私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

50年前の夏休み

2006年08月29日 | Weblog


50年前の夏休みの写真です。

父が撮ってくれたものだと思いますが、鋸山(千葉県)の山頂付近での一枚です。

真っ黒に日焼けした姉・私・妹が美味しそうにアイスクリームを食べています。

その美味しさは今でも想像ができますね。


我が家では毎年夏に浜金谷(千葉)で、民家を1ヶ月ほど借りて別荘代わりにしていました。
東京もそんなに空気が悪い時代ではありませんでしたが、祖父母が潮風を浴びると健康な体になるとのことで、この家を借りてくれました。

テレビも無い家で、一ヶ月間も何をして遊んだかは覚えていませんが、きっと磯にでたり、地元の子と遊んだり、近くの鋸山へ行っていたのでしょう。

6歳離れている姉さんはいつもはやさしく、弟や妹の面倒を良くみてくれました。
もちろん、今でもやさしい姉さんです。

2歳したの妹はお茶目で可愛い子でした。


まさに、周囲の人の愛情をたっぷり受けて、思い切り夏休みを過ごした時代です・・・。


今朝も女房と昔話をしました。

何も無い時代のほうが、想像力や知恵を働かしたり、いたわり合ったりしていました。

少ない食べ物を、これが全部だからみんなで分けてね。と母に言われ、美味しさを分かち合いました。

今では量的にも質的にも十分過ぎて、いつでも何処でも十分に手に入ります。

いつまで続くのでしょうか、こんな時代は・・・。

板きれを舟や汽車・車に見たてて(想像して)時には砂場でトンネルを掘り想像力を働かして遊んだもんです。

今のオモチャは実物そっくりで、しかもバーチャルの世界で、そこからは想像力やいたわりなどは出てきませんね。

何でも揃い過ぎている時代では、想像力や知恵を使うこともないし、ものを分かち合うとか人の痛みを感じるようなことも無くなってしまったような気がします。

今日も朝のテレビでは、親が子に、子が親に危害を与えるような信じがたい事件が報道されていました。

なぜ、こんな時代になったのかは説明できませんが、もっと原点に戻って物事を考えなければと、女房との会話です。

50年前の夏休みの写真から、今の時代を振り返りました。

yuki
コメント (9)
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