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上海下町写真館2014

ブログを始めて18年目、今でも多くの皆様が訪問していただけるので、できるだけ続けていきたいと思っています。

師走の長崎さるく(6):西彼杵半島を北上-旅の終わり

2022-12-23 06:00:00 | 国内旅行

旅の終わりは西彼杵(にしそのぎ)半島を北上します。西に東シナ海を望む雄大な風景が広がり、夕日の名所となっています。

 

1.女神大橋を渡る

野母崎から長﨑湾の入り口に架かる女神大橋を西に渡り、西彼杵半島を北上します。

女神大橋は2005年に開通した4車線の有料自動車道と両側無料の歩道があり、歩行者は東側の駐車場に車を止めて観光ができます。

大型の客船が入港することを考慮して桁下は水面から65mを確保しています。

 

2.道の駅「夕日丘そとめ」からの眺め

西彼杵半島の西側は外海(そとめ)地区と呼ばれます。

遠藤周作文学館が隣接しています。遠藤文学の原点とされる作品「沈黙」の舞台が外海でした。

東シナ海の沿岸は角力灘(すもうなだ)と呼ばれ夕日の名所となっています

 

3.角力灘の兄弟島

右端の一番大きな島は「池島」で、九州最後の炭鉱がありましたが、2001年に閉山となりました。

最盛期は島の人口も7000人を超えていました。

手前に見える岩礁は兄弟島と呼ばれ、左から小相撲、海蝕洞のある大相撲、母子島(はこしま)と呼ばれます。

伝説では「兄弟げんかをした子供を親が海に投げ込んでできた島」として、当地で子供の教訓に語り継がれているそうです。

 

4.二つの西海橋

大村湾の出口、日本三大急潮の一つ「針尾瀬戸」に架かる橋は奥が1955年に開通した西海橋です。

長さ361mの橋は完成当時は固定アーチ式としては世界第三位の長さを誇りました。

戦後日本の超大橋建設の原点として、橋梁技術発展の起点となりました。

陸の孤島といわれていた西彼杵半島と佐世保市を陸路で結び、半島の経済発展に貢献しました。

手前が2006年に開通した新西海橋で、桁下に無料の歩道があり針尾瀬戸の渦潮を見ることができます。

西彼杵半島は長崎市から北に延びる半島で、西が東シナ海に面し、東に大村湾を形成しています。

海岸線が日本一長い長崎県を形作る複雑な地形で、気候温暖でミカンの産地です。

 

5.西海の丘

西海の丘は西海橋の周りの西海橋公園の一部で新旧西海橋が眺望できます。

佐世保市と針尾町にまたがる園内には桜も多く植樹されており、桜の季節にも来てみたいものです。

 

6.建築後100年を迎えた針尾無線塔

1922年に旧日本海軍により建設された無線塔で、今年100年を迎えました。

高さ136mの塔3本が300m間隔で正三角形に並んでおり、

昭和16年12月8日の太平洋戦争開戦の「ニイタカヤマノボレ」の暗号電文を中継したともいわれています。

西海橋と並び美しい針尾瀬戸のランドマークとなっています。

 

今年最後の旅はお土産に長崎のカステラと甘いミカンをたくさん買って、長﨑自動車道を通り帰宅します。

 

撮影:CANON M5

 



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