竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

高レベル放射性廃棄物の処分についてパブコメ提出

2014年04月18日 | 原発
今日は表題の処分について、政府資源エネルギー庁の「放射性廃棄物WG中間取りまとめ」へのパブコメ期限の日でした。
メールでその情報が舞い込んできたので、思わず以下のパブコメを提出しました。
私の基本は、再処理をやめて直接処分に、地層処分をやめて地表保管に、に2つに集約されます。
1000字が制限字数なので、その中ギリギリで書きました。
ちなみに写真は伊方原発です。
再稼働が近いとされる鹿児島・川内原発と同じぐらい、再稼働の可能性が高いです。

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1000文字では意見聴取としては少なすぎると思いますが、高レベル放射性廃棄物について意見を述べます。

1、核燃料再処理の中止を

まず再処理することをやめるべきです。これは核廃棄物を取扱いやすくすることになっておらず、ますます取扱いにくくしているだけです。放射能の凝縮をして、人間が近づけないような汚染の固まりを作っているだけです。廃棄物の体積も減りません。作業に必要なものが全て汚染されていきますので、処分しなければならないものの量を増やすばかりです。電力需要家の貴重なお金を使って、まったく無駄な浪費をしているだけの核燃料再処理を、即刻やめるべきです。

2、ガラス固化体の埋設ではなく使用済核燃料の直接処分を

再処理をやめれば、使用済核燃料が高レベル放射性廃棄物です。諸外国でもすでに「直接処分」ははじまっています。水冷式ではなく、空冷で、よほどの環境変化にも耐えられるような輸送容器=貯蔵容器の開発が急務です。

3、日本では地層処分はできない

日本の中に、地下埋設して何万年も何十万年も変化がないような安定的な場所はありません。日本は地殻と地殻がぶつかりあう、もっとも変動の激しい地殻の上にあると考えた方が妥当です。しかし、この放射性廃棄物のもとになった「電気」を使ったのは日本です。したがって、日本の「より安全な」地表面で放射性廃棄物は管理されるべきです。

4、どういう処分方法がふさわしいのか

地層に埋め捨てしない限り、人類の歴史が続く限り、あるいは日本が続く限り、忘れ去ることができないほどに明確な「保管場所」をつくるということです。それは「処分」とは呼ばない方法です。処分は「そこで終わる」ことを意味しています。しかし、日本では終わることができないのです。日本人が、日本の政治家や行政担当者などが、決して忘れてはならないメモリアルとしての保管場所です。そこに視察者を受け入れ、場合によっては修学旅行も行われるような、「負の記念碑」です。

5、どういう地がふさわしいのか

津波や火山の噴火といった自然災害からは絶対的に守れる場所でなければなりません。そのためには数十メートル以上の高台で噴火が予想される火山からはある程度離れた場所。そして広大な広い面積があり、地上の保管庫を作れるところです。そしてまわりに人が住んでいない、もしくは住むことができないところです。

以上、字数いっぱいです。


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