gooのお題に挑戦してみます。
これまでにバイトは数々経験してきたのですが、最も印象に残っているのは原油タンクの清掃です。
日本は石油備蓄ということで、巨大なタンクに原油を貯めています。
ところが原油は放っておくと固まってしまうのです。
数年もするとタンクの中はスラッジがいっぱい。高さ1メートルくらいに、コールタールとアスファルトを混ぜたようなものが溜まります。
これを人間が入って、スコップで取り除きます。
まず液状の原油を抜かないと入れません。
数百メートル離れた別のタンクに配管を施設し、蒸気ポンプで原油を送り出します。
配管をつなぎ間違えると大変で、行き場を失った原油がポンプの圧力で噴出します。
一度目の前のバルブが破裂して、破片が目の前を飛んで行き、原油が高さ10メートルくらいに吹き上がりました。
原油を抜くと、いよいよタンクの中に入るのですが、原油タンクは人間が入ることを想定して設計されていません。
入り口は直径50センチほどの穴。
タンク内は有毒ガスでいっぱいで、数日間は中のガスを抜き、それから入ります。
それでも中に入ると数分で気分が悪くなります。
さらに気をつけないといけないのは、ガスが引火性であること。
スコップで火花が散れば大爆発です。
特殊にコーティングされたスコップやつるはしなどを使って作業します。
スラッジを何日もかかって取り除いて、最後は足場を組んで、軽油で床や壁をぴかぴかに磨くまでやります。
仕事をはじめてすぐは、軽油にかぶれたか、ゴム手はしているのですが、手が湿疹で真っ赤になりました。
半年ほどやりましたが、命の危険を感じて辞めました。
でも今でも、この作業をやっている人はいるはずです。
原油の脱硫装置の清掃はもっと大変で、現実に何人も死んでいるはずです。
その人たちの犠牲によって、いまの石油社会は成り立っています。
これまでにバイトは数々経験してきたのですが、最も印象に残っているのは原油タンクの清掃です。
日本は石油備蓄ということで、巨大なタンクに原油を貯めています。
ところが原油は放っておくと固まってしまうのです。
数年もするとタンクの中はスラッジがいっぱい。高さ1メートルくらいに、コールタールとアスファルトを混ぜたようなものが溜まります。
これを人間が入って、スコップで取り除きます。
まず液状の原油を抜かないと入れません。
数百メートル離れた別のタンクに配管を施設し、蒸気ポンプで原油を送り出します。
配管をつなぎ間違えると大変で、行き場を失った原油がポンプの圧力で噴出します。
一度目の前のバルブが破裂して、破片が目の前を飛んで行き、原油が高さ10メートルくらいに吹き上がりました。
原油を抜くと、いよいよタンクの中に入るのですが、原油タンクは人間が入ることを想定して設計されていません。
入り口は直径50センチほどの穴。
タンク内は有毒ガスでいっぱいで、数日間は中のガスを抜き、それから入ります。
それでも中に入ると数分で気分が悪くなります。
さらに気をつけないといけないのは、ガスが引火性であること。
スコップで火花が散れば大爆発です。
特殊にコーティングされたスコップやつるはしなどを使って作業します。
スラッジを何日もかかって取り除いて、最後は足場を組んで、軽油で床や壁をぴかぴかに磨くまでやります。
仕事をはじめてすぐは、軽油にかぶれたか、ゴム手はしているのですが、手が湿疹で真っ赤になりました。
半年ほどやりましたが、命の危険を感じて辞めました。
でも今でも、この作業をやっている人はいるはずです。
原油の脱硫装置の清掃はもっと大変で、現実に何人も死んでいるはずです。
その人たちの犠牲によって、いまの石油社会は成り立っています。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060522i311.htm?from=main3
陸上のタンクではなく羽田沖の海上、タンカー内ですが、同様の危険で3人もが無くなったという紙面を見てびっくり。今も変わらない犠牲が出ているんですね。
コメントありがとう。
技術は進んでも、こういう末端の最終作業はちっとも進歩しないのでしょうね。
安い労働力の使い捨てでまかなう。
今日のニュースでは、青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場でさっそくのプルトニウム被曝事故がありました。
事故へのペースが速いですね。先行きが相当に心配です。
■関連報道
【日本原燃】
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060525-recycle-01.html
【共同通信】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000254-kyodo-soci