上海下町写真館2014

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北薩の小旅行(4):600年続いた入来麓-薩摩川内市

2019-05-28 06:00:00 | 国内旅行
麓(ふもと)とは江戸時代に薩摩藩が藩内各地に置いた行政区域の呼び名で、出城と行政官の重臣とその家臣団の武家屋敷集落です。

入来(いりき)麓は相模国渋谷の庄の地頭であった渋谷氏が西暦1247年に下向してから明治まで、600年間治めていました。

1.玉石垣と生垣が続く道
麓に集住した家臣の武家屋敷跡の玉石垣や生垣が、今でも生活の中に伝承されています。

2.武家門



腕木門(柱から延ばした腕状の横木で屋根を支える形式の門)が特徴的な武家屋敷門。

3.かやぶき門



中世渋谷家の様式を伝える茅葺門。西暦1826年に改築された県内でも珍しい様式を今に残しています。

4.旧増田家住宅



明治6年に建てられた旧増田家住宅は近世の武家住宅の形式を貴重な形で継承しています。
建物には農耕のための施設もあり、薩摩では下級武士は農耕を行う屯田兵であったようです。

5.旧増田家住宅の説明



月曜日以外は内部を見学できます。

6.清色(きよしき)城跡



城跡には小学校が建てられており、元気な授業の声が流れていました。

7.清色城跡の説明



薩摩島津藩は豊臣秀吉の九州征伐の後も領地は安泰とされ、関ヶ原の戦いの後も存続し、明治維新の原動力となりました。

撮影:CANON EOS M5 + EF-M15-45mm

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