とリンパ球の比率を調べてもらえば、すぐにわかります。


 顆粒球の基準値は五〇から六五%、リンパ球の基準値は三五~四一%です。


 病気は、そういう意味で私たちの生き方の間違いを知らせてくれているものです。それを薬や手術だけで治そうとするのは、本末転倒です。





*二〇一八年十二月二十六日抜粋終了。
*現代医学の無知・傲慢さをよくよく考えないといけない。
*タバコ、日に十本とはよくぞ言ってくれました。長いこと、これで抵抗してきたので。

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