ハイナンNETの日常

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8月海南島に行ってきました (その1)

2015-09-16 11:16:35 | 海南島から
先月、ハイナンnetメンバーと日本と香港の友人達と一緒に、海南島のアポを訪ねました。

8月は夏休みだから、観光客もさぞ多いだろうと思いきや、ハイシーズンはやはり冬だそうで、夏は暑すぎるため、そんなに交通なども混雑していませんでした。(ホッ)

今回は日本からまず香港に飛び、香港から隣の深セン市へ。深セン市から小さな飛行機で海南島に飛びました。
海南省の省都の海口市に着いたのは、8月12日。ちょうど抗日戦争勝利70周年イベント期間中だったため、海口市の旧市街では海南島抗日ゲリラ写真展を開催していました。

1日目、海口市から北西部の臨高県へ、臨高人のアポに会いに行きました。
実は臨高県の2人のアポ達に会いに行きたいと思っていたのですが、その一人、符桂英アポは、今年の3月に亡くなってしまいました。それで今回は、符桂英アポの住んでいたお家を訪ね、アポの生前の写真やビデオを家族に手渡してきました。
私達が訪ねるといつでも熱心にお家でご飯を食べていくように誘ってくれて、誰にでもとても優しいアポでした。ご飯を食べ終わると、アポは私達の手を握りしめながら昔話を話し始め、いつも日本軍が来た時の話になると手足が震えていました。
最後にもう一目会いたかったと、寂しい気持ちでいっぱいです。

2日目は、臨高県の南部、南宝鎮の林愛蘭アポに会いに行きました。
林愛蘭アポは元抗日ゲリラとして日本軍と戦闘中に、日本兵に捕らえられ、他のゲリラ女性達と一緒に強かんされました。日本軍将校の女になれ、と言われ抵抗すると、口を塞がれ手を縛られて吊るされ、拷問を受けたと言い、話しながらその時の様子を身振りで再現していました。
林愛蘭アポのお母さんは、娘が抗日ゲリラだということで日本軍に捕まり、首を切られてその遺体は池に投げ込まれてしまいました。
戦後、アポは孤児を5人も養子にして育てました。アポのこめかみには、日本軍と戦闘中に銃弾が当たった時の傷が今も残っていました。
私達は、アポの暮らす敬老院の部屋を掃除したり、アポの足の傷に消毒液を塗ったりしましたが、アポは「日本や香港からはるばる私に会いに来てくれて…」と言い、涙していました。
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