
諫早公園の眼鏡橋は昭和33年に石橋としては全国初めての国の重要文化財となりました。
1.江戸時代に建設された二連アーチの石橋
市内を貫く本明川に架かる橋は水害の度にことごとく流され、文化7年の洪水以来の30年間は「橋のない城下町」となり、住民たちは飛び石で川を渡るしかない不便な状況でした。
当時の藩主の指示で永久に流されない橋を造ろうと建設が始められ、1839年(天保10年)に眼鏡橋が架けられました。
それ以降は一度も流されることがありませんでした。
2.長さ日本一の石造り二連アーチ橋
長さ50m、高さ6m、幅5.5mあり、江戸時代に造られた現存する二連アーチ式の石橋では日本一の長さです。
3.優雅で美しい形
アーチの形状は半円ではなく三分の一円で、橋の両側は階段になっています。
4.頑丈な構造
増水時の浮力から橋を守るために石材同士をつなぐ鉄製の結束材が使用されたり、中央の基礎石の下には有明海の泥が1mほど使われ、地震にも柔軟に対応できるよう
当時としては最高の知恵と工夫か施されていました。
昭和36年に諫早公園に移設する際には大変な困難があったそうです。
5.眼鏡橋の説明
昭和32年の大水害の復旧のため川幅が広げられることになり、爆破も検討されましたが、住民の願いでこの地に移設されました。
撮影:CANON EOS RP + RF24-105mm F4-7.1 IS STM
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