東京都知事選挙は1月23日公示、2月9日投票で、もう目前にせまっています。
猪瀬前知事の突然の辞任によってはじまった2014年の政治ドラマは、冒頭から大波乱の展開となっています。
いち早く立候補を表明したのは、前回選挙で次点につけた宇都宮健児氏でした。
元日本弁護士連合会会長で、過剰債務に苦しむ人など、社会的弱者を助ける「強く優しい弁護士」です。
そして「脱原発」をかかげ、東京から安倍政権を倒し、日本の政治を変えるスタートを切ろうと呼びかけます。
宇都宮さんの後援団体「希望のまち東京をつくる会」のチラシにはこう書いてあります
「悪徳高利貸しの利権に切り込み、実現不可能と言われた「貸金業法の改正」を実現する。
これまでに6万社を超える悪質業者を告発し、過酷な取り立てに追われ、絶望の底にあった人々を救済。
ヤミ金業者から「なにがあっても引き下がらない弁護士」と恐れられる。
日本弁護士連合会前会長として証明ずみの「実行力」で、東京改革に挑みます。」
また宮部みゆきの小説「火車」の主人公を助ける弁護士のモデルでもあります。
こんな宇都宮さんは、東京都知事の器として申し分がありません。
誰よりも誠実で、なおかつ実力が備わっている。
多くの人が、年明けから、宇都宮けんじ応援!で動きはじめました。
そして、1月8日の宇都宮けんじキックオフ集会は、大変な盛り上がりになりました。
会場の池袋・豊島公会堂には1200人が集まり、定員800人を超える人が通路までびっしり。
前回選挙よりも、数段パワーアップした宇都宮けんじに、みんなが勝利を確信したのです。
そのまま、雨の降りしきる池袋駅前に移動して、千人近い聴衆のまえで街頭演説・・というのが冒頭の写真です。
会場の中のようすはこちら。
そんな盛り上がりの中、東京都知事選挙には、元自衛隊統合幕僚本部の田母神氏、そして元衆議院議員の舛添要一氏が立候補を表明、そしてついに、あの元総理細川護煕氏が「脱原発!」を唯一の公約として立候補を表明したのです。
この立候補には、もう一人の「脱原発!」元総理小泉純一郎氏の応援がセットというおまけつきで。
細川氏の立候補がないとすれば、宇都宮さんの善戦は確実でしたし、もしかすると舛添氏より上に行ける可能性もあると思いました。
しかし、細川氏の立候補が取りざたされはじめると、次々と脱原発派からの宇都宮離れがはじまりました。
まだ、これから公示なのにこんなことを書いて・・と思われるかも知れません。
しかし、事実は冷徹にみつめ、冷静に判断しなければなりません。
もともと、そう多くはない宇都宮さんの票が、どんどん細川さんに移っています。
候補者として、また人間としても優れているのは宇都宮さんだと思います。
細川さんは、元首相と熊本県知事の経験者であり、政治的経験という点では宇都宮さんをしのぎます。
人間的な落ち着き、深み、それに広く保守層まで取り込めるネットワークの広さがあります。
しかし、私からすれば雲上人であり、細川知事の政策に私たちがどれだけ発言権を持てるのかは未知数。
しかも年齢的限界があります。東京オリンピックの年まで知事を続けることはできないでしょう。
いきおい官僚天下みたいになるかも知れません。
(東京都のお役人は、エネルギー政策という点では石原都政下でも結構良い政策をやってたりしたので、それでも良いかも知れませんが。)
さてしたがって、個人的な気持ちを言うと、宇都宮さんに都知事をやらせたい・・。
しかし、状況は1月8日の頃とまったく変わってしまって、各世論調査の結果を見ても細川さんや舛添さんにダブルスコアで負けています。
細川応援の弁の主なものはこう
今回の選挙は、東京都だけの選挙ではない!日本の今後の選挙を占う選挙である。
メディアのテーマや国会での審議、されには選挙の争点からも「原発か脱原発か!」を外そうとしてきた安倍政権にとって、「脱原発!」をかかげた細川、小泉連合の意味は大きい!
だから、勝てる候補、細川(+小泉)を脱原発派も選ぶべきだ!
かりにまた「小泉に騙される」ことがあったとしても、今回は「勝つこと」が第一だ!という主張が大勢を占めつつあるように感じられます。
あの、1月8日の高揚はどこに行ってしまったのでしょうか。
私は、その苦しい心境を緑茶会ブログで書いています。
http://ryokuchakai.seesaa.net/article/385195295.html
この心境だけではなく、そこに寄せられているコメントも読んでほしいと思います。
都知事選の公示まで、あと1週間。
脱原発はの皆さんに、いま一度よく考えていただいて、日本全国の問題として意見を発してほしい。
緑茶会ブログは細川+宇都宮で「最大多数」をとれば良いではないかと書いています。
それに対して、何を生温い!「勝つため」の大合流を主張する団体ではなかったのか!とのお叱り。
うーむ、その通り。ではあるのです。
しかし、今回、ほんとうに無理矢理の合流をして「勝つ」ことができるのか。
その疑問符も、上記ブログに書きました。
まずはご一読ください!
猪瀬前知事の突然の辞任によってはじまった2014年の政治ドラマは、冒頭から大波乱の展開となっています。
いち早く立候補を表明したのは、前回選挙で次点につけた宇都宮健児氏でした。
元日本弁護士連合会会長で、過剰債務に苦しむ人など、社会的弱者を助ける「強く優しい弁護士」です。
そして「脱原発」をかかげ、東京から安倍政権を倒し、日本の政治を変えるスタートを切ろうと呼びかけます。
宇都宮さんの後援団体「希望のまち東京をつくる会」のチラシにはこう書いてあります
「悪徳高利貸しの利権に切り込み、実現不可能と言われた「貸金業法の改正」を実現する。
これまでに6万社を超える悪質業者を告発し、過酷な取り立てに追われ、絶望の底にあった人々を救済。
ヤミ金業者から「なにがあっても引き下がらない弁護士」と恐れられる。
日本弁護士連合会前会長として証明ずみの「実行力」で、東京改革に挑みます。」
また宮部みゆきの小説「火車」の主人公を助ける弁護士のモデルでもあります。
こんな宇都宮さんは、東京都知事の器として申し分がありません。
誰よりも誠実で、なおかつ実力が備わっている。
多くの人が、年明けから、宇都宮けんじ応援!で動きはじめました。
そして、1月8日の宇都宮けんじキックオフ集会は、大変な盛り上がりになりました。
会場の池袋・豊島公会堂には1200人が集まり、定員800人を超える人が通路までびっしり。
前回選挙よりも、数段パワーアップした宇都宮けんじに、みんなが勝利を確信したのです。
そのまま、雨の降りしきる池袋駅前に移動して、千人近い聴衆のまえで街頭演説・・というのが冒頭の写真です。
会場の中のようすはこちら。
そんな盛り上がりの中、東京都知事選挙には、元自衛隊統合幕僚本部の田母神氏、そして元衆議院議員の舛添要一氏が立候補を表明、そしてついに、あの元総理細川護煕氏が「脱原発!」を唯一の公約として立候補を表明したのです。
この立候補には、もう一人の「脱原発!」元総理小泉純一郎氏の応援がセットというおまけつきで。
細川氏の立候補がないとすれば、宇都宮さんの善戦は確実でしたし、もしかすると舛添氏より上に行ける可能性もあると思いました。
しかし、細川氏の立候補が取りざたされはじめると、次々と脱原発派からの宇都宮離れがはじまりました。
まだ、これから公示なのにこんなことを書いて・・と思われるかも知れません。
しかし、事実は冷徹にみつめ、冷静に判断しなければなりません。
もともと、そう多くはない宇都宮さんの票が、どんどん細川さんに移っています。
候補者として、また人間としても優れているのは宇都宮さんだと思います。
細川さんは、元首相と熊本県知事の経験者であり、政治的経験という点では宇都宮さんをしのぎます。
人間的な落ち着き、深み、それに広く保守層まで取り込めるネットワークの広さがあります。
しかし、私からすれば雲上人であり、細川知事の政策に私たちがどれだけ発言権を持てるのかは未知数。
しかも年齢的限界があります。東京オリンピックの年まで知事を続けることはできないでしょう。
いきおい官僚天下みたいになるかも知れません。
(東京都のお役人は、エネルギー政策という点では石原都政下でも結構良い政策をやってたりしたので、それでも良いかも知れませんが。)
さてしたがって、個人的な気持ちを言うと、宇都宮さんに都知事をやらせたい・・。
しかし、状況は1月8日の頃とまったく変わってしまって、各世論調査の結果を見ても細川さんや舛添さんにダブルスコアで負けています。
細川応援の弁の主なものはこう
今回の選挙は、東京都だけの選挙ではない!日本の今後の選挙を占う選挙である。
メディアのテーマや国会での審議、されには選挙の争点からも「原発か脱原発か!」を外そうとしてきた安倍政権にとって、「脱原発!」をかかげた細川、小泉連合の意味は大きい!
だから、勝てる候補、細川(+小泉)を脱原発派も選ぶべきだ!
かりにまた「小泉に騙される」ことがあったとしても、今回は「勝つこと」が第一だ!という主張が大勢を占めつつあるように感じられます。
あの、1月8日の高揚はどこに行ってしまったのでしょうか。
私は、その苦しい心境を緑茶会ブログで書いています。
http://ryokuchakai.seesaa.net/article/385195295.html
この心境だけではなく、そこに寄せられているコメントも読んでほしいと思います。
都知事選の公示まで、あと1週間。
脱原発はの皆さんに、いま一度よく考えていただいて、日本全国の問題として意見を発してほしい。
緑茶会ブログは細川+宇都宮で「最大多数」をとれば良いではないかと書いています。
それに対して、何を生温い!「勝つため」の大合流を主張する団体ではなかったのか!とのお叱り。
うーむ、その通り。ではあるのです。
しかし、今回、ほんとうに無理矢理の合流をして「勝つ」ことができるのか。
その疑問符も、上記ブログに書きました。
まずはご一読ください!
なぜ都知事選挙で関係のない原子力発電うんぬんがテーマになるのか理解に苦しむところです。