香道体験に行ったときの写真です。
これ、7/28に行ったみたいなんですが、記事にあげときましょう。
常に香道体験ができるのは、日本で唯一、京都の薫玉堂さんだけです。
ナカじいこと中村さんの楽しいお話と共に日本三芸道のひとつである香道が体験できます。
まずはお香の歴史から説明してもらえます。
どういうお香がどこから来たのかとか、「五味六国」という香の種類について、香道の成り立ちについてなど。
五味っていうのは、酸、苦、甘、辛、鹹(しおからい)で、味覚を表す言葉で表すにおいの種類のこと。
六国というのは、伽羅・羅国・真那賀・真南蛮・佐曽羅・寸門多羅、今ではどこをさすのかわからないものもあるみたいですが、とにかくお香の産地を指すものだそうです。
それから、香室(茶室ならぬ香道の専用部屋)に移動します。
ここでは体験ということで、聞香のゲーム(組香くみこうという)の中でも簡単な三種香をしました。
三種香というのは、伽羅・沈香を使ったゲームで、三種類の香木を用意し、そこからそれぞれ3つの欠片をとって、全部で3×3の9包作ります。
これをシャッフルして3つだけ取り出し、この3つの聞き比べをするわけです。
3×3なわけですから、3つとも全部同じかもしれないし、どれかが同じかもしれないし、3つ全部違うかもしれません。
只今出香準備中。香炉に香を載せています
聞き方のルールは、参加者が円になって、出題者さんから香炉を渡されるとき「出香」(今から香が出発しますー)といいます。
受け取ったら香炉を手で覆って(持ち方もあります)3回息を吸って吐いて嗅ぎます。3回で分からなかったら5回まで試してOK。4回は数字が悪いからダメとのこと。
で、隣の人に回すときに、脇に置いて、左隣を見て、「出香」という。
2番目移行の香が回るときは「出香」とは言いません。
只今、ナカじい聞香中。持ち方、聞き方はこんなかんじ
で、全部聞いたあとに、結果を紙に書きます。
これは筆で。
まずは縦に棒を3つかきます。右から1番目の香をさします。
で、1と2が同じだったと感じたなら1と2の上の点をつなぎます。これだと「隣家の梅」という名前が付いているので、その名前も一緒にかきます。
書いて、折りたたんですみっこに自分の名前をかきます。
女性の場合は平仮名で、かつ濁点を振ってはいけません。そして、最後に「こ」のつくひとは、「こ」を書いてはいけません。
なので、「千鶴子」さんだと「ちつ」と書くわけですな。
でも男性の「静夫」さんとかだと、そのまんま漢字になるのです。
で、それが回収されて答えが発表される、というかんじです。
この3種が5種とかに増えたり、ルールは同じなんだけど結果の名前が違ったり、いろいろな組香があります。
ちなみにトップの画像は、源氏香のもので、1と2が同じなのが「空蝉」で、2と3が同じなのが「夕顔」だと書いてあります。
大体、名称を覚えることは難しいので、こういう名前対応表があるそうです。
源氏香の付図
組香は季節によっていろんなものがあって、七月だと七夕にちなんだ名前のものとか。
他に紹介してもらったのが「小鳥香」で、5包つくるんですが、
答えの名前が楽しい。
・「ももちとり」
・「ほとときす」
・「いしたたき」
・「あをしとと」
・「かしらたか」
・「かわらひわ」
・「ひとめとり」
・「あさりとり」
・「きせきれい」
・「くろつくみ」
・「よふことり」
私はここの鳥の名前わかりませんが、同じ文字のあるところが等しいということを指しているそうです。「ももちとり」なら、1と2が一緒。「きせきれい」なら1と3が一緒。分かります?
こんなかんじで、答えの名前が違うバージョンというのがいっぱいあるらしい。
言葉遊びにもなってるみたい。
そして季節を楽しむ。
風流な貴族のお遊びですなぁ。
・・・
そして、火の強さとかによって香の強さがちがったりして、同じ香だと判断するのは結構難しく、「体調の良いひとがあたる。家元でも外れることはある。だから運によるゲーム」とナカじいが解説してくれました。
予約すれば体験できますので、京都へ行かれるときは是非どうぞ。
これ、7/28に行ったみたいなんですが、記事にあげときましょう。
常に香道体験ができるのは、日本で唯一、京都の薫玉堂さんだけです。
ナカじいこと中村さんの楽しいお話と共に日本三芸道のひとつである香道が体験できます。
まずはお香の歴史から説明してもらえます。
どういうお香がどこから来たのかとか、「五味六国」という香の種類について、香道の成り立ちについてなど。
五味っていうのは、酸、苦、甘、辛、鹹(しおからい)で、味覚を表す言葉で表すにおいの種類のこと。
六国というのは、伽羅・羅国・真那賀・真南蛮・佐曽羅・寸門多羅、今ではどこをさすのかわからないものもあるみたいですが、とにかくお香の産地を指すものだそうです。
それから、香室(茶室ならぬ香道の専用部屋)に移動します。
ここでは体験ということで、聞香のゲーム(組香くみこうという)の中でも簡単な三種香をしました。
三種香というのは、伽羅・沈香を使ったゲームで、三種類の香木を用意し、そこからそれぞれ3つの欠片をとって、全部で3×3の9包作ります。
これをシャッフルして3つだけ取り出し、この3つの聞き比べをするわけです。
3×3なわけですから、3つとも全部同じかもしれないし、どれかが同じかもしれないし、3つ全部違うかもしれません。
只今出香準備中。香炉に香を載せています
聞き方のルールは、参加者が円になって、出題者さんから香炉を渡されるとき「出香」(今から香が出発しますー)といいます。
受け取ったら香炉を手で覆って(持ち方もあります)3回息を吸って吐いて嗅ぎます。3回で分からなかったら5回まで試してOK。4回は数字が悪いからダメとのこと。
で、隣の人に回すときに、脇に置いて、左隣を見て、「出香」という。
2番目移行の香が回るときは「出香」とは言いません。
只今、ナカじい聞香中。持ち方、聞き方はこんなかんじ
で、全部聞いたあとに、結果を紙に書きます。
これは筆で。
まずは縦に棒を3つかきます。右から1番目の香をさします。
で、1と2が同じだったと感じたなら1と2の上の点をつなぎます。これだと「隣家の梅」という名前が付いているので、その名前も一緒にかきます。
書いて、折りたたんですみっこに自分の名前をかきます。
女性の場合は平仮名で、かつ濁点を振ってはいけません。そして、最後に「こ」のつくひとは、「こ」を書いてはいけません。
なので、「千鶴子」さんだと「ちつ」と書くわけですな。
でも男性の「静夫」さんとかだと、そのまんま漢字になるのです。
で、それが回収されて答えが発表される、というかんじです。
この3種が5種とかに増えたり、ルールは同じなんだけど結果の名前が違ったり、いろいろな組香があります。
ちなみにトップの画像は、源氏香のもので、1と2が同じなのが「空蝉」で、2と3が同じなのが「夕顔」だと書いてあります。
大体、名称を覚えることは難しいので、こういう名前対応表があるそうです。
源氏香の付図
組香は季節によっていろんなものがあって、七月だと七夕にちなんだ名前のものとか。
他に紹介してもらったのが「小鳥香」で、5包つくるんですが、
答えの名前が楽しい。
・「ももちとり」
・「ほとときす」
・「いしたたき」
・「あをしとと」
・「かしらたか」
・「かわらひわ」
・「ひとめとり」
・「あさりとり」
・「きせきれい」
・「くろつくみ」
・「よふことり」
私はここの鳥の名前わかりませんが、同じ文字のあるところが等しいということを指しているそうです。「ももちとり」なら、1と2が一緒。「きせきれい」なら1と3が一緒。分かります?
こんなかんじで、答えの名前が違うバージョンというのがいっぱいあるらしい。
言葉遊びにもなってるみたい。
そして季節を楽しむ。
風流な貴族のお遊びですなぁ。
・・・
そして、火の強さとかによって香の強さがちがったりして、同じ香だと判断するのは結構難しく、「体調の良いひとがあたる。家元でも外れることはある。だから運によるゲーム」とナカじいが解説してくれました。
予約すれば体験できますので、京都へ行かれるときは是非どうぞ。